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新潟県南魚沼市に建つ2層の住宅。敷地は矩形の平坦地で、建物は1階がLDK、アトリエ他、2階が主寝室、子供室、洗面・浴室という構成。

施主は、雪国特有の内向き空間ではなく、家族それぞれの場と皆が集まる場があり、しかも自然と向き合える明るく快適な“外部のような内部空間”を備えた家を望んだ。設計者は、1日中採光が確保できる東西軸と居間の正面に里山の風景が得られる風景軸を定め、それを基に個室と水回りから成る3つの棟を設け、その3棟間をフロートガラス厚5mm入りの温室サッシと、天然ウールと気密シートを厚5mmのポリカーボネート板でサンドイッチした障子とで構成した、壁とも窓とも違うあいまいな「光壁」で囲い、インナーコート(リビング・ダイニング)とした。

結果、2層吹抜けのインナーコートの東側・西側・北側の3箇所に設けられた光壁が、この家を最も特徴づけると共に、東西軸と平行に設けられたハイサイドライトの効果を得て、日照時間による微妙な光の移ろいを空間内に反映させ、まるで外にいるかのような変化に富んだ豊かで快適な皆の集まる場を創り出した。
上:夕暮れの東側外観。内部の明かりが断熱材入りの光壁を透過し行灯のように光る。
下左:平面・断面・屋根形状が複雑な形態を生み出し、周囲の建物とは一味違う端正な表情 を見せる白いガルバリウム鋼板をまとった東側外観。
下中:窓越しに里山の風景が展開し、時間により表情が変化するリビングの東側光壁。
下右:窓のポリカ障子が閉まった状態の東側光壁(幅約3m高さ約3.8m)。
下右下:3つの棟、3方向の光壁、ハイサイドライトの位置関係を示す建物構成図。
 

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