<木>は人の健康に数多くのメリットをもたらすだけでなく、「自然循環再生(土から生まれ土に戻る)」し、地球環境への負荷が最小であるという、他に比類のない特性を持っています。当工房はそうした「木の特性」に注目し、構造材、仕上材を問わず<木>を多用した<木の家><木の空間>を、かつての日本の伝統的民家のみならず、現代建築の造形言語、新時代の科学的思考方法にも学びながら、創ってゆくことを「中心的な仕事」として取り組んでいます。
内部は規則的かつ幾何学的に組み立てられた木造軸組と、淡いベージュ色を帯びたグレイの肌合いを持つ安価な粗製プラスター仕上げの組合せによって清潔で柔らかな、新しい表情を持った真壁の家が実現しました。
東側下り勾配斜面の公園高木の梢を捉えた開口計画が、あたかも山荘にいるかのような錯覚を覚えさせる程の効果をもたらしました。室内の壁各所に取られた開口による風や視線の抜けも、この住宅の特徴となっています。