首都ラパスの標高は富士山より高い3800m。最も天空に近い都市です。酸素が希薄なため、酸素マスクを片手に旅を断念する人も少なくない危険なところです。酸欠状態になると機敏な動きが出来なくなります。ゆっくり歩くのがコツです。走るなんて絶対不可能。宿泊した部屋はエレベーターのない安宿の5階なので、階段を上るのに息が切れ、山登りのような重労働でした。旅行者はアルコールを飲むのも控えた方が良いようです。
しかし、魅力もいっぱいあります。大好きなフォルクローレ(民族音楽)が毎日楽しめます。ケーナやサンポーニャの音色は不思議と心を和ませてくれます。フォルクローレが響いて心地よい空間、それは是非創ってみたい世界の一つです。
インディオは私たちと同じモンゴロイド。何か魂の部分でつながりを感じます。日本人と似た顔つきの人が多いのも驚きです。人なつっこい人たちは、私をすぐに仲間として受け入れてくれたので、スペイン語は日々上達しました。
ラパスの夜景は、表現が出来ないほどの美しさです! 盆地上になった斜面に寄り添うように建つインディオの家々は、素朴な明かりが灯ると、まるで空を舞う螢の群のように浮かび上がります。どこか懐かしいような素朴な暖かみを感じさせてくれ、言葉に尽くせない素晴らしさでした。そんな美しい夜景をもたらす住まいを、私も設計したいと思っています。