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高層オフィス階では、自然光と眺望を最高のレベルでオフィスにもたらすことと、熱環境の合理化・省エネルギー性の両立を図るために、ダブルスキンの外壁が採用された。外部スキンはフロート板ガラスを用いたアルミのカーテンウォール。内部スキンは放射熱を低減するLow-Eペアガラスを用いた内開きの障子で構成されている。両ガラスはそれぞれの役割を担い、その間に外気と室内の中間の温度をもつ層を設けることで室内側の熱環境を効率よく保とうというもの。 ここでの特徴は、ダブルスキン内部が各階で連続しており、各階の室内排気がここを通って最上階から屋外へ排気されるシステムになっていること。室内排気にもひと工夫がなされている。夏期には、全熱交換器により熱回収されているが、それでも十分外気より低い温度の室内排気をダブルスキン内部に送り込んでいる。また、このシステムでは外気ではなく室内排気をダブルスキン内部に取り込むためその内部の汚れは軽減され、清掃のランニングコストを削減している。 ダブルスキン内部には、各階フロアと同じ高さにグレーチングが設置されてメインテナンスのために人が立つことが可能。 その部分にはマリオンを照らすハロゲンランプがとりつけられている。 また電動ロールスクリーンも設置され、日差しをコントロールするシステムが用意されている。 |
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