ガラスの豆知識VOL.27 ガラスの組成

今回はガラスの組成についてです。

ガラスはシリカが主成分です

窓ガラス、ガラス花器、クリスタルグラス、身のまわりにあるさまざまなガラス商品は、
いったい何からできているのでしょうか。
実は、シリカ(SiO 2)が主成分の珪砂(けいしゃ)と呼ばれる砂がガラスの主原料です
これをドロドロに熔かし、必要なかたちに成型するとガラス商品になります。
ただし、珪砂を熔かすのにはかなりの高温(1,700℃以上)が必要なため、
普通はソーダ灰(Na 2CO3)を加えて熔ける温度を下げ、さらに水に溶けないガラスにするために
成分に石灰(CaO)が加えられます。
つまり、シリカとソーダと石灰がガラスの主成分なのです。

ガラスがドロドロに熔ける?

一般的に、自然の固体状の物質は、その物質に
固有の規則的な結晶構造をもっています。
しかしガラスは、ミクロの目で見ると、
網の目が不規則に連なっているだけで、
結晶構造をもっていません。
この構造は、ガラス状態と呼ばれるものであり、
その性質は、むしろ液体に近いと考えられています。
熱を加えれば、ドロドロの液体状になり、
冷却すれば固まります。
ガラスは、こうした性質を利用してつくられています。

ドロドロに熔けたガラス

下の写真は、熔けたガラスを窯の中から
汲みだして、フォーク状の金属に引っ掛け、
伸ばしている様子です。

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