よくあるご質問

Q:複層ガラスの間の下に白っぽい粉がみえます。これはなんですか? このままでも大丈夫ですか?
A:これは複層ガラスの中の空気の乾燥度を維持するための乾燥剤の粉です。金属部分の中に入っているもので、外からの砂やチリではありません。
複層ガラスの性能に全く問題ありませんので安心してご利用ください。
Q:複層ガラスのガラスが反っているのかゆがんだように見えます。大丈夫でしょうか?
A:複層ガラスは密封された中空層の圧力が、温度や気圧の影響をうけて多少変化することから、ガラスが若干変形します。
また、複層ガラスを施工した時のサッシ枠の拘束により、ガラスにひずみが生じる事もあります。
このため、ガラスの反射像にある程度のゆがみを生じることがあります。これらの現象は複層ガラスの特性であり、製品の不備ではありません。
Q:複層ガラスの表面に虹のような色の模様が見えます。この縞模様は消すことができますか?
A:「干渉縞」と呼ばれる現象と思われます。これは複層ガラスに入射する光がガラスを透過する際に、光の波長により屈折率が異なることや、ガラス板厚の微小な差等の影響で、ある波長の光が重なったりすることで見られる現象です。見る角度や光の当たる角度などによって見える場合があります。
ガラスの品質上の問題ではなく、あいにく消すことはできません。
Q:現在使用している複層ガラスに遮熱フィルムを貼っても良いですか?
A:遮熱フィルムを貼ることでガラスの日射熱の吸収が高くなり、ガラス温度の上昇を招くことから「熱割れ」の原因になることがあります。 遮熱フィルムを貼る場合には、必ず事前の「熱割れ検討」を行う必要がありますので、該当フィルムメーカーにご相談ください。
また、フィルムを貼った場合には中空層内結露に関する保証は保証対象外になります。
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Q:熱線反射ガラスの反射光の眩しさを抑えるにはどのようにしたらよいでしょうか。
A:ガラス面からの反射光を見て、人間が眩しく感じるのは、通常の透明ガラスでも、熱線反射ガラスでも同じです。太陽の輝度は非常に高い(1×10の9乗cd/のオーダー)。
一方、人間が眩しく感じる輝度のオーダーは10の4乗程度以上です。
従って、ガラス面からの反射光は、反射率が10%でも、50%でも、せいぜい輝度のオーダーが1桁落ちるだけで、10の8乗cd/程度となります。これは、人間が眩しく感じる限界をはるかに越えています。
従って、熱線反射ガラスを、透明ガラスや熱線吸収板ガラスに替えても、反射の問題は解決されません。ガラス単体だけでの可能な対策はありません。フィルム貼りなどをご検討ください。
Q:網入板ガラスの錆割れとは?
A:ガラスの小口に網が露出しているため、水分等により金網に錆が発生します。錆がひどくなると、体積膨張によりクラックが生じます。
また、金網に錆が生じることによりエッジ強度が低下し、熱割れの原因となる事もあります。
金網を錆びにくくする方法としては、
(1)防錆塗料または、防錆油を塗る。(例えばワイヤーガード、サミックラストエース等)
(2)小口にシリコンシーラントを盛る。
(3)ブチル系テープ巻き+アルミテープ保護等
が考えられます。網入板ガラス以外の防火目的のガラスには網のない「マイボーカ」や「ピラン」があります。
Q:強化ガラスの自然破損について教えてください。
A:強化ガラスはガラスの表面のキズが成長して、ガラス内部の引張層に達した場合や、ガラス中に残存する不純物に起因するキズの影響により、外力が加わっていない状態で不意に破損することがあります。
強化ガラスの性質を十分ご理解の上、使用部位をご決定いただきご採用の程お願いいたします。
また必要に応じ飛散防止処理を講じてください。
Q:ガラスに飛散防止フィルムを貼る場合の注意点を教えてください。
A:透明フロート板ガラス・強化ガラス・倍強度ガラスに透明フィルムを貼るのであれば、おおむね熱割れ強度上使用可能と思われます。
但し、熱線吸収板ガラスや熱線反射ガラスは透明フロートガラスと比較して日射吸収率が大きいのと、網入板ガラスは熱割れ強度がフロート板ガラスの半分程度であることから熱割れの可能性が高いといえます。
熱割れ可否については色付きフィルム等も含め、フィルムメーカーにご相談ください。
Q:網入板ガラスの割れについて教えてください。何もしていないのに網入板ガラスが割れました。原因としてはどのようなことが考えられますか?
A:網入板ガラスは製造時に金網を封入したもので防火を目的としています。割れの要因は主に2種類あり、熱割れと錆割れがあります。
「熱割れ」とはガラスが太陽日射を吸収して温度上昇を起こすことにより生じる熱応力が、ガラス自身の持つ「許容応力」を超えると割れてしまう現象です。
また、ガラスの露出している金属製の網が水分の影響によって錆が発生し、ひどくなると体積膨張によりクラックが生じます。この現象を「錆割れ」と言います。
特に網入板ガラスは金網が封入されているためクリーンカットがしにくく、金属とガラスの熱膨張率が異なるため、エッジ強度がフロート板ガラスの約半分となり熱割れしやすい材料です。
「錆割れ」が起因する「熱割れ」が複合的に生じる場合もあります。このような「熱割れ」や「錆び割れ」を防止するために、日射による熱溜まりなどが生じないような使用状態とする事、錆が発生しないようガラスエッジ部に十分な防錆処理を行う事、サッシの水抜き孔を確保する等の対策が重要です。
網入板ガラス以外の防火目的のガラスには網のない「マイボーカ」や「ピラン」があります。
Q:普通の透明ガラスにフィルムを貼っても地震対策に効果がありますか?
A:地震によりガラスが破損した場合の、ガラス破片の飛散防止対策としては、合わせガラス(商品名「ラミセーフセキュリティー」)が最も優れた効果を発揮します。既存ガラスの地震対策としてフィルム貼りすることも、飛散防止対策としては効果があります。
但し、フィルム貼りの場合は、経年劣化等により定期的に貼り替え工事が必要となります。
メンテナンス等、長期的に考えると地震に対する安全対策には合わせガラスをお薦めします。
Q:今使っているガラスをそのまま防犯ガラスやエコガラスにすることはできますか?
A:あいにくできません。防犯ガラスやエコガラスは、合わせガラスや複層ガラスといった構成となりますが、この加工は予め工場で組み立てられる製品となっています。
Q:AGCのガラスに不具合が生じた場合には、どこに修理を依頼すれば良いですか?
A:AGC製品をご愛用いただきありがとうございます。メンテナンス、 不具合については、まずは建物を建てられた施工店様やガラスを納入したガラス店にお申し出下さい。
Q:ガラスにヒビが入っています。このままガラスを放置していても大丈夫でしょうか?テープを貼っておけばよいですか?
A:ひび(割れ、欠け、クラック)の生じたガラスは、強度が低下しています。わずかな衝撃で大きく破損してしまう可能性もありますので、放置しないで速やかに適切な品種のガラスに交換してください。
なお表面にテープを貼っても、割れの進行を防ぐことはできません。
Q:海外のAGCグループ製品の保証について教えてください。
A:総合カタログやガラスプラザのサイト内でご案内している製品保証は、日本国内向けに生産販売した製品のみが対象です。
海外のグループ企業が発売した製品につきましてはそれぞれの会社の設定保証になりますので、ご購入いただいた取扱店にまずはご相談ください。
Q:ガラスに貼られているステッカーがめくれてしまいました。どうしたらよいでしょうか?
A:ガラスに貼られている各種シールは製品仕様をわかりやすく表示したものです。シールの保証は行っておりません。
ガラスお引渡後、ご使用環境によってはシールが剥がれたり、色褪せたりすることがあります。その際は破棄してください。ガラスそのものに打刻してあるマークで製品は確認できます。
Q:ガラスの書かれている白いマークの読み方を教えてください。これはシリアルナンバーでしょうか?
A:製品、製造拠点によりマークの構成が異なっています。製品ブランド、製造会社、製造年月、製造拠点などはもれなくマークしていますが、あいにくガラス1枚づつを特定する番号は打刻されていません。
なお、切断してサッシにはめ込むタイプの一枚ガラスには打刻はありません。
Q:網入板ガラスに目隠し用にフィルムを貼ることは問題ないですか?ほかの断熱用や反射フィルムはどうでしょうか?
A:フィルムを貼ることでガラスの日射熱の吸収が極端に高くなり、ガラス温度の上昇を招くことから「熱割れ」の原因になることがあります。
各種フィルム(反射・吸収・遮熱・断熱フィルムなど)を貼る場合には、事前に「熱割れ検討」を実施する必要がありますのでフィルムメーカーにご相談ください。
Q:防犯フィルムの取扱いはありますか?
A:AGCではお取扱していません。フィルムメーカーにお問い合わせください。
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