今回は外観が美しく、省エネ効果もある
熱線反射ガラスについてです。
- 熱線反射ガラスとは?
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板ガラスの表面に極薄の金属膜をコーティングしたガラスです。
コーティングの方法はいろいろありますが、今回はスパッタリング法についてご説明します。 - 熱線反射ガラスの製造方法
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- 上図のように素板受け入れ、スパッタリング、切断、検査、出荷となります。
- スパッタチャンバーといわれる真空雰囲気の中で金属膜の元になる
金属物質(ターゲット材といいます)にガスイオンを高速で衝突させます。 - その衝突のエネルギーでターゲット材の原子がたたき出されて
向かい側のガラスに付着します。 - ターゲット材の金属を変更すること、ガラスに付着させる金属膜の構成や
厚みを調整することで、色調や性能が変わってくるのです。
- 熱線反射ガラスのPRポイント
- 意匠性だけでなく、冷房負荷の点で、空調関係の設備費(イニシャルコスト)、
運転費(ランニングコスト)をともに大きく軽減させます。
熱的性能のバリエーションも豊富で、用途や条件に見合った選択ができます。
ターゲット材:チタン、ステンレス、すず、クロム などです