明治10年(前身の博物館は明治4年)に創設された、日本で唯一の国立の総合的な科学博物館である。
収蔵品の増加や展示内容の多様化にともない新館を増設。今回は第二期工事が終了した新館を紹介する。
新しい建築の設計にあたっては、国際的視野にたった文化施設としての空間構成と、公園内の周辺の景観に配慮しつつ、
建物の高さ、デザイン等を検討するとともに、可能な限り地下の活用を図っている。
建物の外壁は、環境との調和を考慮し、明るいグレーのタイル貼り。
内部については、常設展示、企画展示、特別展示などのさまざまな展示活動に対応出来る床荷重と、階高を設定。
展示室は、天井7mと10mの展示室を中心に、多様な展示にも柔軟に対応できる空間となっている。
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建築データ
●所在地——東京都台東区
●用途——博物館
●構造——SRC造
●階数——地下4階、地上3階
●建築面積—— 第1期 約 1,100m2 第2期 約 2,100m2 合計 約 3,200m2
●延床面積—— 第1期 約 8,400m2 第2期 約 14,500m2 合計 約 22,900m2
●展示面積—— 第1期 約 2.900m2 第2期 約 6,000m2 合計 約 8,900m2
●建主——国立科学博物館
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設計 |
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・建築設計——芦原建築設計研究所 |
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・展示設計——丹青社・乃村工藝社設計共同体 |
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施工 |
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・建物——清水建設戸田建設銭高組JV |
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・展示——乃村工藝社・丹青社展示工事共同企業体 |
●展示ガラス工事——旭硝子インテリアスペース(株)(現:AGC硝子建材株式会社)他
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工期 |
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・建物——1999年9月〜2003年3月(途中2年ほどブランクあり) |
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・展示——2003年10月〜2004年11月 |
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