板・機能ガラス

低反射膜コーティングガラス

クリアサイト®(低反射ガラス)

<注意事項>
●光の干渉を利用して反射を抑えていますので、反射には色調が現れます。色調及び反射率は、見る角度や部屋の明るさによって異なり、眩 しく感じる場合や実際の色と異なる場合がありますので、ご了承ください。特に、蛍光灯や白いものが反射する場合や、屋外が真っ暗で室内が非常に明るい場合に顕著になります。
●クリアサイトは、低反射膜を両面コーティングしたガラスのため、低反射膜に指紋、埃、汚れなどが付着した箇所がある場合、その部分の低反射効果が落ち、フロートガラスに比べて目立ちやすくなります。

ガラス表面に特殊な多層コーティングを施し、表面反射を約0.8%に抑えた低反射ガラス。光の干渉を利用し、反射を抑えることで、ガラス表面の映り込みを削減します。
デザイン効果

関東マツダ株式会社 洗足店
外装使用可能、かつ大板サイズで供給可能なクリアサイトはショップフロント等の大開口部分での使用が可能です。
主な用途
ショーウィンドウ・美術館・博物館の展示ケース・宝飾品のショーケース・店舗・商業施設
内装用・外装用

ラインナップ

品 種(商品名) 呼び厚さ(ミリ)
クリアサイト 3、5、8、10
品 種(商品名) ガラスの構成 呼び厚さ(ミリ)
クリアサイト
〈合わせ仕様〉
ARFS3 ARFS3 6
ARFS5 ARFS5 10

*写真は実物の色とは多少異なります。

最大寸法

品 種(商品名) 呼び厚さ(ミリ) 最大寸法(mm)
クリアサイト 3 2,438×1,829
5、8、10 3,600×2,400
クリアサイト〈合わせ仕様〉 6、10 3,600×2,400

施工例

物件名
料亭 嵯峨野
特徴
中庭が眺望できる窓にクリアサイト をご採用頂きました。 クリアフロート(一般的なガラス)では、室内の畳等が映り込んでいますが、クリアサイトでは映り込みは軽減され、クリアに中庭を眺望できるようになり ました。

クリアサイトと透明フロート板ガラスの比較

65_3

ガラス表面の映り込みを低減し、対象物をクリアに見せることができます。

可視光反射率比較

65_4

耐久性・耐候性

65_5

*JIS R 3221「熱線反射ガラス」:1N HC(l 耐酸)、NaOH(耐アルカリ)、23℃、24H
*弊社社内試験による評価

上記グラフは、試験前後での可視光反射率を示します。
耐酸性・耐アルカリ性ともに、試験前後で可視光反射率に変化はほぼありません。

■ フロート板ガラスの標準納まりAGC_syohin_1001_02.gif

(1)弾性シーリング材構法
弾性シーリング材構法は、フロート板ガラスに最も適した納まりです。セッティングブロックは、硬度90°程度のEPDM-S(エチレンプロピレンゴム)やCR(クロロプレンゴム)を下辺に2個使用してください。住宅用などに用いる呼び厚さ6ミリ程度以下の比較的軽量な板ガラスにはPVC(塩化ビニル)製のものも使用できます。セッティングブロックの長さなどの寸法は次の数値としてください。
セッティングブロックの長さω(cm)*1

 ω≧2.5A(EPDM-S、CRの場合) 

 ω≧4.2A(PVCの場合) 

 ここで A:ガラス面積(㎡)

セッティングブロック断面の幅a

ガラスの呼び厚さ以上で、セッティングブロック断面の高さ以上としてください。

セッティングブロック断面の高さb

下辺エッジクリアランスおよびかかりしろとの関係から求めてください。

バックアップ材は、ポリエチレンフォーム、発泡ゴム、中空ソリッドゴムなどをご使用ください。シーリング材は、JIS A 5758に適合する、シリコーン系またはポリサルファイド系の良質のものをご使用ください。
各種クリアランス、かかりしろの寸法については、▶P166「板ガラスの納まり寸法標準」をご参照ください。
(2)グレイジングチャンネル構法
住宅や簡易な集合住宅などでは、呼び厚さ6ミリ以下のフロート板ガラスに限り、グレイジングチャンネル構法による施工ができます。グレイジングチャンネルは、JIS A 5756に適合する良質のものをご使用ください。

各種クリアランス、かかりしろの寸法については、▶P166「板ガラスの納まり寸法標準」をご参照ください。
(3)グレイジングビード構法
簡易な建築物では、呼び厚さ6ミリ以下のフロート板ガラスに限り、グレイジングビード構法による施工ができます。グレイジングビードは、JISA 5756に適合する良質のものをご使用ください。グレイジングビード構法では、下辺にセッティングブロックの敷き込みが必要です。

各種クリアランス、かかりしろの寸法については、▶P166「板ガラスの納まり寸法標準」をご参照ください。

板ガラスの納まり寸法標準

日本建築学会では、建築工事標準仕様書・同解説 ガラス工事(JASS17)のなかで、不定形シーリング材構法、グレイジングガスケット構法について、耐震性などの性能について特記されていない場合における納まりの寸法標準を示しています。ここでは、JASS17を基本にして、弊社の関連製品をご使用いただく際の各種クリアランス・かかり代の寸法をご提案するものです。表内の数値を標準として、ガラスの製品精度・サッシの製作精度・施工誤差等を考慮し、なるべく余裕をもってご設計ください。

(1)不定形シーリング材構法の納まり寸法標準
最も標準的な三方押縁で、中桟のない建具の場合の標準を示しています(四方押縁はこれに準じます)。一方押縁・二方押縁の場合は、施工時に板ガラスのやり返しが必要となりますので、作業性を考慮して別途寸法を考慮してください。
 
 
材   種 弾性シーリング材
形   態 標準的なカーテンウォール サッシ固定部 サッシ可動部
上 部 縦 断 面 図 1.jpg 2.jpg 3.jpg
左 右 部 断 面 図 4.jpg 5.jpg 6.jpg
下 部 縦 断 面 図 7.jpg 8.jpg 9.jpg
寸 法 表 現 面クリアランスa エッジクリアランスb かかり代c 面クリアランスa エッジクリアランスb かかり代c 面クリアランスa エッジクリアランスb かかり代c
種 類 商品名 呼び厚さ*1
(ミリ)
b1 b2 b3 b1 b2 b3 b1 b2 b3
透明板ガラス
型板ガラス
熱線反射ガラス
フロート板
ガラス
すり板ガラス
型板ガラス
サンカットΣクリア
クリアサイト
3、4、5
6
8
10
12
15
19
5
5
5
5
6
6
6
6
6
8
10
12
15
19
6
6
9
10
12
15
19
7
7
8
8
10
10
12
10
10
10
12
14
18
22
5
5
5
5
6
6
6
5
6
8
10
12
15
19
5
6
8
10
12
15
19
7
7
8
8
10
10
12
10
10
10
12
14
18
22
5
5
5
5
6
-
-
3
4
6
8
10
-
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3
4
6
8
10
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7
7
8
8
10
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10
10
10
12
14
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*1 商品によっては、呼び厚さに示す板厚がないものもありますので、製造の可否は各商品ページのラインナップにてご確認ください。
注1)熱線反射ガラス(サンカットΣ、サンルックス)において、映像調整を要求される場合の面クリアランスaは、上記表の値に2mm加算してください。

注2)各寸法の設定根拠は次のとおりです。

*標準寸法 板の辺長比は、実施工で多いと考えられる2:3のものを標準形とした。厚さ別では、3〜6ミリ:1500×1000mm  8〜10ミリ:2000×1350mm  12〜19ミリ:3000×2000mm

*b1、b2にかかわる層間変位角などの考え方

1.標準的なカーテンウォールは、S造に取り付けるケースが多いと考え、層間変形角は中地震等の1/200を想定している。補正係数αは2.0を取っている。

2.サッシ固定部は、壁の多いSRC造およびRC造に取り付けるケースが多いと考え、層間変形角は中地震時の1/500を想定している。補正係数αは2.0を取っている。

3.サッシ可動部は、枠と障子の間のクリアランスを考慮し、エッジクリアランスb1、b2については、サッシ固定部の値から2mm減じることとしている。

製品の種類と寸法一覧表

ガラスの品種・寸法などは予告なく改廃することがあります。

■特殊反射機能ガラス

一般名 品種(商品名) 呼び厚さ(ミリ) 最大寸法(mm) 最小寸法(mm) 掲載ページ
特殊反射機能ガラス クリアサイト*1 3 2438×1829 60×100 114
5 3600×2400
8 3600×2400 100×100
10 3600×2400
●特殊反射機能ガラスの注意事項
*1 強化加工・曲げ加工など、熱処理をする加工はできません。
詳細につきましては、お問い合わせください。

板ガラスの熱・光学性能値

本章に関してのご注意

・ 表中の値は実測値に基づく計算値を代表的な数値として示したもので、各商品の性能を保証するものではありません。また予告なく変更することがありますのでご了承ください。
・ 各性能値の試験方法および算出方法は、技術資料編3-9をご覧ください。
 
●表中のガラス品種記号
FL :透明フロート板ガラス SKFC :熱線反射ガラス(サンカットΣクリア)
FR :耐熱強化ガラス(マイボーカ) SHKFC :熱線反射ガラス(サンカットΣブルー)
W :網入・線入磨き板ガラス SGEKFC :熱線反射ガラス(サンカットΣユーログレー)
GEFL :熱線吸収板ガラス(サンユーログレー) SBRKFC :熱線反射ガラス(サンカットΣユーロブロンズ)
BRFL :熱線吸収板ガラス(サンユーロブロンズ) SMKFC :熱線反射ガラス(サンカットΣグリーン)
SVFL :熱線吸収板ガラス(サングリーン) ARFD :低反射ガラス(クリアサイト)
 
型板ガラス、すり板ガラス、フロストグラス等の拡散透過性を有するガラス、及びマイボーカの熱・光学性能については、同厚のフロート板ガラスと同等とお考えください。
複層ガラスおよび合わせガラスの品種・構成での記号記述は、外側ガラス、内側ガラスの順となっています。
 

単板ガラス(低反射ガラス)
一般名 品 種(商品名) 呼び厚さ
(ミリ)
光学的性能 熱的性能
可視光(%) 日射(%) 紫外線
透過率
(%)
遮蔽係数
(SC値)
日射熱取得率
(η値)
熱貫流率(U値)
W/(m²・K){kcal/m²h℃}
反射率 透過率 反射率 透過率 吸収率
低反射ガラス クリアサイト (ARFD) 3 0.8 95.9 14.4 78.9 6.6 31.3 0.92 0.81 5.8 5.0
5 0.8 95.0 13.9 75.9 10.2 29.8 0.90 0.79 5.8 5.0
8 0.8 94.3 13.4 72.5 14.0 28.9 0.88 0.77 5.7 4.9
10 0.8 93.5 13.1 70.1 16.8 28.0 0.86 0.76 5.6 4.8

設計・施工上のご注意、使用上のご注意

それぞれのブランドの商品仕様、付帯サービスなどの内容を十分ご確認の上、商品を選定してください。お引渡後の変更はできません。
AGC旭硝子では曲げ加工を受注しておりません。各商品の曲げ加工につきましてはガラス工事店にご相談ください。

■ 使用上のご注意

・クリアサイトは、低反射膜を両面コーティングしたガラスのため、低反射膜面に指紋、埃、汚れなどが付着した個所がある場合、 その部分の低反
射効果が落ち、フロートガラスに比べて目立ちやすくなります。
・低反射膜は実用上十分な性能があり、膜の変質等が生じにくくなっていますが長期間その機能を保つためによく清掃し汚れを除去してください。
・ガラスに汚れが付着した場合、通常はスポンジや布を使って水で洗うだけで十分ですが洗剤のご使用する際には、柔らかい布に研磨剤を含まない中性洗剤などを含ませ、軽く拭いてください。
・表面は布などで拭いても傷つきませんが、固いものでこするとキズになります。
・研磨剤を含んだ洗剤や酸、アルカリ度の強い洗剤のご使用は、膜面のキズや劣化を起こす可能性がありますのでご使用をお避けください。
・撥水性の成分が入った洗剤のご使用はお避けください。
・スキージーを使用する場合、金具がガラス面に当たるような使い方をしますとコーティング面に傷がつきますのでご注意ください。また、ガラスと清掃用具の間に砂塵や微細な固形物が挟まれるとキズがつきますので、これらを除去してから清掃してください。
・外壁材のクリーニング時には、クリーニング剤が付着しないようにご注意ください。
・ステッカー等は、剥がす際にコーティング膜を傷つける可能性がありますので、貼らないでください。
・コーティング膜は、キズがつくと修復できません。
・詳しいお手入れ方法に関しては、「[低反射ガラス]クリアサイト® <メンテナンスマニュアル>」をご覧ください。
●おことわり

・光の干渉を利用して反射を抑えていますので、反射には色調が現れます。色調及び反射率は、見る角度や部屋の明るさによって異なり、眩しく感じる場合や実際の色と異なる場合がありますので、ご了承ください。とくに、蛍光灯や白いものが反射する場合や、屋外が真っ暗で室内が非常に明るい場合に顕著になります。
・クリアサイトは、可視光透過率が非常に高いですが、透過色は完全な無色ではありません。
・本カタログ内の光学的性能値は、関連JISを弊社の基準に基づいて算出したものです。表中の値は実測値及びそれに基づく計算値を代表的数値として示したもので、商品の性能を保証するものではありませんのであらかじめご了承ください。

一般名 品種
(商品名)
ご注意 掲載
ページ
特殊反射機能ガラス クリアサイト ■ 設計・施工上のご注意
・クリアサイトは映り込みを抑えた「見えにくいガラス」ですので、人がクリアサイトにぶつかる恐れがあります。必要に応じて、衝突防止措置を施してご使用ください。
・太陽光の反射防止、眩しさ防止にはなりません。太陽光や強い照明は反射して眩しく見えます。
・照明などの光源や白いもの(壁、机など)は反射して見えますので、照明の位置や内装色などと併せて設計をお願いします。
・クリアサイトは正面から見たときに最大限に低反射効果を発揮します。斜めから見た場合は、可視光反射率は相対的に大きくなりますがフロート板ガラスを斜めから見た場合よりは低反射性能があります。
・クリアサイトに飛散防止フィルムを貼った場合、低反射効果が損なわれます。飛散防止性能が必要な場合は、合わせガラス仕様をお使いください。
・表面に水や結露が付着した場合、一時的に低反射効果がなくなりますのでご注意ください。
・温泉や温水プール等の常に水滴が付着する箇所では、長期的に膜面に悪影響を及ぼす可能性がありますので、ご使用をお避けください。
・低反射ガラスを在庫・輸送する際は水ぬれを起こさないようにしてください。
・施工時にキズがつかないように、低反射ガラスのコーティングを保護してください。
・施工現場でガラスのはめ込み後、吹きつけ剤等の薬剤や汚れが付く恐れのある場合は、粘着の弱い保護フィルムなどで養生してください。
・シール剤がコート面に付着した場合はすぐに柔らかい布等で拭きとってください。
・クリアサイト合わせガラス仕様の設計・施工上の注意は、通常の合わせガラスに準じてください。
・ガラスの一般的な注意事項は、「旭硝子板ガラス建材総合カタログ」をご覧ください。
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