低反射膜コーティングガラス

クリアサイト®Ⅱ(低反射ガラス)

■ フロート板ガラスの標準納まりAGC_syohin_1001_02.gif

(1)弾性シーリング材構法
弾性シーリング材構法は、フロート板ガラスに最も適した納まりです。セッティングブロックは、硬度90°程度のEPDM-S(エチレンプロピレンゴム)やCR(クロロプレンゴム)を下辺に2個使用してください。住宅用などに用いる呼び厚さ6ミリ程度以下の比較的軽量な板ガラスにはPVC(塩化ビニル)製のものも使用できます。セッティングブロックの長さなどの寸法は次の数値としてください。
セッティングブロックの長さω(cm)*1

 ω≧2.5A(EPDM-S、CRの場合) 

 ω≧4.2A(PVCの場合) 

 ここで A:ガラス面積(㎡)

セッティングブロック断面の幅a

ガラスの呼び厚さ以上で、セッティングブロック断面の高さ以上としてください。

セッティングブロック断面の高さb

下辺エッジクリアランスおよびかかりしろとの関係から求めてください。

バックアップ材は、ポリエチレンフォーム、発泡ゴム、中空ソリッドゴムなどをご使用ください。シーリング材は、JIS A 5758に適合する、シリコーン系またはポリサルファイド系の良質のものをご使用ください。
各種クリアランス、かかりしろの寸法については、▶P166「板ガラスの納まり寸法標準」をご参照ください。
(2)グレイジングチャンネル構法
住宅や簡易な集合住宅などでは、呼び厚さ6ミリ以下のフロート板ガラスに限り、グレイジングチャンネル構法による施工ができます。グレイジングチャンネルは、JIS A 5756に適合する良質のものをご使用ください。

各種クリアランス、かかりしろの寸法については、▶P166「板ガラスの納まり寸法標準」をご参照ください。
(3)グレイジングビード構法
簡易な建築物では、呼び厚さ6ミリ以下のフロート板ガラスに限り、グレイジングビード構法による施工ができます。グレイジングビードは、JISA 5756に適合する良質のものをご使用ください。グレイジングビード構法では、下辺にセッティングブロックの敷き込みが必要です。

各種クリアランス、かかりしろの寸法については、▶P166「板ガラスの納まり寸法標準」をご参照ください。

板ガラスの納まり寸法標準

日本建築学会では、建築工事標準仕様書・同解説 ガラス工事(JASS17)のなかで、不定形シーリング材構法、グレイジングガスケット構法について、耐震性などの性能について特記されていない場合における納まりの寸法標準を示しています。ここでは、JASS17を基本にして、AGCの関連製品をご使用いただく際の各種クリアランス・かかり代の寸法をご提案するものです。表内の数値を標準として、ガラスの製品精度・サッシの製作精度・施工誤差等を考慮し、なるべく余裕をもってご設計ください。

(1)不定形シーリング材構法の納まり寸法標準
最も標準的な三方押縁で、中桟のない建具の場合の標準を示しています(四方押縁はこれに準じます)。一方押縁・二方押縁の場合は、施工時に板ガラスのやり返しが必要となりますので、作業性を考慮して別途寸法を考慮してください。
材   種 弾性シーリング材
形   態 標準的なカーテンウォール サッシ固定部 サッシ可動部
上 部 縦 断 面 図 1.jpg 2.jpg 3.jpg
左 右 部 断 面 図 4.jpg 5.jpg 6.jpg
下 部 縦 断 面 図 7.jpg 8.jpg 9.jpg
寸 法 表 現 面クリアランスa エッジクリアランスb かかり代c 面クリアランスa エッジクリアランスb かかり代c 面クリアランスa エッジクリアランスb かかり代c
種 類 商品名 呼び厚さ*1
(ミリ)
b1 b2 b3 b1 b2 b3 b1 b2 b3
透明板ガラス
型板ガラス
熱線反射ガラス
フロート板
ガラス
すり板ガラス
型板ガラス
サンカットΣクリア
クリアサイトⅡ
3、4、5
6
8
10
12
15
19
5
5
5
5
6
6
6
6
6
8
10
12
15
19
6
6
9
10
12
15
19
7
7
8
8
10
10
12
10
10
10
12
14
18
22
5
5
5
5
6
6
6
5
6
8
10
12
15
19
5
6
8
10
12
15
19
7
7
8
8
10
10
12
10
10
10
12
14
18
22
5
5
5
5
6
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3
4
6
8
10
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3
4
6
8
10
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7
7
8
8
10
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10
10
10
12
14
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*1 商品によっては、呼び厚さに示す板厚がないものもありますので、製造の可否は各商品ページのラインナップにてご確認ください。
注1)熱線反射ガラス(サンカットΣ、サンルックス)において、映像調整を要求される場合の面クリアランスaは、上記表の値に2mm加算してください。
注2)各寸法の設定根拠は次のとおりです。
*標準寸法 板の辺長比は、実施工で多いと考えられる2:3のものを標準形とした。厚さ別では、3〜6ミリ:1500×1000mm  8〜10ミリ:2000×1350mm  12〜19ミリ:3000×2000mm
*b1、b2にかかわる層間変位角などの考え方
1.標準的なカーテンウォールは、S造に取り付けるケースが多いと考え、層間変形角は中地震等の1/200を想定している。補正係数αは2.0を取っている。
2.サッシ固定部は、壁の多いSRC造およびRC造に取り付けるケースが多いと考え、層間変形角は中地震時の1/500を想定している。補正係数αは2.0を取っている。
3.サッシ可動部は、枠と障子の間のクリアランスを考慮し、エッジクリアランスb1、b2については、サッシ固定部の値から2mm減じることとしている。

製品の種類と寸法一覧表

ガラスの品種・寸法などは予告なく改廃することがあります。

■特殊反射機能ガラス

一般名 品種(商品名) 呼び厚さ(ミリ) 最大寸法(mm) 最小寸法(mm) 掲載ページ
特殊反射機能ガラス クリアサイトⅡ*1 5 3600×2400 60×100 114
8 3600×2400 100×100
10 3600×2400
●特殊反射機能ガラスの注意事項
*1 強化加工・曲げ加工など、熱処理をする加工はできません。
詳細につきましては、お問い合わせください。