熱線反射ガラスJIS R 3221 熱線反射ガラス

サンカット®Σ

設計・施工上のご注意、使用上のご注意

それぞれのブランドの商品仕様、付帯サービスなどの内容を十分ご確認の上、商品を選定してください。お引渡後の変更はできません。
AGC旭硝子では曲げ加工を受注しておりません。各商品の曲げ加工につきましてはガラス工事店にご相談ください。

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熱線反射ガラス サンカットΣ/サンルックス ■ 設計・施工上のご注意
・反射膜面は、必ず室内側にしてご使用ください。
・反射光が周辺の建物や交通に悪影響をおよぼす場合があります。設計時に十分ご検討ください。
・〈サンカットΣ〉〈サンルックス〉は反射膜面を金属や硬質プラスチックなど、硬いもので擦りますと傷がつくことがあります。この傷は補修できませんのでご注意ください。特に、クリーニングの際の、スクイージの金属部分がガラスに触れないよう、十分ご注意をお願いします。
・日射吸収率が他の板ガラスと比較して大きいため、条件によっては、熱割れ計算とそれに基づく十分な熱割れ検討が必要です。
・ガラスの呼び厚さが異なると色調に多少の差が生じます。また、単板と合わせガラスが隣接する場合は、色調に顕著な差が生じることがありますので、ご注意ください。特に反射面を合わせガラスの特殊フィルム側にして合わせ加工した場合は、反射率がかなり低下します。
・設計上、反射映像がポイントとなる場合は、サッシを含めた映像の検討が必要となります。
 ・精度の高いサッシを使用し、特殊バックアップ材を用いるなど映像調整用の納まりとしてください。
 ・構造ガスケット構法では、ガラス周辺部を拘束してしまい、微調整も困難なため、美しい反射映像は期待できません。
・次のようなケースでは、反射光が周辺の建物や交通に影響を及ぼす場合があります。事前検討が必要な場合は、ご相談ください。AGCアメニテック(株)にて、反射光軌跡シミュレーションを有料で承っております。
 ・高速道路や鉄道などに面している場合
 ・凹面形状の壁面で使用する場合(焦点が高温になる恐れがあります。)
 ・傾斜面で使用する場合
・品種によって反射色、透過色が異なります。また、いずれの場合も若干色ムラなどが見られる場合があります。
・十分に管理された工程で製造された工業製品ですが、完全な平面ではありませんので、その反射像には若干のゆがみが生じます。
・保管、あるいは施工時にガラスに傷をつけると熱割れの原因となりますので、取り扱いには十分ご注意ください。
・保管にあたっては、雨や日射の当たらない風通しの良い室内に保管し、ビニールシートなどで覆い、汚れを防いでください。
・室外側に「非膜面表示シール」が貼られていますので、施工時には剥がしてご使用ください。
・養生膜を貼っておりませんので、ガラスのはめ込み後、反射膜の汚れや傷の防止を目的としたり、吹き付け材などの汚れが付く恐れのある場合には、フィルムの劣化や接着剤の残りなどの問題を考慮して塩ビフィルムなど良質のフィルムを貼り付けて養生してください。また、溶接火花がかかる恐れのある場合には、薄鋼板または合板などで必ず養生をしてください。
・プライマーが付着した場合、放置しておくと取りにくくなります。万一プライマーが付着した場合には、直ちにトルエンなどの溶剤で除去しその後水洗いしてください。
・防火上、防火設備を必要とする場合には、〈マイボーカ〉や〈ピラン〉を用いた〈サンルックス〉または、網入板ガラスを用いた合わせガラスをご使用ください。ただし、網入ガラスとの合わせガラスとして用いる場合、施工条件によっては、熱割れ計算に基づく十分な熱割れ検討が必要となります。
・テープののり残りや、ちり、ほこりなどの汚れが付いたまま放置すると、非常に除去しにくくなりますので、付着した場合は速やかに除去してください。
・バックアップ材は熱割れ防止上、発泡ポリエチレンなど断熱性の高いものをご使用ください。
・シーリング材は、JIS A 5758に規定する良質の弾性シーリング材(シリコーンシーラント、ポリサルファイドなど)をご使用ください。
・ビード類は、耐久性の高い良質のものをご使用ください。
・サンルックスは、受注生産品です。納期は、品種、数量等により変わりますので、都度ご確認ください。
・反射膜は非常に薄い膜ですので消火活動などのガラスの破壊作業には支障ありません。
反射映像を確保する場合(映像調整構法)
一般に、熱線反射ガラスによる反射映像は、遠方の建物の反射像を比較的遠い視点から見ることが多くなります。このため、わずかな歪みでもその影響は増幅され、反射映像は大きく歪んでしまいます。美しい反射映像を確保するためには、下記事項について総合的に対策を取る必要があります。
 ・サッシの取り付け寸法精度を高くする。
 ・特殊なバックアップ材等を用いて、ガラス自体の歪みを最小限とする。
 ・剛性の小さい呼び厚さ6ミリの反射ガラスは用いず、呼び厚さ8ミリ以上を使用する。
 ・映像調整のビューポイントを定めて、無理な調整は行わない。
詳細はP162の「熱線反射ガラスの反射映像に対応する場合の標準納まり」をご参照ください。また、熱線反射ペアガラス、網入サンルックス、熱線反射合わせガラスの納まりについては、複層ガラス・網入板ガラス・合わせガラスの標準納まりをご参照ください。
・各種クリアランス・かかり代などの納まり寸法は、「板ガラスの納まり寸法標準」(P166~169)に準じてください。
●おことわり 
・熱線反射ガラスの反射膜に、小さな点状の色抜け部分や色ムラのある場合があります。この欠点は製法上生じるものですが、これを皆無にすることは、非常に困難ですのでご了承ください。
■ 使用上のご注意
・美しい反射像を保ち、その機能を長くお使いいただくためには、2〜3ヵ月に1回程度のクリーニングを行ってください。
・汚れがひどい場合は中性洗剤で汚れを落とし、水洗いします。なお、グラスターなど砥粒の入った洗剤、酸性あるいはアルカリ性の強い洗剤を使用しますと、反射膜に悪影響がありますので避けてください。また、外壁、内壁のタイルや石などの洗浄の際、ガラスに洗剤が付着しないよう注意してください。
・冷暖房用の吹出し空気をガラス面に直接当てたり、ガラスに密着して厚手のカーテンを吊ったり、ロッカーなどの家具を置くと熱割れの原因となりますのでお避けください。
・ガラス表面に塗装したり、紙を貼ると熱割れや反射膜の劣化(変色、剥離等)の原因となりますのでおやめください。
・反射膜面を金属や硬質プラスチックなど、硬いもので擦りますと傷がつくことがあります。この傷は補修できませんのでご注意ください。特に、クリーニングの際に、スクイージの金属部分がガラスに触れないよう、十分ご注意をお願いします。
・カッターや金属製スクレーパーなどで汚れを除去するのは、おやめください。
・酸性あるいはアルカリ性の度合が強い雰囲気状態にさらされると(例えば、酸性・アルカリ性ガスを発生させる吹付剤などの使用を含む)、膜面が変質する可能性がありますので注意が必要です。
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