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東京都青梅市の自然環境に恵まれた一角に建つ木造2階PH1階の住宅。敷地は北側に杉木立の山が控え、南側に鉄道敷と遥か先の風景が得られる明確な方向性を持ったほぼ矩形地で、建物は1階に主寝室・納戸・トイレ・洗面所・浴室、2階にLDK・子供室、PH階にテラスを配した構成。

航空機エンジニアの施主が望んだのは「青梅の山並みが得られるLDKと屋上テラスがあり、子供の気配が感じられかつ開放感と防犯性を併せ持つ快適な家」。この要望に対し設計者は、高低差のある敷地前後のランドスケープを増幅するように内部をレベル差のある構成にし、しかも南北に光と風が流れるよう大きなガラス開口とジェットエンジンのタービンをイメージさせるスリット状の縦長・横長のガラス開口を随所に設けた。

このように異なるサイズと形状のガラス開口部を平面・断面において巧みに処理することで、光と風そして開放感が充分に得られ、しかも移動に伴う視線の変化により多様な室内外の風景を楽しむことができる。それがこの家の特徴ともいえる「空間の立体的な豊かさ」につながっている。
安全性とこの地の厳しい寒暖差を考慮して全ての開口部にペアガラスを、要所には防犯ガラスを、そして生活の主舞台であるLD南面の大きな固定ガラス部分には3+3ミリの防犯合わせガラスと5ミリのフロートガラスによるペアガラスを使用している。その効果により明るさに満ちた居心地の良い快適な室内空間が創り出されている。
上:ガラス開口を通して浮かび上がる室内が山間の静謐な家の雰囲気を濃厚に漂わせる南側外観夜景。
上:ほぼ全面ガラス開口の2階LD部分と3角形状のバルコニーが1階より大きく張り出し開放性が際立つ南側外観。外壁の赤/バルコニー・テラスの白/背後の杉木立の緑が互いに引き立て合い、周囲の住宅とは一味違う優美な佇まいをみせる。
下:ガルバリウム鋼板角波張りの外壁に光と風を考慮して巧妙に配された縦長・横長のスリット状ガラス開口が、凹凸のある形態と相まって表情豊かな印象を強く与える北側外観。1階の左が玄関。
 

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