内装壁面用カラーガラス

ラコベル® マテラック®

近年、内装の不燃化がすすめられ、法規制も厳しくなり、ガラスの内装材は、これに適する材料として幅広く活用されるようになってきました。しかし、ガラス壁材の施工法は、一般にガラス業者の専門知識とされがちで、設計される方々に十分理解されていない点が多いというのが現状のようです。トラブルをなくし、さらにお互いのコストダウンを実現する意味から、以下にガラス壁材の施工法を接着構法を中心にご紹介します。

● 事前の打ち合わせAGC_syohin_1001_02.gif

①取り付け下地

ガラス壁材の施工後の耐久度、ゆがみの有無などは、下地壁の良否に左右されます。ガラスの重量を支える強度を持つ、十分乾燥した平面が必要な条件です。

・ モルタル、コンクリート下地は、とくに乾燥に注意します。

・ 下地の酸洗いなどは、ガラス取り付け前に作業を完了しておきます。

・ 木部ベニヤ下地は最も一般的な下地ですが、6mm厚以上の厚さが必要です。

・ 壁紙、クロス、レザー下地は、支持力が期待できません。ガラス取り付け部分の壁紙などをはがす必要があります。

・ 石材、金属板、金属性アングル、またはチャンネルなどは表面平滑性に注意します。

・ 下地の種類と工法については、表1 をご参照ください。

・ 白色系の下地はミラーマットやボンドの影が映る可能性がありますのでご注意ください。
 
②ガラス面積
接着構法の場合のガラス面積は、1枚当たり1㎡以内にしてください。
 
③ガラス板厚

一般に壁装に用いるガラスは、呼び厚さ5ミリです。薄ければ軽く扱いやすいですが、下地の不陸を拾うなど問題があり、また厚ければ重すぎて扱いにくく、コストアップにつながる問題が出てきます。ガラスを用いる場合は、この板厚を十分に考慮してください。特に柱巻きの場合、コンセントの孔明け加工、あるいは、梁を避けるための切り欠き加工をするケースが多いので、十分に板厚を検討してください。通常は呼び厚さ5ミリで十分ですが、加工量、加工形状によってはガラス強度が弱くなるので、呼び厚さ6ミリ以上を用いる場合もあります。また大板についても同様です。
 
④目地について

眠り目地は破損の原因になるので、連装段積の場合は、必ず目地をとりコーキングします。目地幅は3mm以上です。
 
表1 下地の種類と構法
下地 施工着手までの時間 構法 備考
耐水ベニヤ板仕上げ 耐水ベニヤ板の施工後、すぐに施工可能 両面接着テープおよびガラス壁材用接着剤 木軸組・

軽量鉄骨軸組
モルタル仕上げ モルタル塗り後、およそ1ヵ月の乾燥期間が必要 両面接着テープおよびガラス壁材用接着剤

(モルタルやコンクリートは吸水性が大きく、
両面接着テープは湿気により接着力が落ちるので、
受け金物を併用するのが望ましい)
RC造、SRC造
コンクリート打ち放し コンクリート打設後、およそ2ヵ月の乾燥期間が必要 施工面積が少ない
場合
石膏ボード ボード施工後、すぐに施工可能 両面接着テープおよびガラス壁材用接着剤
(軸組に達する受け金物を併用するのが望ましい)
金物を併用しない場
合ボード表装紙剥離
の恐れがある
下地の不陸の範囲は±5mm以内に納まるようにします。±3mm以下が理想的ですが、不陸が±5mm以下なら、映像のゆがみや不連続性の調整は施工により可能です。

±5mm以上になると、下地の修正が必要になってきます。また、±3mm以上±5mm以下の不陸で映像を調整するには、金物等の使用が必要とされる場合があります。

下地への要求精度は、設計段階での十分な検討が必要です。
 
● 標準納まり

ガラス壁材は、基本的にはすべて同一構法で行いますが、特にミラーは、映像を反射するため、厳しい面精度を要求されます。

● 特殊施工AGC_syohin_1001_01.gif

天井に鏡を取り付ける場合は、万一の落下の危険に備え、1枚の最大寸法を600×600mm程度にとどめ、かならず受け金具で重量を受けるようにしてください。

● ガラス壁材用接着剤について

ガラス壁材用接着剤は、接着力のほかコーティング材料などとの相性があります。この点から、サンミラーGにはセキスイボンド#75MまたはPOSシールマルチ、そのほかのガラス壁材にはPOSシールマルチをお使いください。

なお、デラックスミラーの場合は必ず支持金物を使用してお取り付けください。

( 表 2「 ガラス壁材用接着剤適合表」をご参照ください)

接着剤のご使用にあたっては、接着箇所合計で1㎡当たり200ml以上かつ1箇所当たり20ml程度とし、十分な接着力を確保してください。(図1 参照)

施工に際しては、接着剤の打設は厚さ10mm程度としてください。( 図2-1 参照)接着剤打設後のガラス壁材貼り付け時には、接着剤が3〜5mm厚に均等に潰れるように押しつけてください。( 図2-2 参照)

● 両面粘着テープ(ミラーマット)

初期粘着性に優れ、同時に長期間にわたり安定したクッション性・接着性を維持します。ご使用にあたっては、ガラス面積の1/10以上を目安としてください。

・ 両面粘着テープ(ミラーマット)はグレー色タイプでの施工をおすすめします。
 
表2 ガラス壁材用接着剤適合表
商品名 推奨接着剤
セキスイボンド75M POSシールマルチ
サンミラーG
サンミラー リアリティア
ラコベル・マテラック ×
 
・ 白色系の下地はミラーマットやボンドの影が映る可能性がありますのでご注意ください。

・ 両面粘着テープ(ミラーマット)はグレー色タイプでの施工をおすすめします。
 
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図1 接着剤の打設とガラス壁材の貼り付け(平面図)
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図2-1 接着剤の打設(断面図) 図2-2 ガラス壁材の貼り付け(断面図)

取付方式例

●接着方式(約1㎡まで)
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●接着・受け金具方式
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壁面納まり例

●壁面連装段積(接着・突付け方式:1枚当たり約1㎡まで)
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●壁面大板(接着・受け金具方式:1枚当たり約5㎡まで)
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天井納まり例

●天井貼り(1) ●天井貼り(2)
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※条件によっては施工できない場合があります。

柱巻納まり例

●柱巻断面(1) ●柱巻断面(2)
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●柱巻、梁部分の方が大きい場合、鏡はつなぎにした方が安全。
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製品の種類と寸法一覧表

ガラスの品種・寸法などは予告なく改廃することがあります。

■装飾ガラス

一般名 品種(商品名) 呼び厚さ(ミリ) 製品コード 規格寸法(mm) 掲載ページ
装飾ガラス マテラック ピュアホワイト 4 2250×3210(有効寸法:2190×3210) 096
ラコベル ピュアホワイト 5 GKLJ5PUWA 2438×1829
一枚出荷なし 3210×2250
パールホワイト GKLJ5PEWA 2438×1829
リッチイエロー GKLJ5RYA
スターライトブラック GKLC5SBKA
リッチアルミニウム GKLJ5RAA
アンスラサイトオーセンティック GKLC5AAA
シャドーブルー GKLC5SBA
ペトロルブルー GKLC5PBA
ナチュラルブラウン GKLC5NBA
クラシックブラック GKLC5CBA
ライトベージュ GKLC5LBGA
ダークブラウン GKLC5DBA
ソフトホワイト GKLC5SWA 2438×1829
一枚出荷なし 3048×2134
ルミナスグリーン GKLC5LGA 2438×1829
一枚出荷なし 3048×2134
クラシックレッド GKLC5SRA 2438×1829
一枚出荷なし 3048×2134
メタルグレー GKLC5MGA 2438×1829
注)製品コードは一枚出荷用コードです。