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千葉市中央区の住宅街にある矩形敷地に建つ鉄骨造3層の住宅。建物の構成は1階が主寝室と予備室、2階はワンルーム形式のLDK、3階が多目的利用のフリースペース。

設計のコンセプトは隣家が近接する敷地条件を巧妙に活かした「重層中庭の家」。これは各階にプライバシー性の高い外部空間としての中庭とバルコニーを設けることで、各部屋が常に外部と接し風・光・熱など自然の恩恵を充分に受けると同時に、光熱・暖冷房費の節約にもつながる省エネルギー化を考慮したためである。

地域コミュニティを含め外部環境との接触を常に保つという考え方は窓の扱い方にも表現されている。それがこの家の特徴ともいえる北側の1・2階に配された開口部だ。特に間口と階高いっぱいに広がるフロスト加工された厚さ12mmnの強化ガラスによる1階の開口部は、「ガラスの壁」として室内に柔らかい光を取込み、夜には外に対して”あんどん”的な効果を発揮する。また2階に設けられた厚さ6mmの透明ガラス入り方形窓は採光と共に「眺める窓」として機能する。

こうした巧みな工夫の他にも、外張り断熱・外壁通気工法の採用による省エネ効率アップ、電気給湯器・IH調理器によるオール電化などで、室内は気持ちのよい快適な環境となっている。
上:2階が大きく張り出し特異な表情を見せる北東側外観。アプローチ道の奥に玄関があり、その上の木製ルーバー部分は外部と緩やかに仕切られたバルコニー。
右上・下左:唯一開放的な処理をされた北側外観の夜景。1階の長大なガラス開口部と2階の方形窓が内部の明かりを受けてくっきりと浮かびあがり、幻想的な雰囲気を漂わせながらその存在を周辺に語りかける。
下右:周囲の建物とはやや趣を異にする北西側外観。1階のガラス壁、2階の十字に仕切られたガラス窓、シルバー色ガルバリウム鋼板の外装、レッドシダーの目隠しルーバー、そして外壁を縦に走る排水管。これらの素材と色彩が絶妙のハーモニーを生み出し印象深い。
 

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