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埼玉県朝霞市の住宅地に建つ木造(一部鉄骨造)2階の住宅。敷地は東西に長いほぼ矩形で、建物は1階にガレージ、フリースペース、主寝室、2階にLDK、ロフト付きの子供スペース、浴室を配したシンプルな構成。

施主が望んだのは“車大好き人間”を自称するほど車にのめり込んでいる夫のための趣味空間と人を招くのが好きな妻のための明るい居住空間。設計に際してはこれらの条件に叶う2つの領域を設けた。
一つは1階の半分以上を占めるガレージと作業用スペースから成る車領域。もう一つは2階の大部分を占めるワンルーム形式のLDKから成る生活領域。それぞれのヴォリュームをややずらすことでピロティやテラスが生み出され、両者間にはほどよい距離感が保たれている。また各領域を、構造は「鉄骨造/木造」、空間構成は「閉じる/開く」といったように明解に対比させている。その結果、外観・内観ともにメリハリのある表情が創り出されている。
特に「開く」の強調表現としてこの家を最も特徴づけているのがLDKの南側と西側を囲う面積約35㎡の大きなガラス壁面。興味深いのはこの壁面がガラスの単なる連続使用ではなく、サイズの異なる既製サッシ25種(厚さ5ミリの透明フロートガラス入り)を巧妙に組み合わせ水平・垂直方向に連続させた点である。

ガラスのカーテンウォールをイメージした天井高いっぱいのガラス壁の出現で、LDKの内部は陽光で満ち、開放感あふれる明るい快適な生活空間となっている。
上:壁面の多い北側とは逆にガラス面で構成された南側外観。2階のLDKのガラス壁は1階の主寝室まで“逆L字型”で連続する。ピロティ部分の右側にある玄関部分は型板ガラスで3方が囲われており、充分な明るさを確保している。
下右:開口部が少なく閉鎖的な表情を見せる北側外観。1階右側の車領域に生活領域がややずれて載る建物形態がよくわかる。居住部分のガルバリウム鋼板、ガレージ部分の窯業系サイディング、テラスの一部を囲う目透かし張りの杉板、それぞれの素材と色彩が持ち味を出し好印象を与える。
下左:構造用合板仕上げの壁と天井が暖かな雰囲気を醸し出すLDKの南側外観夜景。
 

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