強化ガラス

強化ガラス・型板強化ガラスJIS R 3206 強化ガラス・JIS R 3206 強化ガラス

テンパライト® ミストロンエース®

※光拡散効果、視線制御はミストロンエースのみ

〈テンパライト〉は、同じ呼び厚さのフロート板ガラスの約3.5倍の耐風圧強度を持つ強化ガラスです。〈ミストロンエース〉は、同じ呼び厚さの型板ガラスの約5.8倍の耐風圧強度があり、視線を遮る効果のある型板強化ガラスです。
安全対策
安全対策
光拡散効果
光拡散効果
視線制御
視線制御
日本科学未来館・東京都江東区 設計/日建設計・久米設計 設計共同企業体 フェンスに使用されている〈テンパライト〉には飛散防止フィルムが貼られています。
日本科学未来館・東京都江東区 設計/日建設計・久米設計 設計共同企業体 フェンスに使用されている〈テンパライト〉には飛散防止フィルムが貼られています。
主な用途
―テンパライト― オフィスビル・体育館・ホール
―ミストロンエース― 浴室・シャワー室・更衣室などのプライバシーを必要とする窓・間仕切り。
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●強化ガラスは「ガラスの中に存在する不純物に起因するキズ」により不意に破損する可能性があります。

● 人体の衝撃および飛来物によるガラスの破損率等についての実験結果は技術資料編4- 3をご参照ください。

●「ガラスを用いた開口部の安全設計指針」(財団法人日本建築防災協会)では、強化ガラスは割れても安全なガラスとして安全設計の必要性が高い部位での使用が推奨されています。

●強化ガラスを安全にお使い頂くためにimg_keikoku
「強化ガラス共通のご注意」(P213)を必ずお読みください。

● 強化ガラス関係製品のご注意img_cyui
強化ガラスは、フロート板ガラスに比べると表面硬度がやや低いため、フロート板ガラスと同様の取り扱いでも傷がつく場合があります。クリーニング時は、金属製の清掃用具を使用しないでください。

● 熱処理の影響により、通常の板ガラスと比較して、反射像のゆがみが大きくなります。また、合わせガラスにすると、透視像がゆがむ場合があります。

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破片は粒状になり、破片による大きな傷害事故を減少させます。 均一な型模様で視線を遮断します。(ミストロンエース)

〈テンパライト〉〈ミストロンエース〉のガラス面には「TEMPERLITE」のマークが入っています。

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ラインナップ

品種(商品名) 呼び厚さ(ミリ)
テンパライト(透明) 4~19
熱線吸収テンパライト 5~8
サンカットΣテンパライト 6~10
サンルックステンパライト 6、8
テンパライトNS(透明のみ) 4、5
ミストロンエース 4

注)〈テンパライト〉は不意の破損の発生確率を下げるためのヒートソーク処理を施しています。
呼び厚さの薄いガラスは不意の破損の発生確率が比較的低いためヒートソーク処理を施さない〈テンパライトNS〉をご用意しています。

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板ガラスの納まり寸法標準

日本建築学会では、建築工事標準仕様書・同解説 ガラス工事(JASS17)のなかで、不定形シーリング材構法、グレイジングガスケット構法について、耐震性などの性能について特記されていない場合における納まりの寸法標準を示しています。ここでは、JASS17を基本にして、AGCの関連製品をご使用いただく際の各種クリアランス・かかり代の寸法をご提案するものです。表内の数値を標準として、ガラスの製品精度・サッシの製作精度・施工誤差等を考慮し、なるべく余裕をもってご設計ください。

(1)不定形シーリング材構法の納まり寸法標準
最も標準的な三方押縁で、中桟のない建具の場合の標準を示しています(四方押縁はこれに準じます)。一方押縁・二方押縁の場合は、施工時に板ガラスのやり返しが必要となりますので、作業性を考慮して別途寸法を考慮してください。
 
 
材   種 弾性シーリング材
形   態 標準的なカーテンウォール サッシ固定部 サッシ可動部
上 部 縦 断 面 図 1.jpg 2.jpg 3.jpg
左 右 部 断 面 図 4.jpg 5.jpg 6.jpg
下 部 縦 断 面 図 7.jpg 8.jpg 9.jpg
寸 法 表 現 面クリアランスa エッジクリアランスb かかり代c 面クリアランスa エッジクリアランスb かかり代c 面クリアランスa エッジクリアランスb かかり代c
種 類 商品名 呼び厚さ*1
(ミリ)
b1 b2 b3 b1 b2 b3 b1 b2 b3
倍強度ガラス
強化ガラス
熱処理ガラス
HSライト
テンパライト
ミストロンエース
ホームテンパ
ホームミストロン
スクールテンパ
スクールミストロン
テンパライトNS
セラプリライト
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*1 商品によっては、呼び厚さに示す板厚がないものもありますので、製造の可否は各商品ページのラインナップにてご確認ください。
注1)熱線反射ガラス(サンカットΣ、サンルックス)において、映像調整を要求される場合の面クリアランスaは、上記表の値に2mm加算してください。
注2)各寸法の設定根拠は次のとおりです。
*標準寸法 板の辺長比は、実施工で多いと考えられる2:3のものを標準形とした。厚さ別では、3~6ミリ:1500×1000mm  8~10ミリ:2000×1350mm  12~19ミリ:3000×2000mm
*b1、b2にかかわる層間変位角などの考え方
1.標準的なカーテンウォールは、S造に取り付けるケースが多いと考え、層間変形角は中地震等の1/200を想定している。補正係数αは2.0を取っている。
2.サッシ固定部は、壁の多いSRC造およびRC造に取り付けるケースが多いと考え、層間変形角は中地震時の1/500を想定している。補正係数αは2.0を取っている。
3.サッシ可動部は、枠と障子の間のクリアランスを考慮し、エッジクリアランスb1、b2については、サッシ固定部の値から2mm減じることとしている。

(2)グレイジングガスケット材構法納まり寸法標準
 
 
材   種 グレイジングチャンネル グレイジングビード その他のガスケット
形   態 サッシ可動部 サッシ可動部 サッシ固定部
上 部 縦 断 面 図 1.jpg 2.jpg 3.jpg
左 右 部 断 面 図 4.jpg 5.jpg 6.jpg
下 部 縦 断 面 図 7.jpg 8.jpg 9.jpg
寸 法 表 現 面クリアランスa エッジクリアランスb かかり代c 面クリアランスa エッジクリアランスb かかり代c 面クリアランスa エッジクリアランスb かかり代c
種 類 商品名 呼び厚さ*1
(ミリ)
b1 b2 b3 b1 b2 b3 b1 b2 b3
倍強度ガラス
強化ガラス
熱処理ガラス
HSライト
テンパライト
ミストロンエース
ホームテンパ
ホームミストロン
スクールテンパ
スクールミストロン
テンパライトNS
セラプリライト
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*1 商品によっては、呼び厚さに示す板厚がないものもありますので、製造の可否は各商品ページのラインナップにてご確認ください。
注1) 
強化ガラス・倍強度ガラス・熱処理ガラスをご使用になる場合は、破損時に破片が落下しにくい不定形シーリング構法、またはグレイジングチャンネル構法をお薦めします。
 
注2) 
複層ガラスをグレイジングビード構法、グレイジングチャンネル構法で使用する際の納まり寸法標準については、「複層ガラスとサッシの取合に関する仕様基準と解説」(平成16年7月板硝子協会、(社)日本サッシ協会)によります。 複層ガラスにグレイジングチャンネル構法を用いる場合は、排水に有効な孔明きグレイジングチャンネルを必ずご使用ください。
 

注3)各寸法の設定根拠は次の通りです。

*標準寸法

1 グレイジングチャンネル サッシ可動部 標準寸法は考えていない。
2 グレイジングビード サッシ可動部 標準寸法は考えていない。
3 その他のガスケット サッシ固定部 不定形シーリング材構法「サッシ固定部」と同じ。

*b1、b2にかかわる層間変位角などの考え方

1 グレイジングチャンネル サッシ可動部 層間変位追従性能は考慮しない。
2 グレイジングビード サッシ可動部 層間変位追従性能は考慮しない。
3 その他のガスケット サッシ固定部 不定形シーリング材構法「サッシ固定部」と同じ。

*b3にかかわる止水排水性能の考え方

1 グレイジングチャンネル サッシ可動部 溝内の排水性を考慮しない。
2 グレイジングビード サッシ可動部 溝内の排水性を考慮しない。
3 その他のガスケット サッシ固定部 溝内の水の滞留を許容しない。 許容するものについては、b3を規定しない。

製品の種類と寸法一覧表

ガラスの品種・寸法などは予告なく改廃することがあります。

■強化及び倍強度ガラス

一般名 品種(商品名) 呼び厚さ(ミリ) 最大寸法(mm)*1*2 最小寸法(mm) 掲載ページ
強化ガラス テンパライト(透明) 4 2000×1200 250×100 041
5 2400×1800
6 3600×2440
8 4500×2440
10
12
15
19
熱線吸収テンパライト 5 2400×1800
6 3600×2200
8 3600×2200
サンカットΣテンパライト(クリア) 6 3600×2400 900×600
8 3580×2400
10 3540×2400
サンカットΣテンパライト
(ユーログレー、ユーロブロンズ、グリーン)
6 3600×2082
8 3580×2082
サンルックステンパライト 6 3600×2400
8 3580×2400
●強化ガラスおよび倍強度ガラスの注意事項
*1 最大寸法を超える場合は、お問い合わせください。
*2 熱線吸収板ガラスを素板として使用する場合は、素板によって寸法上制約を受けることがあります。詳しくはご相談ください。

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設計・施工上のご注意、使用上のご注意

それぞれのブランドの商品仕様、付帯サービスなどの内容を十分ご確認の上、商品を選定してください。お引渡後の変更はできません。
AGCでは曲げ加工を受注しておりません。各商品の曲げ加工につきましてはガラス工事店にご相談ください。

一般名 品種
(商品名)
ご注意 掲載
ページ
熱処理ガラス 強化ガラス 強化ガラス 共通のご注意 ■ 設計・施工上のご注意
・P213の強化ガラスを安全にお使い頂くためにをご参照ください。
・全体として応力のバランスが保たれており、強化処理後の切断はできませんので、正確な使用寸法でご発注ください。また、強化処理後の孔明け、切り欠きなども同様の理由でできません。
・熱処理の影響により、通常の板ガラスと比較して、反射像の歪みは大きくなります。特に〈サンルックス〉や〈サンカットΣ〉として使用した場合は、特性上このゆがみが目立ちますのでご注意ください。
・製法上寸法精度はフロート板ガラスより悪くなりますので、ご留意ください。
・生産時の部分的な温度差の影響で、筋状あるいは斑状の模様が見える場合があります。日射の状態によっては、虹色に見える場合もあります。
・ガラスのエッジ部とサッシなどの金属との直接接触は、絶対に避けてください。
・防犯性は高くありませんのでご注意ください。
・シーリング材は、JIS A 5758に規定する良質の弾性シーリング材(シリコーンシーラント、ポリサルファイドなど)をご使用ください。
・バックアップ材は、発泡ポリエチレンフォーム、クロロプレンゴムなどをご使用ください。
・セッティングブロックは、クロロプレンゴム、またはEPDMの硬度90°以上のものを下辺に2ヶ所ご使用ください。
・各種クリアランス・かかり代などの納まり寸法は、「板ガラスの納まり寸法標準」(P166~169)に準じてください。
・網入板ガラス・線入板ガラスの強化ガラスは製造できません。
■ 使用上のご注意
・フロート板ガラスにくらべて表面硬度が若干低いため、クリーニングの際にカッターや金属のスクレーパーは使用せず、また、スクイージ(ガラス清掃用水切り器具)の金属部分がガラスに触れないようご注意をお願いします。
・強化ガラスに貼り付けられている各種シールは、製品仕様を判りやすく表示したものです。シールそのものにつきましては保証を行っておりません。お引渡し後、ご使用環境によってはシールが剥がれる可能性がありますので、その際は除去してください。
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一般名 品種
(商品名)
ご注意 掲載
ページ
熱処理ガラス 強化ガラス ミストロンエース/ホームミストロン/スクールミストロン ■ 設計・施工上のご注意
・型板強化ガラス〈ミストロンエース〉〈ホームミストロン〉〈スクールミストロン〉は、普通の型板ガラスの型模様とは異なった、専用の型模様となります。
・〈ミストロンエース〉〈ホームミストロン〉〈スクールミストロン〉の型模様面は、室内側に向けてご使用ください。
■ 使用上のご注意
・〈ミストロンエース〉〈ホームミストロン〉〈スクールミストロン〉の型模様面が水で濡れると、透けて見える場合があります。
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一般名 品種
(商品名)
ご注意 掲載
ページ
熱処理ガラス 強化ガラス 強化ガラス 共通のご注意 強化ガラスを安全にお使い頂くために注)耐熱強化ガラスをお使いの際にもご確認ください。
■強化ガラスを安全にお使い頂くために
強化ガラスは強度が高く、万一破損しても破片が細かい粒状になる安全性の高いガラスですが、破損時に破片が脱落することがあります。また、一般の板ガラスとは異なる「ガラスの中に存在する不純物に起因するキズ」による不意の破損など、独特の性質をもっています。強化ガラスの基本特性である破損性状や不意の破損などをご理解いただき、ご採用にあたっては使用部位や高さ、その他の安全対策などに関する十分なご検討をお願いいたします。
なおAGCでは、十分管理の行き届いた日本工業規格(JIS)表示許可認定を受けた工場で、強化ガラスを製造しています。また、強化ガラスの製造にあたっては、ガラスの中に存在する微細な不純物に起因する不意の破損をゼロに近づけるため、原料管理、製造設備管理、ヒートソークの処理*
などの施策を行っています。さらに今後も品質の向上に努めてまいります。
* ヒートソーク処理:強化加工後に再加熱処理を実施し、強化ガラスに存在する微細な不純物が含まれていた場合、強制的に破損させる方法。強化ガラスのヒートソーク処理の実施については、品種により異なります(次頁参照)。
1.破損の際の特徴
強化ガラスは表面に圧縮応力層があり、内部にそれとバランスした引張応力層があります。強化ガラスの破損時には、ガラス表面の圧縮応力層とガラス内部の引張応力層のバランスが崩れ、一瞬にしてガラスの全面が細かく粒状に破損します。施工条件によっては破損時にガラスが脱落することがあります。通常、破片は粒状にバラバラになりますが、破砕しても粒が離れずに破片の塊になることもあります。また破損時には音を伴う場合があります。

2.破損の原因
強化ガラスの一般的な破損原因は、下記の3点が考えられます。
①飛来物や地震など、外部から強い力が加わった場合
②小さく鋭いキズが、ガラス表面についた場合
③ガラスの中に存在する微細な不純物があった場合
強化ガラスの特徴として、ガラス内部の引張応力層にキズが発生した場合に応力バランスが崩れ、外力が加わっていない状態で不意に破損することがあります。

3.被害発生の可能性
近くに人がいた場合、ガラスの粒状の破片を浴びたり、頭上から落下してきた破片の塊に当たったりすることがあります。破片の塊の大きさによっては人にケガを負わせたり、場合によっては命に関わる事故になるおそれがあります。
4.被害の発生を避けるための措置【強化ガラスの破損落下による被害を避けるためのAGC推奨措置基準】
AGCでは、強化ガラスを安全にご使用いただくために、ガラス破片の落下防止措置について、以下のとおり推奨基準を設けています。なお、ガラスが破損して脱落したときに人がケガをするおそれがある場合や、破損時に人が転落する危険性がある場合には、強化合わせガラスのご採用や、全面に飛散防止フィルムを貼るなど、万一のガラスの破損に対する落下防止措置を必ずおとりください。
注)強化合わせガラスや飛散防止フィルムを貼った強化ガラスでも、破損時に非常に細かい破片が脱落する場合があります。

1)建築用途に使用する強化ガラス
①垂直に使用する場合
強化ガラス製品および強化ガラスを使用した構法をご採用になる場合は、P214の表「強化ガラス製品、構法ごとの使用可能範囲の目安(AGC推奨基準)」をご参照のうえ、以下の注意事項を必ずお守りください。
・高所に使用する場合
地上または床面(歩行面)からガラス上端部までの高さが表の16m、または3mを超える高さに強化ガラスを使用する場合、万一の破損時に有効な強化合わせガラスのご採用や、全面に飛散防止フィルムを貼るなど、施工法に応じた落下防止措置を必ずおとりください。また、安全性の面から、落下防止措置無しでご使用いただける範囲内であっても、建物用途や使用部位、周辺の状況に応じて落下防止措置を講じることをお薦めします。
・強化ガラスを使用した複層ガラス
片側に強化ガラスを使用する複層ガラスの場合は、室内側に強化ガラスを使用することを推奨します。両側に強化ガラスを使用する複層ガラスの場合は、室外側を強化合わせガラスにすることを推奨します。いずれの場合も、強化ガラスを使用した面の高さが、P214の表「強化ガラス製品、構法ごとの使用可能範囲の目安(AGC推奨基準)」に該当するかどうかでご判断ください。
②傾斜面、水平面に使用する場合
・アトリウムなどの屋根、スカイライト、トップライトなど傾斜面、水平面に強化ガラスを使用すると、万一破損した場合に比較的大きな破片の塊となって落下するおそれがありますので、使用する高さにかかわらず、落下防止措置のない強化ガラス単板や複層ガラス下側への落下防止措置のない強化ガラスのご使用はおやめください。
・強化合わせガラスのご採用や、全面に飛散防止フィルムを貼るなどの落下防止措置をおとりください。
・複層ガラスの上側に強化ガラスを使用する場合でも、下側のガラスは合わせガラスもしくは飛散防止フィルム貼りのガラスとしてください。
③フレームレス構法に使用する場合
強化ガラスのエッジが露出したり、部分的に支持する場合が多いため、構法に応じた落下防止措置を必ずおとりください。枠を使用していない手摺など、破損時に人が転落する危険性がある場合も、落下防止措置を必ずおとりください。また、エッジが露出している場合、強化合わせガラスや飛散防止フィルムを貼った強化ガラスでも、エッジから破片が脱落する恐れがあります。エッジが露出する場合には、エッジカバーを取り付けるなど、落下防止対策を施してください。
2)建築用途以外に使用する強化ガラス
家具などに金具で強化ガラスを留める場合、金具と強化ガラスが直接接触すると破損の原因となります。必ず緩衝材を入れ、金具と強化ガラスが直接接触しないようにしてください。

■ 飛散防止フィルムによる落下防止措置
飛散防止フィルムによる落下防止措置を講じる場合は、フィルムメーカーが定める施工法に従い、正しく施工してください。また、フィルムメーカーが推奨する性能保証期間を過ぎた場合は、速やかにフィルムを交換してください。
■ 強化ガラスに打刻されたマークについて
AGCでは、1995年7月以降に出荷している全ての強化ガラス製品*に対して、品種・製造年月・製造工場等の情報のマークを打刻しています。
*テンポイント構法など、フレームレスファサードに使用する強化ガラスを除く。

表 強化ガラス製品、構法ごとの使用可能範囲の目安(AGC推奨基準)

強化ガラスの商品名、構法名 施工の状態 落下防止措置をせずに ご使用いただける範囲*1
学校用強化ガラス
(呼び厚さ5ミリ以下)
スクールテンパ
スクールミストロン
四周ともサッシ枠にのみ込み
シーリング材またはグレイジングチャンネルによる施工
地上または床面(歩行面)からガラス上端部までの高さが16m以下
強化ガラス
型板強化ガラス
住宅用強化ガラス
耐熱強化ガラス
(防火用)
セラミックプリント
ガラス
テンパライト
ミストロンエース
ホームテンパ
ホームミストロン
マイボーカ*2
セラプリライト
(強化タイプ)
四周ともサッシ枠にのみ込み
シーリング材またはグレイジングチャンネルによる施工
(呼び厚さ6ミリ以上はシーリング材による施工のみ)
地上または床面(歩行面)からガラス上端部までの高さが3m以下
強化ガラス自立手摺 テンパライトSS工法*2 標準施工法
上辺は笠木にのみ込み
縦辺はシーリング材による突合せ
フレームレス
ファサード
テンポイント、
メタルポイント*2
標準施工法
四周ともシーリング材施工

*1  安全性の面から、落下防止措置をせずにご使用頂ける範囲内であっても、建築用途や使用部位、周辺の状況に応じて落下防止措置を講じることをお薦めします。
*2  ヒートソーク処理を全数実施しています。なお、商品、構法にかかわらず、呼び厚さ6ミリ以上の強化ガラス製品には全数ヒートソーク処理を実施しています。

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ガラスを安全に末永くお使い頂くために、
板ガラス製品全般に関係する注意事項をまとめました。
カタログをご利用になる際、是非ご確認ください。
また、各商品グループ・商品に特有の注意事項に関しては、
第16章の「設計・施工上のご注意」欄でも詳細にご説明しています。
併せてご確認をお願いいたします。

『ガラスが破損しますと、ガラスの破片で人が重症を負ったり、時には死亡したりすることがあります。
ガラス周辺の設計に際しては、破損事故の危険性を最小限にするため、「ガラスを安全に末永くお使い頂くために」をご確認ください。』

AGC_syohin_1001_01.gif 警告マークを付した項目は、ガラス破損等による事故防止のために、特に重要な事項が説明されています。必ずご一読いただきますようお願いいたします。
AGC_syohin_1001_02.gif 注意マークを付した項目は、商品の劣化などを防止するための品質保持に関する事項が説明されています。

ガラスの品種・呼び厚さ・納まりのご設計にあたっては、下記事項をご考慮ください。

● 商品仕様を十分ご確認の上、商品を選択してください。
● 省エネ・安全・防火・意匠など、求められる機能からガラスの「品種」をお選びください。
● ガラスの使用部位・寸法などの条件から、必要な技術検討を実施頂き「呼び厚さ」をお選びください。
● 呼び厚さ・最大寸法などの品揃えは、ガラスの品種ごとに異なりますので、商品の「バリエーション」欄および第16章「製品の種類と寸法一覧表」の最大・最小、規格寸法を今一度ご確認ください。
● ガラスを安全に末永くお使い頂くため、「納まり」などガラス周辺のご検討も合わせてお願いいたします。
● 商品の仕様によって、その商品独自のご注意のみならず、商品を構成するガラス素板それぞれのご注意にも合わせて配慮いただく必要があります。

設計上のご注意

ガラスの強度検討AGC_syohin_1001_01.gif
外力によるガラスの破損を防止するために、必要に応じて次の(1)~(5)の強度検討を実施の上、ガラスの品種・呼び厚さをご選定ください。
 
(1)風圧に対する強度検討
例えば、窓や外部ドア等、風圧を受ける部位にガラスを使用される場合は、台風時の強風等によるガラスの破損を防止するため、耐風圧強度をご検討の上、ガラスの品種・呼び厚さをご選定ください。〈技術資料編4- 1参照〉
(2)衝撃に対する強度検討
例えば、住宅のテラス窓・学校の窓・公共施設の玄関ホール等、人体または飛来物による衝撃が予想される部位にガラスを使用される場合は、ガラス破損による事故を防止するために、「所定の衝突力に対して割れないガラス」または「割れても安全なガラス(合わせガラス、強化ガラス)」をご選定ください。〈技術資料編4- 3・4- 4・4- 5参照〉
(3)傾斜面でガラスを使用する際の強度検討
例えば、トップライトや傾斜面の窓等、垂直以外の角度でガラスを使用される場合は、風圧・積雪荷重・ガラス自重の組み合わせによるガラスの破損を防止するため、特別な強度検討を実施の上、ガラスの品種・呼び厚さをご選定ください。また、万一破損した場合のガラス破片落下による事故を防止するため、合わせガラスの使用・飛散防止フィルム貼付・網入板ガラスの使用等、落下防止措置を必ず講じてください。〈技術資料編4- 2参照〉
(4)特殊な荷重を受ける場合の強度検討
例えば、棚板や床等、特殊な集中荷重を受ける部位にガラスを使用される場合は、特殊支持条件のもとでの強度検討を実施の上、ガラスの品種・呼び厚さ等をご選定ください。また、床材としてガラスをご使用になる場合は、ガラス破損時の人体落下事故を防止するため、必ず強化合わせガラスをご使用頂き、万一、ガラスが1枚破損した場合でも、非破壊のガラスで設計荷重に耐えられるようにご設計ください。〈技術資料編4- 2参照〉
(5)水圧に対する強度検討
例えば、水槽やプールののぞき窓のように、長期にわたって水圧を受ける部位にガラスを使用される場合には、万一のガラス破損時でも二次的損害を防止できるように特別な考え方に基づく強度検討を必ず実施の上、ガラスの品種・呼び厚さ等をご選定ください。〈技術資料編4- 8参照〉
熱割れを防止するための検討AGC_syohin_1001_02.gif
例えば、熱線吸収板ガラス・熱線反射ガラス等の日射吸収率の高いガラス、網入板ガラス・呼び厚さの厚いガラス等のエッジ強度の比較的小さいガラスをご使用になる場合、網入板ガラスを用いた複層ガラス等をご使用になる場合は、日射によるガラスの熱応力破壊(熱割れ)を防止するため、熱割れ強度をご検討の上、ガラスの品種・呼び厚さ・窓枠の種類・窓枠への納まり・カーテンやブラインドの種類等をご選定ください。また飛散防止や遮熱・遮光等の機能を持ったフィルム等を貼る場合は、必ずフィルムメーカーにて熱割れ計算を行ってください。
※・ サンルックス、サンカットΣと網入板ガラスを用いた合わせガラス・複層ガラス ・ Low-Eガラスと網入板ガラスからなるサンバランス ・ フロート板ガラスと網入板ガラスからなるペアガラス〈技術資料編4-6参照〉
AGC_syohin_1001_03.png
地震時のガラス破損を防止するための納まり検討AGC_syohin_1001_01.gif
地震時の建物の変形(層間変位)によって窓枠が変形する場合、はめ込み枠とガラスとのエッジクリアランスによって変形を吸収して、ガラスの破損を防ぎます。窓枠の変形量に対して十分なエッジクリアランスを確保してください。 〈技術資料編4- 7参照〉

日本建築学会ではエッジクリアランス等の標準的な寸法について、「建築工事標準仕様書17番ガラス工事(JASS17)」に基準を定めています。
〈総合カタログ商品編 第16章「板ガラスの納まり寸法標準」参照〉
また、硬化性パテを用いたグレイジングでは、はめ込み枠とガラスとの変形を拘束して破損の原因となります。弾性シーリング材、またはグレイジングガスケットによるグレイジングをお薦めいたします。
雨水などによるガラスの品質低下を防止するための納まり検討AGC_syohin_1001_02.gif
網入・線入板ガラス、複層ガラス、合わせガラスを使用される場合には、雨水等による下記の品質低下を防止するため、止水性・排水性が確保できる納まりとしてください。特に、ガラス小口を露出するような納まりや、水抜き孔のないビード、ガスケットの使用は避けてください。 〈第16章「板ガラスの納まり」および各商品の「設計・施工上のご注意」参照〉
(1)網入・線入板ガラス→線材が錆びてエッジ強度を低下させ、錆割れや熱割れの原因となります。
(2)複層ガラス→封着材が劣化して中空層内結露の原因となります。
(3)合わせガラス→特殊フィルムが劣化して「シミ」や膜剥離の原因となります。
ガラスの加工に関するご注意AGC_syohin_1001_01.gif
(1)切り欠き加工、孔明け加工切り欠き・孔明け加工をすると、切り欠きの入り隅部・孔部の強度が著しく低下する場合があります。外力のかかる部位にはご使用にならないでください。やむを得ずご使用になる場合は、強化ガラス・強化合わせガラス等をご使用ください。
(2)フロスト加工 AGC_syohin_1001_01.gifフロート板ガラスの表面をフロスト加工すると、曲げ強度は型板ガラスと同程度の水準に低下します。耐風圧設計にあたっては、型板ガラスの強度係数を用いてください。
(3)強化加工、倍強度加工、合わせ加工、複層加工 ガラスの品種によって、加工できないものがあります。
〈テンパライト〉(強化)〈HSライト〉(倍強度)〈ラミセーフ〉(合わせ)〈ペアガラス〉(複層)の各商品ページをご覧ください。
その他のご注意AGC_syohin_1001_02.gif
(1)水掛かり部分にガラスをご使用になる場合
噴水、浴室、冷却塔周辺など、ガラス表面で水分の濡れと乾燥が繰り返されるような部位に使用しますと、ガラスからの溶出成分と空気中の炭酸ガスが反応固着するなどして、ガラス表面を白濁させてしまいます。固着物を取り除くためには、表面を機械的に研磨するしか方法はなく、状況によっては取れなくなる場合もあります。
(2)ガラスを傾斜面でご使用になる場合 トップライトなどでガラスを傾斜面で使用する場合、夏場日中など太陽高度の高い時間帯の日射が、水平に近い角度で反射した場合、周囲の人の目に入り眩しさを感じさせる可能性があります。太陽の反射光が周囲の建物などに影響を与える場合、設計段階からメーカー、施工業者とも相談の上、周辺の迷惑にならないよう、ご検討いただくようお願いいたします。 なお、AGCアメニテック(株)では、反射光軌跡シミュレーションを有料でお受けいたしております。
〈技術資料編9- 1参照〉
(3)その他の特殊なご使用方法については、その都度安全性をご確認ください。

施工上のご注意AGC_syohin_1001_01.gif

納まりの確認AGC_syohin_1001_02.gif
施工されるガラス品種・呼び厚さに適した納まりになっているかどうか、下記事項に関してご確認をお願いします。〈第16章「板ガラスの納まり」、各商品の「設計・施工上のご注意」、「板ガラスの納まり寸法標準」参照〉
(1)ガラス品種に応じた構法となっているかどうか。
(2)所定のかかりしろ、クリアランスが確保できているかどうか。
(3)セッティングブロック、バックアップ材、シーリング材、グレイジングガスケットなどが適切に選定されているか。
採寸・ご発注
次のガラスは現場切断が困難なため、正確な寸法で原寸発注をお願いします。強化ガラス、倍強度ガラス、複層ガラス、合わせガラス。
切断、面取りなどをされる場合
(1)ガラスは、できるだけきれいに切断(クリーンカット)してください。
(2)糸面取りや切り口修正などでサンダーを使用する場合は、#120以上のできるだけ細かい番手のものをご使用ください。また、グラサード用ガラス、高性能熱線反射ガラス、二辺支持のガラスなど、エッジ強度を確保するために特別な面取り加工を施してある製品の小口を損傷してしまった場合の修正は、当該面取り加工と同等の加工が必要となります。
はめ込み溝の確認AGC_syohin_1001_01.gif
はめ込み溝内部に、ビスなど地震時にガラスエッジに接触する恐れのある突起物がないかどうか、また、水抜き孔が塞がっていないかどうかをご確認ください。
養生AGC_syohin_1001_02.gif
(1)ガラスに「ガラス注意」などの貼り紙を貼る場合には、マスキングテープなどをご使用ください。でんぷん質系の糊を使用するとガラス表面剥離の原因になりますので避けてください。
(2)ガラスのはめ込み後、吹き付け材などの汚れが付く恐れのある場合には、塩ビシートなどをガラス面に張り付けて養生してください。
(3)ガラスのはめ込み後、溶接火花がかかる恐れのある場合は、薄鋼板または合板などで必ず養生をしてください。溶接火花による傷は補修できません。

使用・メンテナンス上のご注意

ひび(クラック)の生じたガラスは放置しないでください。AGC_syohin_1001_01.gif
ガラスに生じたクラックは、それが小さいものであっても強度を著しく低下させます。
クラックの生じたガラスは、手で軽く押したり、比較的弱い風が吹いただけで破損する事がありますので、放置せずにできるだけ早い時期にガラスをお取り替えになることをお薦めいたします。また、ガラステーブル天板・強化ガラスドアの周辺部などの特殊な面取り加工を施したものを除いて、一般にガラスのエッジ部分は非常に鋭利で危険です。ガラスのお取り替えにあたっては、専門の工事業者様へご用命ください。
 
トップライト等のガラスの上には、絶対に乗らないでください。AGC_syohin_1001_01.gif
トップライト等に使用されているガラスは、通常、人体による集中荷重に対する強度検討は実施されていません。例えば、トップライトガラスを清掃する際など、ガラスには絶対に乗らないでください。
ガラスの熱割れにご注意ください。AGC_syohin_1001_02.gif
次のようなことをすると、ガラスに熱をこもらせて「熱割れ」の原因となります。
・ 飛散防止や遮熱・遮光等の機能をもったフィルム等を貼ること
・ ガラス面に密接して物を置いたり、立て掛けたり、衣類、クッション類を干したりすること
・ 段ボール箱などを室内ガラス面に近づけて置くこと(一時的な仮置きも含む)
・ ロッカーやパーティション、家具などをガラス面に近づけて設置すること
・ カーテンやブラインド等をガラスの全面もしくは一部に密接させること(束ねたときも)
・ 冷暖房の吹き出し空気や熱を直接ガラス面に当てたり、強い照明を当てること
・ 窓ガラスに紙などを貼ったり、ペンキなどをぬること
・ 窓ガラスに特殊な影を落とすこと(設計段階で考慮されたものを除く)
熱線反射ガラスの傷AGC_syohin_1001_02.gif
熱線反射ガラスなどのコート面を、硬いものでこすりますと傷になります。一度ついた傷は補修ができませんのでご注意ください。
 
● ガラスの清掃方法について
ガラスの清掃方法については、第16章の「板ガラスの汚れと清掃方法」をご参照ください。
● おことわり
ガラス表面のキズ、泡などを含め製品品質についてはJIS規定の範囲内で生産管理されております。規定の範囲内で許容される出現事象についてはガラスの性能に支障ありませんので安心してお使いください。(建築用以外の特殊な用途についてはこの限りではありません)

次のガラスをご使用になる場合は、特にご注意ください。詳しくは各商品の「ご注意」欄を参照ください。

強化ガラスAGC_syohin_1001_01.gif
強化ガラス(耐熱強化ガラスを含む)は、一部に破損が起こると応力のバランスがくずれて瞬間に全面破砕します。これにより、ガラスが脱落して開口部が開放状態となることがあります。
また、ガラス表面の傷やガラス中の引張り応力層に残存する不純物の体積変化に起因し、外力が加わっていない状態で不意に破損することがあります。強化ガラス(耐熱強化ガラスを含む)の性質を十分ご理解の上、使用部位をご決定ください。また、必要に応じ、合わせガラス加工・飛散防止フィルム貼付等の飛散防止処理を講じてご使用ください。
〈P213「強化ガラスを安全にお使い頂くために」参照〉
倍強度ガラスAGC_syohin_1001_02.gif
倍強度ガラスは、ガラス表面の傷やガラス中の引張り応力層に残存する不純物の体積変化に起因し、外力が加わっていない状態で不意に破損する可能性があります。
倍強度ガラスの性質を十分に理解の上、使用部位をご決定ください。
網入・線入板ガラスAGC_syohin_1001_02.gif
網入・線入板ガラスをご使用になる場合、例えば、エッジを露出して使用したり、排水機構が機能しない等の理由によって、雨水等がガラスエッジ部に滞留すると、エッジ部分の線材を錆びさせ、その体積膨張によってガラスエッジ付近に微少なクラック(ひび割れ)を生じさせることがあります。このクラックは、熱割れの原因になります。網入・線入板ガラスのご使用にあたっては、サッシの排水機構など納まりについて十分ご検討ください。また、グレイジングチャンネルなど、排水が難しい納まりでのご使用は、なるべくお避けください。AGCは、網入・線入板ガラス製品エッジ部全周に防錆処理を施しています。お客様がこれらの製品を切断されてご使用になる場合、切断した全てのガラスエッジ部に防錆処理を必ず施してください。
複層ガラス、合わせガラスAGC_syohin_1001_02.gif
複層ガラス、合わせガラスを使用される場合には、雨水等による下記の品質低下を防止するため、はめ込み枠下辺に水抜き孔を設けたり、弾性シーリング材によるグレイジングを行うなどして止水性・排水性を確保してください。また、ガラス小口を露出するような納まりは避けてください。
複層ガラス→封着材が劣化して中空層内結露の原因となります。
合わせガラス→特殊フィルムが劣化して「シミ」や膜剥離の原因となります。夏の暑い時期には、Low-Eガラスの表面温度が上昇し、熱くなることがあります。
ミラー・壁装ガラス・装飾ガラスAGC_syohin_1001_02.gif
ミラー・壁装ガラス・装飾ガラスの一部などは、内装専用となっています。外装使用した場合、日射によって変退色・剥離・熱割れなどの品質低下を生じることがあります。また、内装に使用する場合でも、直射日光が当たる部分にはなるべくご使用にならないでください。 〈第16章「設計・施工上のご注意」欄参照〉
ガラス施工店、販売店の皆様へAGC_syohin_1001_01.gif
(1) 強化ガラスおよび倍強度ガラスの注意すべき性質について、お客様に十分ご説明をお願いいたします。
(2) 使用予定部位をご確認頂き、必要に応じて飛散防止処理をお客様にお薦めして頂くようお願いいたします。

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品質保証について

■ AGCグループの品質への取り組み

AGCグループは、「AGCグループ品質基本方針」を定め、製品・サービスの品質向上に取り組んでいます。

■ 保証ガイドライン

《板ガラス建材製品に共通の免責事項》
保証期間内でも次の場合には保証対象外となります。
・使用上の誤り、及び不当な改造や修理等、人為的原因に起因する不具合(ガラス表面に塗料を塗ることや、フィルムを貼ること等を含みます)
・天災その他不可抗力(例えば、暴風・豪雨・洪水・高潮・地震・地盤沈下・落雷・火災・津波・噴火等)に起因する不具合
・保証対象外であることを事前にご了承頂いている場合
・ AGC指定の標準施工方法及び設計上、施工上、使用上、メンテナンス上の注意事項を満足していない場合
・引渡し当時実用化された技術では予測困難な現象に起因した不具合
・熱割れによるガラスの破損
■ 保証期間の考え方
製品の保証期間は以下に定める保証期間に限るものとし、不具合により製品を交換された場合でも、交換後製品の保証期間は当初の製造月から保証期間経過時とさせていただきます。

■ 補償方法

代わりの製品を原則納入・施工した取扱店を通じ無償で出荷致します。補償の範囲の詳細はP225をご参照ください。

■ 保証内容

製品群ごとの保証性能項目、保証期間を次の通り定めています。



【複層ガラス製品保証内容について】

注)1998年4月以降に製造した製品とさせていただきます。
製品名 保証性能項目 保証期間 (製造後) 保証期間内でも次の場合には保証対象外となります
サンバランス 複層ガラスの中空層内結露(ガラスとガラスの間の中空層での結露)が生じないこと

Low-Eガラスが変色しないこと

10年 ●中空層の外側(室内側・室外側)に発生した結露
●複層ガラスに組み込まれた板ガラスに亀裂または破損がある場合
●標高1,000m以上でのご使用で、事前にお打合わせが行われなかった場合
(中空層12ミリを越える特殊ペアガラスや〈サンバランス トリプルガラス〉は内部圧力が大きいので1000m以下のご使用でも事前にご相談下さい。)
●垂直にご使用でない場合
●高温または多湿の条件下のご使用で、事前にお打合わせが行われなかった場合
(温水プール、サウナルーム等)
●複層ガラスにAGCのマークが打刻されていない場合(*1)
(ブラインドペヤAを除く)
●〈デューカットⅡS〉と型板ガラスを併用して装着した場合
注)その他ガラス構成によっては保証対象外となる場合がありますのでご注意願います。
サンバランスセキュリティー
サンバランス トリプルガラス
サンバランス Eシリーズ
マイミュート
ペヤプラス/ペヤプラス・エア
ホームペヤA/BM
(2011年9月販売終了)
ペアガラス
ペアガラスセキュリティー
ホームペヤEG
デューカットⅡS
デューカットⅠ
(2008年5月販売終了)
エクセルシオ
格子入りペア
スクールテンパ ペア エコ
(改修用含む)
スクールテンパ ペア
(改修用含む)
ブラインドペヤA
(2007年1月販売終了)
5年
ソフトペヤ
(2004年7月販売終了)
ペヤプラス/ペヤプラス・エア アタッチメント・ブラインド・格子・不織布の変色が目立たないこと 2年
ホームペヤA/BM
(2011年9月販売終了)
ブラインドペヤA
(2007年1月販売終了)
格子入りペア
スクールテンパ ペア エコ
(改修用)
スクールテンパ ペア
(改修用)
ソフトペヤ
(2004年7月販売終了)
5年
ブラインドペヤA
(2007年1月販売終了)
ブラインドの昇降・開閉に問題のないこと 2年 ● 高温または多湿の条件下のご使用で、事前にお打合わせが行われなかった場合
● 本来の使用目的以外の用途に使用された場合
(※1)製品に打刻されたマークにより、AGC製品であること、製造年月等の履歴を確認いたします。2007年4月より保証期限の打刻を追加しました。



【熱処理ガラス製品保証内容について】

製品名 保証性能項目 保証期間 (製造後) 保証期間内でも次の場合には保証対象外となります
テンパライト 自然破損(*1)しないこと 10年 ●必要な強度検討が実施されずに破損した場合
●ガラス表面に出来た傷が成長して、不意に破損した場合
●ガラスにAGCのマークが打刻されていない場合(*2)
●破損したガラスを回収して調査・分析した結果、破損の原因となる不純物が検出されなかった場合
●特に強い外力の衝撃が加わった場合
ホームテンパ
スクールテンパ
スクールテンパセーフィー
ミストロンエース
ホームミストロン
スクールミストロン
HSライト 自然破損の事故においても下記の場合は免責となります
セラプリライト ●ガラスが脱落しにくい施工法など、破損落下による被害発生を避けるためのAGC推奨措置(P213-4)を実施していないことにより発生した人体や器物への損害賠償
●飛散防止フィルムを貼り付けるか、強化合わせガラス仕様を採用する等の、飛散防止措置を講じていないことにより発生した人体や器物への損害賠償
ピラン
マイボーカ
テンポイント
ファイヤーテンパ
( 2009年12月販売終了 )
テンパライトドア
( 2004年12月販売終了 )
ガラスが支持部材から脱落しないこと
ドアの作動に支障のないこと
ドア本体:3年
付属部品:1年
●特に強い外力の衝撃が加わった場合
●施工が不適切であった場合
●把手につきましてはAGC製品ではございませんので保証の対象とはなりません
(*1)『自然破損』とは『ガラス中に存在する不純物による、外から力が加わっていない状態での不意の破損』を指します。詳細はP213をご覧ください。
(*2)製品に打刻されたマークにより、AGC製品であること、製造年月等の履歴を確認いたします。



【デザインガラス製品保証内容について】

製品名 保証性能項目 保証期間 (製造後) 保証期間内でも次の場合には保証対象外となります
サンミラーG 鏡の銀塗布面が腐食しないこと 2年 ●室外でご使用の場合
●直射日光の当たる場所でご使用の場合
●切断、面取りなどの二次加工後、縁塗りがされていない場合
●ご使用の縁塗り材がAGC推奨のものでない場合
●酸、アルカリなどを含む洗浄剤や化学薬品をご使用された場合
●ご使用の接着剤がAGC推奨のものでない場合
●ご使用の両面粘着テープがAGC推奨のものでない場合
●裏塗料や縁塗りに傷が付いていたり、縁塗りが部分的に剥がれている場合
●トイレ、洗面所、キッチンなどの水まわりや清掃頻度の高い場所等の使用で、取り付け金具に溜まった水等に鏡が接触している場合 AGC推奨の縁塗り材
サンミラーGリアリティア
フロストグラスメタリックタイプ
使用箇所 縁塗り材
トイレ、洗面所、キッチンなどの水まわり エポニックス#3100SMクリア
上記以外 ミラーシール
ラコベル 変色・色褪せが目立たないこと 2年 ● 室外でご使用の場合
● 直射日光の当たる場所や高温または多湿の場所でご使用の場合
● ご使用の接着剤がAGC推奨のものでない場合
● ご使用の目地部のシールがAGC推奨のものでない場合
マテラック
ビトロカラー
(2013年12月販売終了)
ビトロカラークラリティア
(2013年12月販売終了)
グラミカラー
(2005年5月販売終了)
パールビトロ
(2013年12月販売終了)
パールビトロ
(2013年12月販売終了)
金属膜が剥がれないこと 2年 ● 室外でご使用の場合
● 直射日光の当たる場所や高温または多湿の場所でご使用の場合
● ご使用の接着剤がAGC推奨のものでない場合
● ご使用の目地部のシールがAGC推奨のものでない場合
ハンドクラフトグラス 特殊樹脂が剥がれないこと
特殊樹脂の変色・色褪せが目立たないこと
2年 ● 特殊樹脂加工面を室外側へ向けて使用された場合
● 高温または多湿の場所でご使用の場合
● 特殊樹脂の表面に物体を当てたり、擦ったりすることに起因する不具合
ラチスグラス 模様が剥がれないこと
模様の変色・色褪せが目立たないこと
2年 ● 模様焼き付け面を室外側へ向けて使用された場合
● 高温または多湿の場所でご使用の場合
ニューステンド 2年 ● 室外でご使用の場合
● 直射日光の当たる場所や高温多湿の場所でご使用の場合
やわらぎ フィルムが剥がれないこと
フィルムの変色・色褪せが目立たないこと
2年 ● 室外でご使用の場合
● フィルム面を室外側へ向けて使用された場合
● フィルム面の汚れ落としに、シンナー・トルエン等の溶剤を使用の場合
● 直射日光の当たる場所や高温多湿の場所でご使用の場合
● 高温または多湿の条件下のご使用で、事前にお打合わせが行われなかった場合
● フィルム面に物体を当てたり、擦ったりすることに起因する不具合



【コンポーネント製品保証内容について】
製品名 保証性能項目 保証期間 保証期間内でも次の場合には保証対象外となります
ビューライト FSW
(2011年11月販売終了)
通常の使用状況下において不具合が発生しないこと。

なお、強風雨時に、サッシ下枠に雨水がたまることがありますが、これは商品上の特性であり不具合ではありません。

不具合といえる雨水浸入は、サッシ下枠を越えて雨水が流れ出たり、あふれ出たりすることです。

施工者よりの引き渡し日(*1、2)から2年間

ただし、雨水浸入については10年間

● 取扱説明書またはその他の注意事項に基づく適正なご使用状態でない場合
● AGCの手配によらない第三者の加工上、組立上、施工上、メンテナンス上などの不備に起因する不具合(例えば、海砂や急結材を使用したモルタルによる腐食、中性洗剤以外のクリーニング剤を使用したことによる変や腐食、工事中の養生不良による変色や腐食、現場塗装による不具合など)
● 表示された商品の性能を超えた性能を必要とする場所に取り付けられた場合の不具合
● 建物躯体の変形など商品以外の不具合に起因する商品の不具合
● 商品または部品の経年変化(使用に伴う消耗・磨耗など)や経年劣化(樹脂部品の変質・変色、木製品の反り・ねじれ・割れ・変色・ヤニなど)またはこれらに伴う錆、かびなどその他類似の不具合
● 自然現象や住環境に起因する結露、腐食またはその他の不具合
● 環境が特に悪い地域または場所での腐食またはその他の不具合(例えば、海岸地帯での塩害による腐食。大気中の粉塵、煤煙、各種金属粉、亜硫酸ガス、アンモニア、車の排気ガスなどが付着して起きる腐食。異常な高温・低温・多湿による不具合など)
● 天災その他の不可抗力(例えば、暴風、豪雨、洪水、高潮、地震、地盤沈下、落雷、火災、津波、噴火など)により、商品の性能を超える事態が発生した場合の不具合。および風でのあおりによる破損、脱落
● 施工当時実用化されている技術では予測することが不可能な現象またはこれが原因で生じた不具合
● 犬、猫、鳥、鼠などの小動物の害による不具合
● 引渡し後の使用上の操作誤り、調整不備または適切な維持管理を行わなかったことによる不具合
● お客様自身の組立て、取付け、修理、改造(必要部品の取り外しを含む)に起因する不具合
● 本来の使用目的以外の用途に使用された不具合または使用目的と異なる使用方法による場合の不具合
● 犯罪などの不法な行為に起因する破損や不具合
● 商品仕様の中で、木部塗装に関わる部分。およびAGC「無塗装色」に室外用木材保護着色塗料を塗装せずに使用し続けたことに起因する不具合(もくまど)
● 浴室など室内から水のかかる場所に取り付けられた場合の不具合(もくまど)
● 表示された商品の販売エリア以外で取り付けられた場合の不具合(ビューライトFSW)
● サッシ下枠部等に、雪あるいは氷が付着している等の理由から、窓の開閉が困難な状態で無理に開閉をしたことに起因する不具合(ビューライトFSW)
もくまど
(2011年9月販売終了)

(*1)新築の場合は建物引渡し日、既築の場合は製品引渡し日とします。
(*2)取扱説明書は製品に貼り付けして出荷しています。

製品名 保証性能項目 保証期間 保証期間内でも次の場合には有料修理となります
インナーウインド まどまど 「内窓」としての耐久性 2年
(取り付け完了後)(*1)
● 環境が特に劣悪な場所に取り付けられたもの
● カタログ等に表示した取り扱い方及び取り付け方から逸脱したもの
● 使用者もしくは第三者の故意または過失が確認されたもの
● カタログ等に表示した以上の性能を必要とする箇所に取り付けられたもの
● 不可抗力(天災地変、地盤沈下、火災、爆発、騒乱等)によるもの
● AGCの責によらない、商品の改造、ガラス等の破損および消耗品の類
ガラス瓦
採光システム
ガラスが支持部材から脱落しないこと 2年
(取り付け完了後)(*1)

(*1)新築の場合は建物引渡し日、既築の場合は製品引渡し日とします。



【ポリカーボネートシート製品保証内容について】

製品名 保証性能項目 保証期間(製造後) 保証期間内でも次の場合には有料修理となります
カーボグラス
ツインカーボ
破損しないこと 3年 ● 設計・施工上のご注意に従って施工されていない場合



■ 補償範囲

保証期間内の製品に、保証性能項目を守れない不具合が生じたときには、代わりの製品を無償で出荷させていただきます。但し、施工費用につきましては「もくまど」「ビューライトFSW」を除き、補償の対象外です。なお、不具合が生じた製品を既に発売中止とさせていただいている場合には、同等品種または近似品種での代替、または販売金額の払戻しで補償させていただくことがございます。

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