• 施工事例

灘高等学校様

勉学にも運動にも、妥協なく取り組める環境を。
実現したのは、防音性能に優れた<まどまど std>でした。

灘高等学校
  • ●改修概要
  • 所 在 地 :兵庫県神戸市
  • 建物概要 :4階建て
  • 改修概要 :2-4階の12教室分の窓改修
  • ご採用商品:<まどまど(合わせガラス仕様)> 計72窓
  • 工  期 :2011年8月

兵庫県の灘高等学校は、昭和2年に創立された全国屈指の名門校。
自主性を重んじる自由な校風で、いわゆる勉強だけでなく、生徒会やクラブ活動も活発。
体育にも注力し強靭な身体を育むことも教育方針に含まれています。
今回、校舎の改修計画に伴い、体育系クラブの活動に制約を加えることなく、授業環境を向上させるため、防音性能に優れた<まどまど std>を設置しました。

<まどまど std>による防音対策に至った背景

― 高校棟とグラウンドの近さが悩みの種だったと伺いました。
本校の場合、一つの敷地に中学校と高校が併設されているんですが、グラウンドに面しているのは高校なんですね。普段なら、例えばグラウンドで他のクラスが体育の授業をしていても、そう差し障りはありません。しかし、放課後や土日、あるいは夏の講習の時期に、高校では模擬試験が行われることがあり、時折、体育系のクラブの試合と重なることもあるんですね。大きな音や声援が窓ごしに聴こえてきてしまいますから、そういう場合はさすがに、試験を受けている生徒から「ちょっと邪魔だ」「集中できない」などの声が先生に届くことがありました。 そこで、設計会社の方に相談したところ、現状の窓の内側にさらに窓をつけて二重窓にすれば、随分音が抑えられますよとアドバイスをいただき、<まどまど std>の設置を決めました。


<まどまど std>を設置した高校棟。 グラウンドからの音が悩みの種だった。

― ありがとうございます。<まどまど std>は、アルミと樹脂の複合構造をしており、非常に剛性が強いため、高い気密性能が確保できます。二重窓メーカーはたくさんありますが、その中でも<まどまど std>は防音性能が高いと評価をいただいております。

― 気密性の高い<まどまど std>は、防音効果の他にも、室内の暖気や冷気を外に逃さない断熱効果があり、冷暖房効果を長く持続させることが可能になります。


それはありがたいですね。酷暑、酷寒の日は、教室の冷暖房があまり効かないという先生や生徒からの声をよく聞くんです。特に冬になると中学、高校ともに入学試験を行うわけですが、試験環境はより向上させたいですからね。試験が始まるまでは空調をつけておくんですが、試験中はできるだけ音はしないほうがいいですから、空調は切ってしまうんです。ですから、試験時間の途中で寒くなってしまうのが少しでも和らぐほうが本校としても助かりますね。

  • <まどまど std>設置前の状況

  • 窓台のスペースに<まどまど std>を設置

<まどまど std>の設置工事に関して

― 施工について、どのような印象をお持ちでしょうか。

外窓の大きさが、実はちょっとずつ違っていたらしく、そのズレを吸収し目立たないように設置していくのに工夫していただいたと聞いています。

― 採寸時にわかったのですが、台、梁、柱が微妙にうねっていて、各スパンごとの寸法が違っていました。この微妙なうねりをどうやってきれいに解消するかが、今回の施工で苦心したところです。

そうでしたか。近くに寄って注視すれば何かわかるかもしれませんが、普段見ている限りではうねりやズレなどは感じませんね。きれいに施工されていると思います。

― 工期は、夏休み期間内に収めないといけなかったんですね。

はい。高校3年生の補習が早めに始まりますから、とりあえず、高3の教室がある2階から先に済ませてくださいとお願いしまして。それから順次他の階に取りかかり、実質3週間ほどで完了しました。3週間といっても、そのすべての日が使えるわけではありません。それでも予定どおり、期間内で収まりました。


<まどまど std>設置前の状況

防音性能に満足感、断熱性能への期待

― 設置後の反響はいかがですか。

何か新しいものを取り入れた場合は、今までと使い勝手が変わった途端、何か苦情が出るのが普通です。
苦情めいた声が何も出ず、いつものように使い続けているということは、<まどまど std>の防音性能に皆満足しているんだと思いますね。村松雄二事務長は、先生や生徒から「静かになった」と聞いているそうです。

― 構造上、外窓と内窓との間に20cm程度の距離がありますが、それは防音の点からはプラスになります。

なるほど。あの部分は広い台のようになっていて、物置として使う生徒がいたくらいなんです。 <まどまど std>を設置したことで外窓と内窓の間にブラインドがある構造になり、ブラインドを操作する時は内窓を開けなければなりませんが、生徒たちは戸惑うこともなく使っているようです。


外窓と内窓の間は約20cm

― 断熱効果については、これからの楽しみになりますね。

来春の入試の時に、どれだけ寒さを和らげられるか期待しています。
今は、節電が強く叫ばれる時代ですから。省エネに貢献する断熱性能は、さらに求められると思います。
本校でも、現在使っている冷暖房機器の作り出す暖かさや涼しさが長持ちしてくれるほうが、機器をやみくもに増強するよりも、省エネ、コストの面でありがたいですね。

ご採用いただいた<まどまど std>の詳細はこちら →

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