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千葉県柏市の住宅地に建つエステティック治療院併設の3層住宅。敷地の三方向が道路という好立地にある建物の主構成は、1階が治療院、2階が居住スペース、3階が予備室。施主である夫は医師、妻はエステティシャンで、共に料理やサボテンなど多趣味でもある。そのため、妻のための施術空間と日常生活を楽しむための居住空間の他に、趣味を満喫できる空間を強く希望した。

趣味空間の充実、その一つがこの家を特徴づける約4坪の総ガラス張りサボテンサンルームとなって結実した。サンルームの形態は、建物の裏面(東側)から見ないとその存在は分かりづらいが、2階の居間からテラス上に大きく東南方向に張り出している。西日を嫌い、光と風の向きに敏感なサボテンには独立した空間が必要なためである。

スティール塗装の骨組みと、ポイントフィックスによるフレームレスガラスシステム(ガラスの四隅に加工した面孔と特殊ヒンジボルトでガラスを支持)で出来たサンルームは、壁面が10mm厚、屋根面が12mm厚の強化ガラスを通して透明性と開放性を同時に得る、まさに光溢れる”ガラスの箱”と言える。

また、サンルーム以外にも浴室上部のトップライトや階段・ホールの吹抜部分などにガラスが多用され、居住スペースを明るく健康的な雰囲気にしている。
右上:2階テラスの東南角に配置され、陽光で満ちる総ガラス張りのサンルーム。ガラス屋根の上から空調ダクトを通すことで、サボテンに適した室内環境を保つことが出来る。
上(図):北東方向から見た鳥瞰図。敷地形状に合わせて建物を配置した結果、1階の治療院部分は2階の居住部分に対し約17度の角度で東側に振ってある。図のアミ掛け部分はガラス使用箇所。
下左:灰色の堅い打ち放しコンクリートの外壁と軽やかで透けて見えるガラスサンルームが好対照をなし、近隣の住宅に対しきわだった存在感を放つ北東側外観。1階中央の奥まった位置が玄関。
下右:居間の延長上にあるサンルーム。室内の明るさとは異なり、光が柔らかく空間全体を包み込み、異次元世界を想起させる不思議な場が創り出されている。
 

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