遮熱低放射複層ガラス

サンバランス® トリプルガラス

■ 複層ガラスの標準納まりAGC_syohin_1001_02.gif

複層ガラスの封着部が高温多湿、紫外線照射などの条件にさらされると、封着材の劣化によって中空層内結露が発生する恐れがあります。できるだけ止水・排水性の高い納まりをご採用ください。また、封着部への紫外線アタックを防止するために、所定のかかりしろを確保してください。〈 図3 参照〉
(1)弾性シーリング材構法
止水・排水性に優れた弾性シーリング材構法は、複層ガラスに最も適した納まりです。サッシはJIS A 4706に適合する、水抜き機構を備えたサッシをご使用ください。セッティングブロックは、硬度90°程度のEPDM-S(エチレンプロピレンゴム)やCR(クロロプレンゴム)を下辺に2個使用してください。CRには複層ガラスの接着部に影響を及ぼすものがあります。影響を与えない材質の選定やボンドブレーカーを貼るなどして複層ガラスの接着部と直接接触しないような処理をお願いします。
セッティングブロックの長さなどの寸法は次の数値としてください。
セッティングブロックの長さω(cm)*1
ω≧2.5A
ここで A:ガラス面積(m2
セッティングブロック断面の幅a
ガラスの呼び厚さ以上で、セッティングブロック断面の高さ以上としてください。

セッティングブロック断面の高さb
下辺エッジクリアランスおよびかかりしろとの関係から求めてください。
バックアップ材は、ポリエチレンフォーム、発泡ゴム、中空ソリッドゴムなどをご使用ください。シーリング材は、JIS A 5758に規定する耐久性区分9030に適合するシリコーン系、またはポリサルファイド系の良質のものをご使用ください。ただし、酢酸系シリコーンシーリング材は封着材へ悪影響を及ぼす場合がありますので使用しないでください。
各種クリアランス、かかりしろの寸法については、▶P166「板ガラスの納まり寸法標準」をご参照ください。
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図3

*1 セッティングブロックの長さの算出は、建築工事標準仕様書・同解説ガラス工事(JASS17)における計算式に基づき、簡易式にしています。
*2  ビル用サッシなどでは、8φ以上の水抜き孔を推奨します。
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ペアガラスの基本納まり図
(2)グレイジングチャンネル構法
止水・排水性に劣るグレイジングチャンネル構法は、複層ガラスの納まりとしては、好ましくありません。呼び厚さ6.8ミリ以下の素板で構成される複層ガラスを、住宅や簡易な集合住宅などで使用する場合で、かつ、孔明きグレイジングチャンネル等水抜きに配慮した特別なグレイジングチャンネルを用いる場合に限って、グレイジングチャンネル構法による施工ができます。サッシはJIS A 4706に適合する、水抜き機構を備えたサッシをご使用ください。
グレイジングチャンネルは、JIS A 5756に適合する良質のもので、水抜きに配慮したタイプのものを必ずご使用ください。
〈 図5 図6 図7 参照〉各種クリアランス、かかりしろの寸法については、▶P166「板ガラスの納まり寸法標準」をご参照ください。
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図5
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図6
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図7
(3)グレイジングビード構法
呼び厚さ6.8ミリ以下の素板で構成される複層ガラスを、簡易な建築物で使用する場合はグレイジングビード構法による施工ができます。
サッシはJIS A 4706に適合する、水抜き機構を備えたサッシをご使用ください。
グレイジングビードは、JIS A 5756に適合する良質のものをご使用ください。
グレイジングビード構法では、下辺にセッティングブロックの敷き込みが必要です。
各種クリアランス、かかりしろの寸法については、▶P166「板ガラスの納まり寸法標準」をご参照ください。
(4)小口の露出
小口を露出したり、突き合わせなど、複層ガラスのエッジ部がサッシに呑み込まれない納まりは、封着部の劣化の原因になりますので、お避けください。