強化ガラス

強化ガラスプリントタイプ/熱処理ガラスプリントタイプ

セラプリライト®

ガラスの表面にセラミック塗料をシルクスクリーン印刷し、熱処理の過程で同時に焼き付けたデザインガラスです。
デザイン効果

福島県ハイテクプラザ会津若松技術支援センター・福島県 設計/古市徹雄・都市建築研究所
主な用途
オフィスビル・店舗・商業施設
デザイン要素をもたせたい開口部

●セラミックプリントは、退色・劣化しにくいため、プリント面を室内側に向けて外装使いが可能です。またプリント面も通常のガラス面と同様の清掃が可能です。

●テンパライトタイプはJISに適合した安全ガラスであり、HSライトタイプは破損時の破片が〈HSライト〉と同様に粒状にならないため、使用目的や必要強度に応じて使い分けが可能です。

バリエーション

  • ストライプ0712
  • ドット0508
  • パンチング0508
  • プレーン(全面ベタ)※1
※1 プレーン(全面ベタ)仕様および隠蔽率の高いパンチング仕様やストライプ仕様において、透過光でご使用の場合には印刷ムラが生じることがありますのでご了解ください。
標準色3色
img_05_4_5.jpg img_05_4_6.jpg img_05_4_7.jpg
ホワイト
WHT01
グレー
GRY01
ホワイトミスト
WHT01M
特別色8色
img_05_4_8.jpg img_05_4_9.jpg img_05_4_10.jpg img_05_4_11.jpg
グレーミスト
GRY01M
ブラック
BLK01
イエロー
YEL01
グリーン
GRN01
img_05_4_12.jpg img_05_4_13.jpg img_05_4_14.jpg img_05_4_15.jpg
ブルー
BLU01
イエローミスト
YEL01M
グリーンミスト
GRN01M
ブルーミスト
BLU01M

ラインナップ

タイプ 呼び厚さ(ミリ) パターン *2
HSライトタイプ 6~12 ストライプ0712
ドット0508
パンチング0508
プレーン(全面ベタ)
テンパライトタイプ 5~19

*2その他の色・パターンをご検討の場合はご相談ください。

施工例

物件名
茨城県開発公社
所在地
茨城県
設計
久米設計
施工
前田建設工業JV

物件名
ミュージアムコーン
所在地
東京都
設計
森ビル、グラックマン・メイナー・アーキテクト、入江三宅建築設計事務所、仁藤喜徳・藤川由美+DMP
施工
鹿島建設

見積り例

参考価格

セラプリライトのシミュレーション

ドット0508 パンチング0508 ストライプ0712
パターン 各画像は右図パターンの黒印刷部分をホワイトインクでガラス面に印刷したシミュレーションです。 img_05_4_16.jpg img_05_4_17.jpg img_05_4_18.jpg
Pattern  5φ 8mm span
印刷開口率  69.52%
最小空隙  3mm
Pattern  5φ 8mm span
印刷開口率  30.70%
最小空隙  3mm
Pattern 7mm 12mm span
印刷開口率  41.67%
最小空隙  5mm
外観/
視点距離
約20m
img_05_4_19.jpg img_05_4_20.jpg img_05_4_21.jpg img_05_4_22.jpg
内観/
視点距離
約10m
img_05_4_23.jpg img_05_4_24.jpg img_05_4_25.jpg img_05_4_26.jpg
内観/
視点距離
約5m
img_05_4_27.jpg img_05_4_28.jpg img_05_4_29.jpg img_05_4_30.jpg

セラプリライト製作 作業フロー

<セラプリライト>はパターンの自由性がありますが、遮蔽率、色やパターンの印象、熱的性能などについて綿密な検討を必要とする商品です。下記フローは作業の標準的な流れを示します。

※デザイン上での特記事項
スクリーン印刷はその手法上、グラデーションの表現ができません。グラデーションは、印刷部と非印刷部の粗密で表現することになります。

板ガラスの納まり寸法標準

日本建築学会では、建築工事標準仕様書・同解説 ガラス工事(JASS17)のなかで、不定形シーリング材構法、グレイジングガスケット構法について、耐震性などの性能について特記されていない場合における納まりの寸法標準を示しています。ここでは、JASS17を基本にして、AGCの関連製品をご使用いただく際の各種クリアランス・かかり代の寸法をご提案するものです。表内の数値を標準として、ガラスの製品精度・サッシの製作精度・施工誤差等を考慮し、なるべく余裕をもってご設計ください。

(1)不定形シーリング材構法の納まり寸法標準
最も標準的な三方押縁で、中桟のない建具の場合の標準を示しています(四方押縁はこれに準じます)。一方押縁・二方押縁の場合は、施工時に板ガラスのやり返しが必要となりますので、作業性を考慮して別途寸法を考慮してください。
 
 
材   種 弾性シーリング材
形   態 標準的なカーテンウォール サッシ固定部 サッシ可動部
上 部 縦 断 面 図 1.jpg 2.jpg 3.jpg
左 右 部 断 面 図 4.jpg 5.jpg 6.jpg
下 部 縦 断 面 図 7.jpg 8.jpg 9.jpg
寸 法 表 現 面クリアランスa エッジクリアランスb かかり代c 面クリアランスa エッジクリアランスb かかり代c 面クリアランスa エッジクリアランスb かかり代c
種 類 商品名 呼び厚さ*1
(ミリ)
b1 b2 b3 b1 b2 b3 b1 b2 b3
倍強度ガラス
強化ガラス
熱処理ガラス
HSライト
テンパライト
ミストロンエース
ホームテンパ
ホームミストロン
スクールテンパ
スクールミストロン
テンパライトNS
セラプリライト
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3
3
4
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-
*1 商品によっては、呼び厚さに示す板厚がないものもありますので、製造の可否は各商品ページのラインナップにてご確認ください。
注1)熱線反射ガラス(サンカットΣ、サンルックス)において、映像調整を要求される場合の面クリアランスaは、上記表の値に2mm加算してください。
注2)各寸法の設定根拠は次のとおりです。
*標準寸法 板の辺長比は、実施工で多いと考えられる2:3のものを標準形とした。厚さ別では、3~6ミリ:1500×1000mm  8~10ミリ:2000×1350mm  12~19ミリ:3000×2000mm
*b1、b2にかかわる層間変位角などの考え方
1.標準的なカーテンウォールは、S造に取り付けるケースが多いと考え、層間変形角は中地震等の1/200を想定している。補正係数αは2.0を取っている。
2.サッシ固定部は、壁の多いSRC造およびRC造に取り付けるケースが多いと考え、層間変形角は中地震時の1/500を想定している。補正係数αは2.0を取っている。
3.サッシ可動部は、枠と障子の間のクリアランスを考慮し、エッジクリアランスb1、b2については、サッシ固定部の値から2mm減じることとしている。

(2)グレイジングガスケット材構法納まり寸法標準
 
 
材   種 グレイジングチャンネル グレイジングビード その他のガスケット
形   態 サッシ可動部 サッシ可動部 サッシ固定部
上 部 縦 断 面 図 1.jpg 2.jpg 3.jpg
左 右 部 断 面 図 4.jpg 5.jpg 6.jpg
下 部 縦 断 面 図 7.jpg 8.jpg 9.jpg
寸 法 表 現 面クリアランスa エッジクリアランスb かかり代c 面クリアランスa エッジクリアランスb かかり代c 面クリアランスa エッジクリアランスb かかり代c
種 類 商品名 呼び厚さ*1
(ミリ)
b1 b2 b3 b1 b2 b3 b1 b2 b3
倍強度ガラス
強化ガラス
熱処理ガラス
HSライト
テンパライト
ミストロンエース
ホームテンパ
ホームミストロン
スクールテンパ
スクールミストロン
テンパライトNS
セラプリライト
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2
2
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6
6
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6
6
6
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7
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5
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5
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15
7
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10
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10
10
10
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14
18
*1 商品によっては、呼び厚さに示す板厚がないものもありますので、製造の可否は各商品ページのラインナップにてご確認ください。
注1) 
強化ガラス・倍強度ガラス・熱処理ガラスをご使用になる場合は、破損時に破片が落下しにくい不定形シーリング構法、またはグレイジングチャンネル構法をお薦めします。
 
注2) 
複層ガラスをグレイジングビード構法、グレイジングチャンネル構法で使用する際の納まり寸法標準については、「複層ガラスとサッシの取合に関する仕様基準と解説」(平成16年7月板硝子協会、(社)日本サッシ協会)によります。 複層ガラスにグレイジングチャンネル構法を用いる場合は、排水に有効な孔明きグレイジングチャンネルを必ずご使用ください。
 

注3)各寸法の設定根拠は次の通りです。

*標準寸法

1 グレイジングチャンネル サッシ可動部 標準寸法は考えていない。
2 グレイジングビード サッシ可動部 標準寸法は考えていない。
3 その他のガスケット サッシ固定部 不定形シーリング材構法「サッシ固定部」と同じ。

*b1、b2にかかわる層間変位角などの考え方

1 グレイジングチャンネル サッシ可動部 層間変位追従性能は考慮しない。
2 グレイジングビード サッシ可動部 層間変位追従性能は考慮しない。
3 その他のガスケット サッシ固定部 不定形シーリング材構法「サッシ固定部」と同じ。

*b3にかかわる止水排水性能の考え方

1 グレイジングチャンネル サッシ可動部 溝内の排水性を考慮しない。
2 グレイジングビード サッシ可動部 溝内の排水性を考慮しない。
3 その他のガスケット サッシ固定部 溝内の水の滞留を許容しない。 許容するものについては、b3を規定しない。

製品の種類と寸法一覧表

ガラスの品種・寸法などは予告なく改廃することがあります。

■強化及び倍強度ガラス

一般名 品種(商品名) 呼び厚さ(ミリ) 最大寸法(mm)*1*2 最小寸法(mm) 掲載ページ
セラミック
プリントガラス
セラプリライト テンパライトタイプ 5 2400×1800 350×300 044
6 3000×1800
8 3500×1800
10
12
15
19
HSライトタイプ 6 3000×1800
8 3500×1800
10
12
●強化ガラスおよび倍強度ガラスの注意事項
*1 最大寸法を超える場合は、お問い合わせください。
*2 熱線吸収板ガラスを素板として使用する場合は、素板によって寸法上制約を受けることがあります。詳しくはご相談ください。

紫外線カット率

設計・施工上のご注意、使用上のご注意

それぞれのブランドの商品仕様、付帯サービスなどの内容を十分ご確認の上、商品を選定してください。お引渡後の変更はできません。
AGCでは曲げ加工を受注しておりません。各商品の曲げ加工につきましてはガラス工事店にご相談ください。

一般名 品種
(商品名)
ご注意 掲載
ページ
熱処理ガラス 強化ガラス 強化ガラス 共通のご注意 ■ 設計・施工上のご注意
・P213の強化ガラスを安全にお使い頂くためにをご参照ください。
・全体として応力のバランスが保たれており、強化処理後の切断はできませんので、正確な使用寸法でご発注ください。また、強化処理後の孔明け、切り欠きなども同様の理由でできません。
・熱処理の影響により、通常の板ガラスと比較して、反射像の歪みは大きくなります。特に〈サンルックス〉や〈サンカットΣ〉として使用した場合は、特性上このゆがみが目立ちますのでご注意ください。
・製法上寸法精度はフロート板ガラスより悪くなりますので、ご留意ください。
・生産時の部分的な温度差の影響で、筋状あるいは斑状の模様が見える場合があります。日射の状態によっては、虹色に見える場合もあります。
・ガラスのエッジ部とサッシなどの金属との直接接触は、絶対に避けてください。
・防犯性は高くありませんのでご注意ください。
・シーリング材は、JIS A 5758に規定する良質の弾性シーリング材(シリコーンシーラント、ポリサルファイドなど)をご使用ください。
・バックアップ材は、発泡ポリエチレンフォーム、クロロプレンゴムなどをご使用ください。
・セッティングブロックは、クロロプレンゴム、またはEPDMの硬度90°以上のものを下辺に2ヶ所ご使用ください。
・各種クリアランス・かかり代などの納まり寸法は、「板ガラスの納まり寸法標準」(P166~169)に準じてください。
・網入板ガラス・線入板ガラスの強化ガラスは製造できません。
■ 使用上のご注意
・フロート板ガラスにくらべて表面硬度が若干低いため、クリーニングの際にカッターや金属のスクレーパーは使用せず、また、スクイージ(ガラス清掃用水切り器具)の金属部分がガラスに触れないようご注意をお願いします。
・強化ガラスに貼り付けられている各種シールは、製品仕様を判りやすく表示したものです。シールそのものにつきましては保証を行っておりません。お引渡し後、ご使用環境によってはシールが剥がれる可能性がありますので、その際は除去してください。
041

043

063

一般名 品種
(商品名)
ご注意 掲載
ページ
熱処理ガラス 熱処理ガラスプリントタイプ セラプリライト ■ 設計・施工上のご注意
・網入板ガラス、線入板ガラス、型板ガラスの〈セラプリライト〉加工はできません。
・プリント面を室外側にした使用はできません。
・〈セラプリライト〉は製法上、若干色合いにバラツキが生じる場合がありますので、ご了承ください。
■ 使用上のご注意
・汚れがひどい場合は中性洗剤で汚れを落とし、水洗いします。なお、グラスターなど砥粒の入った洗剤、酸性あるいはアルカリ性の強い洗剤を使用しますと、塗装面が色落ちする場合がありますので避けてください。
・塗装面を金属や石など、硬いもので擦りますと傷がつくことがあります。この傷は補修できませんのでご注意ください。特に、クリーニングの際に、スクイージの金属部分がガラスに触れないよう、十分ご注意お願いします。
・〈テンパライト〉タイプは、フロート板ガラスにくらべて表面硬度が若干低いため、クリーニングの際にカッターや金属のスクレーパーは使用せず、また、スクイージの金属部分がガラスに触れないようご注意をお願いします。
044

一般名 品種
(商品名)
ご注意 掲載
ページ
熱処理ガラス 強化ガラス 強化ガラス 共通のご注意 強化ガラスを安全にお使い頂くために注)耐熱強化ガラスをお使いの際にもご確認ください。
■強化ガラスを安全にお使い頂くために
強化ガラスは強度が高く、万一破損しても破片が細かい粒状になる安全性の高いガラスですが、破損時に破片が脱落することがあります。また、一般の板ガラスとは異なる「ガラスの中に存在する不純物に起因するキズ」による不意の破損など、独特の性質をもっています。強化ガラスの基本特性である破損性状や不意の破損などをご理解いただき、ご採用にあたっては使用部位や高さ、その他の安全対策などに関する十分なご検討をお願いいたします。
なおAGCでは、十分管理の行き届いた日本工業規格(JIS)表示許可認定を受けた工場で、強化ガラスを製造しています。また、強化ガラスの製造にあたっては、ガラスの中に存在する微細な不純物に起因する不意の破損をゼロに近づけるため、原料管理、製造設備管理、ヒートソークの処理*
などの施策を行っています。さらに今後も品質の向上に努めてまいります。
* ヒートソーク処理:強化加工後に再加熱処理を実施し、強化ガラスに存在する微細な不純物が含まれていた場合、強制的に破損させる方法。強化ガラスのヒートソーク処理の実施については、品種により異なります(次頁参照)。
1.破損の際の特徴
強化ガラスは表面に圧縮応力層があり、内部にそれとバランスした引張応力層があります。強化ガラスの破損時には、ガラス表面の圧縮応力層とガラス内部の引張応力層のバランスが崩れ、一瞬にしてガラスの全面が細かく粒状に破損します。施工条件によっては破損時にガラスが脱落することがあります。通常、破片は粒状にバラバラになりますが、破砕しても粒が離れずに破片の塊になることもあります。また破損時には音を伴う場合があります。

2.破損の原因
強化ガラスの一般的な破損原因は、下記の3点が考えられます。
①飛来物や地震など、外部から強い力が加わった場合
②小さく鋭いキズが、ガラス表面についた場合
③ガラスの中に存在する微細な不純物があった場合
強化ガラスの特徴として、ガラス内部の引張応力層にキズが発生した場合に応力バランスが崩れ、外力が加わっていない状態で不意に破損することがあります。

3.被害発生の可能性
近くに人がいた場合、ガラスの粒状の破片を浴びたり、頭上から落下してきた破片の塊に当たったりすることがあります。破片の塊の大きさによっては人にケガを負わせたり、場合によっては命に関わる事故になるおそれがあります。
4.被害の発生を避けるための措置【強化ガラスの破損落下による被害を避けるためのAGC推奨措置基準】
AGCでは、強化ガラスを安全にご使用いただくために、ガラス破片の落下防止措置について、以下のとおり推奨基準を設けています。なお、ガラスが破損して脱落したときに人がケガをするおそれがある場合や、破損時に人が転落する危険性がある場合には、強化合わせガラスのご採用や、全面に飛散防止フィルムを貼るなど、万一のガラスの破損に対する落下防止措置を必ずおとりください。
注)強化合わせガラスや飛散防止フィルムを貼った強化ガラスでも、破損時に非常に細かい破片が脱落する場合があります。

1)建築用途に使用する強化ガラス
①垂直に使用する場合
強化ガラス製品および強化ガラスを使用した構法をご採用になる場合は、P214の表「強化ガラス製品、構法ごとの使用可能範囲の目安(AGC推奨基準)」をご参照のうえ、以下の注意事項を必ずお守りください。
・高所に使用する場合
地上または床面(歩行面)からガラス上端部までの高さが表の16m、または3mを超える高さに強化ガラスを使用する場合、万一の破損時に有効な強化合わせガラスのご採用や、全面に飛散防止フィルムを貼るなど、施工法に応じた落下防止措置を必ずおとりください。また、安全性の面から、落下防止措置無しでご使用いただける範囲内であっても、建物用途や使用部位、周辺の状況に応じて落下防止措置を講じることをお薦めします。
・強化ガラスを使用した複層ガラス
片側に強化ガラスを使用する複層ガラスの場合は、室内側に強化ガラスを使用することを推奨します。両側に強化ガラスを使用する複層ガラスの場合は、室外側を強化合わせガラスにすることを推奨します。いずれの場合も、強化ガラスを使用した面の高さが、P214の表「強化ガラス製品、構法ごとの使用可能範囲の目安(AGC推奨基準)」に該当するかどうかでご判断ください。
②傾斜面、水平面に使用する場合
・アトリウムなどの屋根、スカイライト、トップライトなど傾斜面、水平面に強化ガラスを使用すると、万一破損した場合に比較的大きな破片の塊となって落下するおそれがありますので、使用する高さにかかわらず、落下防止措置のない強化ガラス単板や複層ガラス下側への落下防止措置のない強化ガラスのご使用はおやめください。
・強化合わせガラスのご採用や、全面に飛散防止フィルムを貼るなどの落下防止措置をおとりください。
・複層ガラスの上側に強化ガラスを使用する場合でも、下側のガラスは合わせガラスもしくは飛散防止フィルム貼りのガラスとしてください。
③フレームレス構法に使用する場合
強化ガラスのエッジが露出したり、部分的に支持する場合が多いため、構法に応じた落下防止措置を必ずおとりください。枠を使用していない手摺など、破損時に人が転落する危険性がある場合も、落下防止措置を必ずおとりください。また、エッジが露出している場合、強化合わせガラスや飛散防止フィルムを貼った強化ガラスでも、エッジから破片が脱落する恐れがあります。エッジが露出する場合には、エッジカバーを取り付けるなど、落下防止対策を施してください。
2)建築用途以外に使用する強化ガラス
家具などに金具で強化ガラスを留める場合、金具と強化ガラスが直接接触すると破損の原因となります。必ず緩衝材を入れ、金具と強化ガラスが直接接触しないようにしてください。

■ 飛散防止フィルムによる落下防止措置
飛散防止フィルムによる落下防止措置を講じる場合は、フィルムメーカーが定める施工法に従い、正しく施工してください。また、フィルムメーカーが推奨する性能保証期間を過ぎた場合は、速やかにフィルムを交換してください。
■ 強化ガラスに打刻されたマークについて
AGCでは、1995年7月以降に出荷している全ての強化ガラス製品*に対して、品種・製造年月・製造工場等の情報のマークを打刻しています。
*テンポイント構法など、フレームレスファサードに使用する強化ガラスを除く。

表 強化ガラス製品、構法ごとの使用可能範囲の目安(AGC推奨基準)

強化ガラスの商品名、構法名 施工の状態 落下防止措置をせずに ご使用いただける範囲*1
学校用強化ガラス
(呼び厚さ5ミリ以下)
スクールテンパ
スクールミストロン
四周ともサッシ枠にのみ込み
シーリング材またはグレイジングチャンネルによる施工
地上または床面(歩行面)からガラス上端部までの高さが16m以下
強化ガラス
型板強化ガラス
住宅用強化ガラス
耐熱強化ガラス
(防火用)
セラミックプリント
ガラス
テンパライト
ミストロンエース
ホームテンパ
ホームミストロン
マイボーカ*2
セラプリライト
(強化タイプ)
四周ともサッシ枠にのみ込み
シーリング材またはグレイジングチャンネルによる施工
(呼び厚さ6ミリ以上はシーリング材による施工のみ)
地上または床面(歩行面)からガラス上端部までの高さが3m以下
強化ガラス自立手摺 テンパライトSS工法*2 標準施工法
上辺は笠木にのみ込み
縦辺はシーリング材による突合せ
フレームレス
ファサード
テンポイント、
メタルポイント*2
標準施工法
四周ともシーリング材施工

*1  安全性の面から、落下防止措置をせずにご使用頂ける範囲内であっても、建築用途や使用部位、周辺の状況に応じて落下防止措置を講じることをお薦めします。
*2  ヒートソーク処理を全数実施しています。なお、商品、構法にかかわらず、呼び厚さ6ミリ以上の強化ガラス製品には全数ヒートソーク処理を実施しています。

041

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