今を生きる私たちの価値観をふまえ、身近な視座から設計します。めまぐるしく変貌する社会の中で消費・阻害され続ける個々の人間性回復のための環境を実現できれば。現代人が失った自然との絆を取り戻し、人として生きる根源的な豊かさを生活に。いにしえの人が美しいと感じた空・風・光・水・緑・大地。それらとのつながりを感じ、季節の移り変わりとともに生きる。そのような環境の実現のために単なる技術の集積としての建築ではなく、最終的にはそこに住み、使う人の五感に心地よく共鳴するすまいづくりを目指します。
スプロールする郊外住宅地。南面する街路に対して開かれたすまい。ヴォリュームを抑え周囲に対して負荷を与えず、住まう人にとっても豊かな広がりを有するすまい。内部と外部が連続し境界という概念をこえて連続する豊かな広がりを獲得する。2006年12月竣工予定。
敷地南側に生産緑地を望み都心にあって緑あふれる恵まれた環境に建つ。外観はコストを抑えるため、シンプルな切妻屋根。豊かな外部環境を効果的に内部に取り込むように工夫した。吹き抜けを持つリビングは、この家の中心として、家族の気配が感じられる仕組みを考えた。