リサイクル

資源の有効利用

基本的な考え方

AGCグループの製品は珪砂などの天然資源やエチレンなどの工業材料を原料としています。AGCグループは、地球上の限りある資源を有効に活用し、経済的かつ社会的に持続的な成長を遂げるため、従来推進してきた3R(Reduce、Reuse、Recycle)の徹底、再生資源の活用、梱包材を含む資源生産性*向上を通じ、事業の全フェーズで資源の循環ループを構築することを目指しています。

AGCの建築ガラス事業においては、ガラスのリサイクルを可能とする技術の開発や廃棄されたガラスの再利用を推進しています。

  • *資源がどれだけ有効に利用されているかを総合的に表す指標。自然資源やエネルギーが使われた量と、それによって作り出された生産量や経済価値の比率

資源の循環ループ図

サーモクライン技術

AGC独自素材でリサイクル可能な住宅用複層ガラスを実現

AGCグループ独自開発の材料を使用し、耐久性と断熱性を実現した複層ガラスです。また、シンプルな断面構造を採用し、簡単な処理で複層ガラスを分解できるため、将来的なリサイクルも想定した複層ガラスです。

サーモクラインのシンプルな構造

化学品の技術で、スペーサー・乾燥剤・封着材の機能を一体化し、リサイクルを容易にした構造です。

熱橋を抑制したウォームエッジ構造で断熱化を向上させるとともに、高寿命化も実現し、製品のライフサイクルを延ばすことに貢献します。

資源の有効利用

資源投入量削減の取り組み

カレット(ガラス屑)の活用

ガラスの製造工程では、原材料である珪砂などの代替品として、カレットを活用しています。製造工程で発生するガラス端材のほか、市中での使用済み廃棄物のガラスを可能な範囲で原材料として再生利用することで天然資源の使用を削減しています。