(1)通風:恒常風の方向に窓をとることで、有効な通風をとることができます。関東では、南南東と言われています。また、吹抜などを作り、上下に窓を取ることで気圧差による通風もとることができます。風は体感温度の重要な要素の一つであり、室内で発生した熱を排出する役目もあります。特に木陰からの風は涼を呼びます。
(2)軒・庇:熱源である太陽光を室内に入れないことが大切です。夏の太陽高度は南中時で真上にあります。そのため、軒・庇などを外壁面から出すと容易に防ぐことができます。また、降雨時でも窓を開けることができます。雨が降って窓が開けられずじめじめして冷房を入れると寒い。というのは不快ですよね。
(3)打ち水:打ち水はその水が気化するときに大気の熱を奪うことで温度を下げる、昔からの知恵です。ただし、湿度の高いとき、風がないときなどはあまり効果がないので気を付けてください。
(4)植栽:樹木はそれが作り出す木陰とともに、葉っぱからの水分が蒸発することにより、打ち水と同様の効果を作り出すことができます。
(5)すだれ:東西方向の開口にはすだれが有効です。南中時に高い太陽も、朝・夕暮れは低い位置にあります。大切なのは外部に付けることです。内部にあると、そのもの自体が暖められるので熱を室内に持ち込むことになります。