経済成長に伴い大人口の需要を満たすべく、大量生産・大量販売が最良とされてきました。供給者は、質やモラルを犠牲にして、薄利多売の経済原則を追従するあまり、BSE(牛海綿状脳症)や鳥インフルエンザ、バイオ食品、食品表示のねつ造など、様々な問題までも生んでしまったような気がします。
「スローフード」とは、消費者がこの脅威を自身の“無関心”が生んだ産物と気づき、価格よりも“安心”を優先に考え、添加物表示義務・生産者表示を求め、自然食品や安心食材の小生産者保護をうったえる運動です。
こんな現状を新聞・雑誌・Webなどで目にすると、随分と暮しにくい環境になったと思う反面、日本人も成熟した思考を持つ国民になってきたと感じています。
生意気かもしれませんが、実はとっても切実なのです。私はアレルギー性小児喘息であったため、乳児の頃より多くの食事制限を受け、無添加・自然食などにも注意を払って育てられました。また、実体験(発作)を基に禁制品や有害物質も嗅ぎ分けられるようになってしまったり、食品表示や安全性についても無意識に確認してしまいます(お蔭さまで現在は健康そのもの)。最近でこそ、アトピーをはじめアレルギーが認知されるようになりましたが、給食時代の弁当持参では担任からも“不調和”の目で視られ辛いものでした。