ガラスシステム・ユニット

大板ガラス開口部

グラサード®

設計方法や設計例はAGC板ガラス建材総合カタログ技術資料編をご覧ください。

フェイスプレートとリブガラスで構成された金属方立を使用しない大板ガラス開口部です。
ガラス工法
ガラスシステム

東京国際フォーラム・東京都千代田区 設計/ラファエル ヴィニオリ設計事務所

● 風圧を支持する方立てをリブガラスで構成しているため、視線を妨げずに、開放感あふれる開口部を構成することができます。

● グラサードS(吊下げ型)は、独自開発の優れた吊り機構によって以下の特性があり、最大高さ10mのガラス開口部が可能になります。
・ガラスを吊ることによって、ガラス自重のたわみによる内部応力、セッティングブロック部の局所応力の発生を防ぐことができます。
・ガラスを吊ることで得られる理想的な垂直面によって、ガラスの反りが原因となる透過・反射映像のゆがみを低減します。

バリエーション

ラインナップ

施工例

物件名
ニュー阿寒ホテルシャングリラ
所在地
北海道
設計
奥山建築設計事務所
施工
清水建設

物件名
せんだいメディアテーク(夜)
所在地
宮城県
設計
伊東豊雄建築設計事務所
施工
熊谷組JV

物件名
せんだいメディアテーク(昼)
所在地
宮城県
設計
伊東豊雄建築設計事務所
施工
熊谷組JV

物件名
メトロハット
所在地
東京都
設計
森ビル、三菱地所設計
施工
鹿島建設

見積り例

参考価格

バリエーション

グラサードのバリエーションは、ガラスの支持方法とリブガラスの支持方法による組み合わせとなります。

●ガラスの支持方法
・自立型
・吊下げ型
●リブガラスの支持方法
・片リブタイプ
・両リブタイプ
また、地震時の耐震性を向上させた「耐震構法」や、上部支持枠の上下挙動が大きい場合に対応可能な「中空ガスケット構法」があります。これらを組み合わせることで、建物や使用部位を選ばない、大型ガラス開口部が構成できます。

 

グラサードの種類と仕様

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リブガラスの支持方法

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グラサード各構法におけるガラスの厚さ別使用可能高さ

フェイスプレート
呼び厚さ(ミリ)
ガラス高さ
グラサードF(自立型) グラサードS(吊下げ型)
8 4.0m未満
10 4.5m未満 4.5m以上、5.0m未満
12 5.0m未満 5.0m以上、5.5m未満
15 5.5m未満 5.5m以上、6.0m未満
19 6.0m未満 6.0m以上、10.0m未満

注)リブガラスは、接着代確保のために15ミリ以上とします。

紫外線カット率

設計・施工上のご注意、使用上のご注意

それぞれのブランドの商品仕様、付帯サービスなどの内容を十分ご確認の上、商品を選定してください。お引渡後の変更はできません。
AGCでは曲げ加工を受注しておりません。各商品の曲げ加工につきましてはガラス工事店にご相談ください。

一般名 品種(商品名) ご注意 掲載ページ
ガラスユニット グラサ ■ 設計・施工上のご注意
・〈グラサード〉には、吊下げ型と自立型があり、リブガラスの支持方法として片リブタイプと両リブタイプがあります。使用するガラスの板厚や寸法、採用される部位や要求性能に応じて、適した構法を選択してください。
・片リブタイプは、フェイスプレートとリブガラスの突き合わせ部構造シーラントに不具合が生じた場合、著しく耐風圧強度が低下します。超高層ビルの低層部やその周辺部など、風圧力が高く、また正・負の両方の風圧が作用すると予想される部位では、両リブタイプをお勧めします。
・コーナー部は方立(サッシ枠)納まりをお勧めします。やむを得ずガラスの突き合わせとする場合には、風圧力の受け方や地震時の層間変位の追従方法について詳細に検討する必要があります。
・〈グラサード〉は、フェイスプレートとリブガラスのジョイント部の構造シーラントの接着強度に依存した構法であるため、構造シーラントの選択や施工管理には十分注意してください。
・構造シーラントは、高モジュラスあるいは中モジュラスの1成分形および2成分形のシリコーン系のものを使用してください。また、シーリング材メーカーがプライマーの使用を推奨している場合は、必ず指定のプライマーを使用してください。
・ガラス−ガラス間の突き合わせ部のガラス小口は、粗ずりとしてください。また、構造シーラントを打設する部分は、きれいに清掃して油脂やちり・ほこり等を除去してください。清掃時に溶剤を使用する場合は、接着力に影響の出ない溶剤を使用してください。
■ 使用上のご注意
・前述の通り、〈グラサード〉は構造シーラントの接着に依存した構法です。所定の性能が保持できているかを確認するため、定期的(建物によって違いますが、1〜3年に1回程度)に構造シーラントの点検を行ってください。
・ガラスに大きな傷や欠けなどが発生している場合には、強度が低下している可能性があります。万一のガラスの破損を考慮し、建設会社やガラス施工業者にご相談ください。
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