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好きなブランドものの服やかばんを手に入れるために東奔西走したり、おいしいものを食べるために、一生懸命にグルメ雑誌を読みあさり、ネットサーフィンに耽る。どなたにも一度は経験のあることではないでしょうか。それは、結構、疲れることですが楽しいはずです。「疲れた。疲れた。」といいながらも心は浮き浮きだったりします。
一方で、今住んでいる部屋を少しでも心地よい空間にする工夫や、家を建てるためのいろいろな情報収集は、というと疑問符が頭の上をふわふわと・・・。衣食住という言葉がありますが、この3つの言葉はすべて平等に扱われているようで、実は、“住”を真剣に考えるのは、「さて、家でも建てようか」「マンションでも買おうか」と思うときぐらいのものです。
でも、よくよく考えてみると、毎日、着る服、3食のごはんと同様に、家とは毎日かかわっています。睡眠中も含めると人生の1/2〜1/3は家という空間の中にいることに気付いていない人って結構多いんです。そんな皆さんと関わりの多い家は素敵な心地よい空間であってほしいものです。 |
| まずは、自分で手を動かしてみる |
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さて、どうしたら心地よい家や空間を手に入れることができるのでしょうか。方法はいろいろあると思います。最近、書店でよく見かけるインテリアや建築の雑誌に目を通し、まずは自分で身のまわりの空間の「心地よい化」にチャレンジしてみること。ちょっとした工夫で空間がみるみる素敵に生まれかわったりします。
自分で少しやってみて、空間や建築のことを真剣に考えるようになると、自分がどんなインテリアやデザインが好きか、どんな空間に住みたいか少しずつわかってきます。でも、そのうち、自分一人でやるには限界が出てきます。そのときに必要になるのがプロフェッショナルの存在です。 |
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| 心地よいエントランス |
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施主が自由に手を加えることが
できるシンプルな空間 |
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| アドバイスは素敵な発見を生む |
お店で服を買うときや、レストランで美味しいものを沢山のメニューから選ぶときには、プロである店員さんにアドバイスをもらいます。最初は勇気がいることかもしれませんが、思い切って話しかけ、そのアドバイスを聞くことにより、自分の気付いていなかった素敵な発見があったりします。また、その店員さんとの信頼関係ができるほど、お店や服、料理に愛着が湧いてきます。
こういった関係を設計者・工務店と築きあげることができれば、“家づくりは着実に成功に向かっている”と考えてもよいと思います。それぐらい誰と組んで家をつくるかは重要です。 |
| 何をつくるかではなく誰とつくるか |
よく、旅行に行く際に、「どこにいって、どんな高級ホテルに泊まって、どんな料理をたべるか」よりも「誰といくか」がもっとも重要だと言う話を聞きます。堅苦しい接待の豪華旅行よりも気の合う人と近くの温泉にいくほうが楽しかったりする。家づくりも、どんな家をつくるかはもちろん重要ですが、それ以上に、誰とつくるかにこだわるべきだと思います。
家づくりにかかわった人たちとは一生のおつき合いになるものです。家が完成して顔も見たくない関係になるのは寂しいので、誰と組むかに、一番長い時間をかけることをお奨めします。それが落ち着いてからプランのことを考えても遅くはありません。
素晴らしき出会いを! |
住まいの話題[102]執筆者
■安井 昇(やすい のぼる)/ 桜設計集団一級建築士事務所 |