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千葉県いすみ市岬町の海岸沿いに建つ木造2層の週末住宅。敷地は太平洋までわずか20m強の平坦な不定形地。建物は1階がラウンジ・キッチン・洗面室・浴室・畳コーナー、2階が主寝室という単純な構成。

施主は海と空の眺望が同時に得られる開放的な家を望んだ。設計者は敷地と海の間に道路がない立地を最大限に活かすため、海に対して「く」の字型に折れ曲げた平面に片流れ屋根を掛け、さらに2層吹抜けの1階部分に厚8mmのフロートガラスを用いた巾7.5m高さ3.5m~4.3mのガラスカーテンウォールを設け、屋内も屋外も表情豊かで楽しさに満ちた快適な居場所を創り出した。

この家を特徴づけるガラス壁を通して、大きなワンルームである屋内では水平線を独占する景観が得られると同時に、階段やブリッジが視線を交差させ、空間に立体的な動きを与えている。また屋外のウッドデッキでは、折れ曲がった建物が屏風の役割を果たし「もうひとつの居間」を生み出している。そのため、人の動きと共に建物や海との関係も生き生きと変化し、自然の移ろいが一日中生活空間に様々なかたちで映し込まれている。
上:大きなガラスカーテンウォールと窯業系サイディングの外壁を効果的に彩るガラス開口部が独特のたたずまいをみせる夕暮れの東側外観。
中左:海に張り出す岩山と一体化し、周辺の風景に溶け込んだ北東側外観遠景。
中右:建物開口部構成を示すスケッチ。ラウンジのガラスカーテンウォールや浴室のコーナー窓など、眺望・換気・通風を考慮したガラス開口部を適切なサイズで適所に配置。
下:「く」の字型平面の北東端に位置しコーナー窓から海の景観が満喫できる快適な浴室。
 

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