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【商業施設事例】コアジュエルス 青山店 FUMITA DESIGN OFFICE 文田 昭仁

際立った平滑さと硬質感が自在に演出する“奥行き感”のバリエーション

ダイヤモンドのように彫り込まれたフォルム

ひとつの固まりから不要な要素を削り取り彫り込んで、シャープで美しい造形を生み出していく彫刻的な空間。それがブラックダイヤモンドをメイン商品とする、このジュエリーショップ「コアジュエルス」のデザインコンセプトです。

もともと宝石は、その原石の内に秘められた美しさを、削り取り彫り込んでいくことで眼の前に現出させるもの。まっさらな下地に何かを足していくことで生み出される美しさとは種類が違う。そうした商品的な意味合いに、僕自身の空間デザインの特徴であるエッジの効いた造形と、天高に余裕がなく、なおかつ天井に照明器具を埋め込めない等の物件的な与件をうまくつなげていくことを考えて、削り出しをイメージした多面体の構成の中で空間をまとめていくことにしました。

その上で、商品の存在を際立たせるニュートラルな色味である“白”を基調とし、そこにさまざまな素材や仕上げを組み合わせることで、統一感を保ちながらも微細な変化が感じられる高質な空間づくりを目指しました。削り出しによるボリューム感を狙った壁と天井には、そのシャープなエッジを際立たせるために加工性の高いプラスターボードを採用し、そこでは立体感を演出するためにウレタン塗装と通常塗装を使い分けることにしました。また、他の壁面にはカラーガラス、床には大理石、そしてディスプレイ什器のトップには合成レザーと、白を基調としたさまざまな素材を組み合わせることで、多面体的な造形と多様なテクスチャーの存在を際立たせる彫刻的空間を創出しようと考えたのです。高質感という意味では、“黒”という案も有力だったのですが、現在は男性中心となっている商品展開を、今後は女性にまで広げていこうという戦略的な側面もあり、より柔らかな印象を与える白に最終的には落ち着くこととなりました。

映り込みのニュアンスを使い分ける

塗装、ウレタン、大理石と、さまざまな素材による“白”が並ぶ中でのガラスの役割は、なんと言っても際立った平滑さとその硬質感ということになると思います。石を磨いても決して得られない平滑さ。アクリルでは決して出せない硬質感。そうしたガラスならではの特徴が、空間にワンランク上の品格を与え、高質感創出の大きなポイントとなります。また、今回のようにさして広くない店舗では、その映り込みによる奥行き感の獲得は欠かせないものとなる。しかもガラスは、通常のガラス、カラーガラス、ミラーガラスと、つくり込みたい奥行き感のニュアンスによって、その平滑さや硬質感はそのままに、映り込みの深度をコントロールできる。今回は、視覚的に空間の広がりを強く感じさせたいところにはミラーガラスを、接客や動線上で映り込みがうるさく感じられそうなところにはカラーガラスを用いて、素材的変化に加えて奥行き感の変化を空間づくりに落とし込むことができました。

今回、久しぶりにカラーガラスを使ってみて改めて感じたのは、とても扱いやすくなってきたということ。色味の前面に透明な層があるということでは、ウレタン塗装と近いのかもしれないけれど、その厚み感がまったく違う。つまり高質感が違う。その高質感を、高透過ガラスの進化によって、純粋な色味として手軽に使えるようになってきた。以前は、たとえば“白”ひとつとっても、ガラス自体のグリーンを打ち消すために、さまざまな苦労が必要だったわけですが、いまでは他の素材と組み合わせても違和感なく見えるようになってきた。

カラーガラスという存在をポジティブに活かすことで、空間デザインの幅がまたひとつ広がる、そうした可能性を強く感じています。

【使用ガラス】

ラコベル』 ピュアホワイト

文田 昭仁(ふみた・あきひと)

Profile

1962年大阪生まれ。主な仕事に「ショールーム スピリチュアルモード京都」、「日産グローバル本社ギャラリー」、「イプセ武蔵小杉」ほか。JCDデザインアワード、グッドデザイン賞、ナショップライティングコンテストなど、受賞多数。

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