次世代エコガラス・複層ガラス

遮熱低放射複層ガラス

サンバランス® Eシリーズ高性能Low-Eペアガラス 高遮熱・高断熱タイプ

* Low-EペアガラスのLow-Eとは、低放射(Low-Emissivity)のこと。Low-E膜をコーティングした低放射ガラスを使った複層ガラスをLow-Eペアガラスと呼んでいます。

アルゴンガスと最大16ミリの幅広スペーサーを採用した高性能タイプのエコガラスです。性能を高めたLow-E膜とアルゴンガスの相乗効果で、〈サンバランス〉ピュアクリアに比べて断熱性がアップしました。
遮熱
紫外線遮蔽
断熱
結露対策

「Nobi-Nobi HOUSE」 出展/早稲田大学 撮影/©Takashi YAMAGISHI
主な用途
戸建住宅・集合住宅
断面図イメージ

注)アルゴンガスとは空気に比べて熱を伝えにくい(熱伝導率の小さい)気体です。

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バリエーション

ラインナップ

品種 室外側 中空層(ミリ) 室内側 呼び厚さ(ミリ)
遮熱タイプ アクアグリーンE SBQ3 Ar16 FL3 22
SBQ4 Ar14 FL4 22
SBQ5 Ar12 FL5 22
断熱タイプ ピュアクリアE FL3 Ar16 LP3 22
FL4 Ar14 LP4 22
FL5 Ar12 LP5 22

注)表中のガラス記号 FL:フロート板ガラス Ar:アルゴンガス SBQ:Low-E(アクアグリーン) LP:Low-E(ピュアクリア)

見積り例

参考価格

Low-Eガラス3ミリ(アクアグリーン)+中空層16ミリ(アルゴンガス入り)+3ミリ→ ¥34,400/m2
※参考材料価格(税抜)

熱貫流率による断熱性能の比較

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●高性能タイプEシリーズは、2枚のガラスの間に、断熱性の高い無色で安全なアルゴンガスを密閉することで、従来のサンバランスシリーズ(乾燥空気)と比べて、断熱性能がアップしています。

■ 複層ガラスの標準納まりAGC_syohin_1001_02.gif

複層ガラスの封着部が高温多湿、紫外線照射などの条件にさらされると、封着材の劣化によって中空層内結露が発生する恐れがあります。できるだけ止水・排水性の高い納まりをご採用ください。また、封着部への紫外線アタックを防止するために、所定のかかりしろを確保してください。〈 図3 参照〉
(1)弾性シーリング材構法
止水・排水性に優れた弾性シーリング材構法は、複層ガラスに最も適した納まりです。サッシはJIS A 4706に適合する、水抜き機構を備えたサッシをご使用ください。セッティングブロックは、硬度90°程度のEPDM-S(エチレンプロピレンゴム)やCR(クロロプレンゴム)を下辺に2個使用してください。CRには複層ガラスの接着部に影響を及ぼすものがあります。影響を与えない材質の選定やボンドブレーカーを貼るなどして複層ガラスの接着部と直接接触しないような処理をお願いします。
セッティングブロックの長さなどの寸法は次の数値としてください。
セッティングブロックの長さω(cm)*1
ω≧2.5A
ここで A:ガラス面積(m2
セッティングブロック断面の幅a
ガラスの呼び厚さ以上で、セッティングブロック断面の高さ以上としてください。

セッティングブロック断面の高さb
下辺エッジクリアランスおよびかかりしろとの関係から求めてください。
バックアップ材は、ポリエチレンフォーム、発泡ゴム、中空ソリッドゴムなどをご使用ください。シーリング材は、JIS A 5758に規定する耐久性区分9030に適合するシリコーン系、またはポリサルファイド系の良質のものをご使用ください。ただし、酢酸系シリコーンシーリング材は封着材へ悪影響を及ぼす場合がありますので使用しないでください。
各種クリアランス、かかりしろの寸法については、▶P166「板ガラスの納まり寸法標準」をご参照ください。
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図3

*1 セッティングブロックの長さの算出は、建築工事標準仕様書・同解説ガラス工事(JASS17)における計算式に基づき、簡易式にしています。
*2  ビル用サッシなどでは、8φ以上の水抜き孔を推奨します。
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ペアガラスの基本納まり図
(2)グレイジングチャンネル構法
止水・排水性に劣るグレイジングチャンネル構法は、複層ガラスの納まりとしては、好ましくありません。呼び厚さ6.8ミリ以下の素板で構成される複層ガラスを、住宅や簡易な集合住宅などで使用する場合で、かつ、孔明きグレイジングチャンネル等水抜きに配慮した特別なグレイジングチャンネルを用いる場合に限って、グレイジングチャンネル構法による施工ができます。サッシはJIS A 4706に適合する、水抜き機構を備えたサッシをご使用ください。
グレイジングチャンネルは、JIS A 5756に適合する良質のもので、水抜きに配慮したタイプのものを必ずご使用ください。
〈 図5 図6 図7 参照〉各種クリアランス、かかりしろの寸法については、▶P166「板ガラスの納まり寸法標準」をご参照ください。
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図5
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図6
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図7
(3)グレイジングビード構法
呼び厚さ6.8ミリ以下の素板で構成される複層ガラスを、簡易な建築物で使用する場合はグレイジングビード構法による施工ができます。
サッシはJIS A 4706に適合する、水抜き機構を備えたサッシをご使用ください。
グレイジングビードは、JIS A 5756に適合する良質のものをご使用ください。
グレイジングビード構法では、下辺にセッティングブロックの敷き込みが必要です。
各種クリアランス、かかりしろの寸法については、▶P166「板ガラスの納まり寸法標準」をご参照ください。
(4)小口の露出
小口を露出したり、突き合わせなど、複層ガラスのエッジ部がサッシに呑み込まれない納まりは、封着部の劣化の原因になりますので、お避けください。

紫外線カット率

設計・施工上のご注意、使用上のご注意

それぞれのブランドの商品仕様、付帯サービスなどの内容を十分ご確認の上、商品を選定してください。お引渡後の変更はできません。
AGCでは曲げ加工を受注しておりません。各商品の曲げ加工につきましてはガラス工事店にご相談ください。

一般名 品種
(商品名)
ご注意 掲載
ページ
複層ガラス 複層ガラス 共通のご注意 ■ 設計・施工上のご注意
・複層ガラスは、有機材料によってその機能を得ていますので寿命のある商品です。その機能を長期間保つためには、サッシ枠との納まりが重要な要因となりますので、複層ガラスの納まりや施工等に関するご注意を必ずお守りください。
・複層ガラスは、あらかじめ工場で組み立てられますので、製造後の切断はできません。正確な寸法で、かつ横(W辺)と縦(H辺)を指定してご発注ください。
・サッシはJIS A 4706に適合し、水抜き機構を備え排水が速やかに行われる構造で断熱性と気密性に優れた精度の高いサッシをご使用ください。
・温度70℃以上や多湿の環境下では、封着材の耐久性が著しく低下して寿命が短くなりますので、このような環境下でのご使用は避けてください。
・複層ガラスは、密封された中空層の内圧変化により、ガラスに若干の反りが生じ、それにともなって、反射像にゆがみが生ずることがあります。
・複層ガラスを標高1000m以上の高地でご使用の場合は、中空層の内圧による破損有無の確認が必要です。ご発注前にご相談ください。また、中空層12ミリを超える複層ガラスや<サンバランストリプルガラス>は、特に内圧によるガラスへの影響が大きいため、標高1000m以下でのご使用の場合でも、ご発注前にご相談ください。
・ご使用になるサッシの断熱性能が低い場合は、たとえ複層ガラスを使用したとしても、窓としての断熱性能が十分に発揮されません。複層ガラスを使用する場合は、サッシも断熱性能が高い製品をご使用ください。
・熱線反射ガラスまたは熱線吸収板ガラスと組み合わせた複層ガラスは、熱線反射ガラスまたは熱線吸収板ガラスを室外側にして施工してください。
・網入・線入複層ガラスは熱割れが起きやすいため、ご使用にあたってはサッシとの納まりの検討のほか、熱割れ計算によるご確認をお願いします。

・小口を露出したり、突き合わせ工法などガラスエッジ部がサッシに呑み込まれない納まりは、封着部の劣化の原因になりますので、避けてください。
・3ミリ+中空層(10ミリ以上)+網入板ガラス6.8ミリの構成で短辺寸法が300mm以下の場合は、冬期における内圧低下により3ミリガラスが破損する場合がありますので4ミリに変更してください。
・網入複層ガラスをトップライトやプールの窓などにご使用の場合は、小口に複層ガラスの封着材を厚く塗布するか、プチルテープを貼るなどして、網入ガラス切断部の防錆処理を施してください。
・複層ガラスには下辺を指定するラベルが貼ってありますので、ラベルにしたがって施工してください。
・複層ガラスを現場で保管する場合は、必ず直射日光を避け、風通しの良い室内に保管してください。また、保管時は図のような状態にしてください。
・接着部は、長時間水浸の状態にあると劣化が早まります。溝内に浸入した水を速やかに排水できるよう、サッシの下枠には直径5mm以上の、排水に有効な水抜き孔を3ヵ所以上設けてください。
・接着部を保護するため、シーリング材はJIS A 5758に規定する良質のシリコーンシーラント、またはポリサルファイド系シーラントをご使用ください。ただし、酢酸系シリコーンシーラント、有機溶剤の入ったシーラント、油性パテは使用しないでください。
・グレイジングチャンネル構法は、止水・排水性に劣るため納まりとしては、好ましくありません。呼び厚さ6.8ミリ以下の素板で構成される複層ガラスを、住宅や簡易な集合住宅などで使用する場合で、かつ、孔明きグレイジングチャンネル等水抜きに配慮した特別なグレイジングチャンネルを用いる場合に限って、グレイジングチャンネル構法による施工ができます。グレイジングチャンネルは、JIS A 5756に適合する良質のもので、必ず水抜きに配慮したタイプのものをご使用ください。
・グレイジングビード構法は、両側から施工するセパレートタイプに限り呼び厚さ6.8ミリ以下の素板で構成される複層ガラスを、簡易な建築物に使用する場合に限り使用することができます。グレイジングビードは、セパレートタイプでかつJIS A 5756に適合する良質のものをご使用ください。なお、グレイジングビード構法では、下辺にセッティングブロックの敷き込みが必要です。
・構造ガスケット、グレイジングチャンネル、グレイジングビードを用いた施工は、浸入した水が排出しにくいため、避けてください。
・バックアップ材は発泡ポリエチレンフォーム、クロロプレンゴムなどをお使いください。
・セッティングブロックは、ガラスの重量を支える大切な材料です。クロロプレンゴム、EPDM系のゴムには接着部に影響を及ぼすものがあります。影響を与えない材質の選定やボンドブレーカーを貼るなどして接着部と直接接触しないような処理をお願いします。住宅用の軽量なものには、塩ビもご使用になれます。
・各種クリアランス・かかり代などの納まり寸法は、「板ガラスの納まり寸法標準」(▶P166~169)に準じてください。
・複層ガラスのかかり代は、紫外線の照射による封着部劣化を防ぐ目的で設定された値です。また、エッジクリアランスは、サッシ内に侵入した水を容易に排水できるよう設定された値です。いずれも、複層ガラスの耐久性において重要な意味を持っていますので、必ずお守りください。
・平積み保管はしないでください。
・内圧破損の危険性が高くなるため、複層ガラスに使用するガラスの厚み差は4ミリ以内としてください。
・複層ガラスを構成するガラス品種それぞれのご注意も、ご一読ください。
■ 使用上のご注意
・複層ガラスの性能・機能を長期間保つために、以下の使用上のご注意を必ずお守りください。
・複層ガラスの表面にペンキを塗ったり、紙やシールなどを貼りつけることは、熱割れの原因になりますのでお止めください。また、万一破損した場合の破片の飛散防止を目的として飛散防止フィルムを貼る場合は、フィルムメーカーの熱割れ計算に基づいて使用可否の判断をしてください。
・複層ガラスを透視すると縞状の模様が見えることがありますが、これは光の干渉によって見えるもので異常ではありません。
・複層ガラス製品には、原則として右下に、製品仕様や製造年月などを記号化したマークを表示しています。製品に不具合などが生じた場合に、この記号から製造履歴を確認する場合がありますので、削ったり消したりしないでください。また、マークには、微細なガラス片が付着している場合があります。指などでこすると、ガラス片によってケガをする場合がありますので、マーク表示には触れないでください。
・外観を美しく保ち、性能を長く維持するために、2〜3ヵ月に1回以上の頻度でクリーニングを行ってください。
・クリーニングは、水洗いをした後、乾いた布で拭いてください。水洗いで取れない汚れは、市販のガラスクリーナーや中性洗剤を浸した布で汚れを落とした後、水洗いをして乾いた布で拭いてください。塩素系のカビ取り剤や漂白剤は、複層ガラスの耐久性に影響を及ぼす可能性があるので、使用しないでください。
・外壁などを洗浄する際に、強酸性や強アルカリ性の洗剤や薬品を使用する場合は、ガラスに付着しないよう、養生をしてください。万一付着した場合は、水で洗い流してください。
・高圧洗浄機や大量の水を使用したガラス洗浄は、サッシ内に水が浸入する要因となります。サッシ内に侵入した水が滞留すると封着部劣化の原因となりますので、そのような洗浄は避けてください。
●おことわり
・温度や気圧の変化による中空層の内圧変化の影響で、ガラスにたわみが生じます。また、製造時の反りや封着によるゆがみ、施工のゆがみも皆無ではありません。それにともなって、反射映像がゆがむ場合がありますのでご了承ください。
・室内湿度が高い場合には、室内側ガラス表面に結露を生じることがあります。換気などをして、室内湿度が下がると結露は減少します。
・ガラスの品種・寸法・アタッチメントの色などは予告なく改廃する場合があります。
・サッシの乱暴な開閉は、製品に損傷を与え、機能を低下させる場合もありますのでご注意ください。
・複層ガラスはその構造上、反射像が二重に見えます。また、温度や気圧の変化による中空層の内圧変化の影響でガラスにたわみが生じて、反射映像がゆがみます。
・温度や気圧の変化に伴う内圧変化の影響により、封着材が中空層にはみ出してくる場合があります。特に縦横の寸法差が大きな細長い製品では、顕著に見られる場合がありますが、品質には影響はありません。
・中空層内の乾燥状態を維持するため、スペーサー内に吸湿剤を入れています。まれに中空層内に見られる白っぽい粒状の物質は、この吸湿剤ですのでご安心ください。
・アルミスペーサーには継ぎ目が生じます。継ぎ目の位置をガラスごとに合わせることはできませんのでご了承ください。
・複層ガラスに貼り付けられている各種シールは、製品仕様を判りやすく表示したものです。シールそのものにつきましては保証を行っておりません。お引渡し後、ご使用環境によってはシールが剥がれる可能性がありますので、その際は除去してください。(現在、各種シールの貼り付けは終了しております。)
・〈ホームペヤEG〉のグレチャンのコーナー接合部分には、わずかなすき間が生じる場合がありますが、複層ガラス本体の基本性能に影響を与えるものではありません。
・複層ガラスを構成するガラス品種それぞれのご注意もご一読ください。
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一般名 品種
(商品名)
ご注意 掲載
ページ
複層ガラス サンバランス ■ 設計・施工上のご注意
・網入・線入サンバランスは熱割れが起きやすいため、ご使用にあたってはサッシとの納まりの検討のほか、熱割れ計算によるご確認をお願いします。
・室内側を表示したラベルが貼り付けられていますので、間違えないようご注意ください。
・トップライトにご使用の場合には、万一破損した場合の破片の落下防止のため、室内側ガラス表面に飛散防止フィルムを貼ってください。飛散防止フィルムを貼る場合は、フィルムメーカーの熱割れ計算に基づいて使用可否の判断をしてください。
・性能を十分に確保するため、断熱性と気密性に優れた精度の高いサッシをご使用ください。
・バックアップ材は、発泡ポリエチレンフォーム、クロロプレンゴムなどをご使用ください。バックアップ材は、先付け、後付けとも、熱割れを防止するため、断熱効果のあるものが必要です。
・Low-E膜(金属膜)は非常に薄い膜ですので消火活動などのガラス破壊作業には支障ありません。
●おことわり
・Low-E膜(金属膜)は、それぞれの反射色をもっていますが、見る角度、光線の当たる角度などによって、若干の干渉色が色ムラのように見える場合があります。
また、コーティングの際に若干のピンホールを生じることがありますので、ご了承ください。
・携帯電話などの電波機器のご使用時に障害がでる場合があります。
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