TOPPAN株式会社様
導入インタビュー
採用商品:ミラリア
日本の新たな価値を生みだす、共創・発信スペース
TOPPAN株式会社「NIPPON GALLERY TABIDO MARUNOUCHI」
オリエンテーションラウンジへのミラリア採用
日本における文化コンテンツのデジタルアーカイブを推進し、情報発信と価値創造を共創する拠点であるTOPPAN株式会社様の「NIPPON GALLERY TABIDO MARUNOUCHI」(以下「NIPPON GALLERY))。そのリニューアルにあたりAGCのディスプレイ一体型ミラー「ミラリア®」が採用されました。改修プロジェクトメンバーの方々にご採用の経緯、ミラリアの魅力、今後の取り組みについてお話しを伺いました。(※所属部署、役職は取材時の2023年7月時点、敬省略)
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TOPPAN株式会社
情報コミュニケーション事業本部
デジタルセールス推進本部
NIPPONGALLERY企画運営部 施設運営チーム竹道 博義
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TOPPAN株式会社
情報コミュニケーション事業本部
フロンティア事業開発センター
先端表現技術開発本部 感性コミュニケーション開発部磯田 大介
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TOPPAN株式会社
情報コミュニケーション事業本部
フロンティア事業開発センター
先端表現技術開発本部 感性コミュニケーション開発部山口 景子
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AGC株式会社
建築ガラス アジアカンパニー
日本事業本部 新市場開拓部 営業開発部南 孝也
AGC(以下、A)南:この度は、「NIPPON GALLERY」のリニューアルに際し、ミラリアをご採用いただきありがとうございます。TOPPAN様にとって「NIPPON GALLERY」は、どのような位置づけの施設になりますでしょうか?
TOPPAN(以下、T) 竹道:「NIPPON GALLERY」は2018年6月に開館いたしました。当時は訪日外国人観光客が3,000万人を超え、今後も更にインバウンド需要は拡大すると予想されるものの、「日本文化の魅力を世界に向けて発信する」施設が日本には少ないと感じていました。
そこで、「日本の魅力を発信する施設」のモデルケースの場として、企業ショールームではなく、弊社が長年取り組んできた文化財のデジタルアーカイブやスペースデザイン、印刷テクノロジーを活用した先端映像表現、コミュニケーション手法を用いた施設空間にしたいと考えました。ご来場される産・官・学の皆さまに実際に様々なご体験やご体感をして頂き、そこから新たなイメージを持って頂いて、共に新たな日本の価値を創造・共創していきたいという思いでスタートしたプロジェクトになります。
A・南:2018年のオープンから5年を迎えてこのたびリニューアルを行われましたが、そのコンセプトはどういったものでしょうか。
T・竹道:オープンより5年が経ち、その間にコロナ禍をはじめとする大きな社会構造の変化や当社技術の進化もございまして施設展示を大きく見直すことにいたしました。
基本コンセプトである「日本の魅力の新価値創造」はそのままに、色々な業種・業界の皆様と多種な社会課題の解決へ向け、解決に向けたイメージを拡大できる空間に仕立て直そうと検討を進め、今回のリニューアルを行いました。
具体的には従来よりも更にリアルとデジタルを掛け合わせたデジタルツインの空間へと進化させ、今後、社会実装が拡大すると予想される先端手法を中心に検討しました。
また弊社の技術だけではなく協業パートナーの皆さまとの取り組みをこの施設で表現することも盛り込み、「共創空間」の一例を体感いただけるような展示も多く盛り込みました。
A・南:お客さまをお出迎えする顔とも言えるオリエンテーションラウンジへミラリアをご採用頂いたわけですが、一般的なモニターディスプレイではなく、ミラー型ディスプレイをご採用された理由をお聞かせください。
T・磯田:NIPPON GALLERYのオープン時から、オリエンテーションラウンジには壁面にミラーを多く用いておりました。今回の改修にあたり、壁面のLEDサイネージやミラー面積をより増やすとともに、新たにディスプレイの設置を検討する上で空間意匠性を損なわないためにミラー型ディスプレイの採用となりました。
A・南:ミラー型ディスプレイの中でも、AGCのミラリアをご採用頂いたのは、どういった点をご評価頂いたからでしょうか。
T・山口:私はミラリアを実案件で採用させて頂いたことがあります。その検討の際、ミラーの反射性とデジタル表示の視認性が高いレベルで両立していることに驚きました。従来のミラー型ディスプレイでは、どちらかあるいは両方の性能がお客様のニーズに対して十分でないものが多かったからです。
ミラリアはオリエンテーションラウンジの中で使用されているミラーと比べても遜色ない明るさでありながら、コンテンツ表示も非常に鮮やかです。また、今回のように柱内にディスプレイを設置する際は排熱設計が必須ですが、ミラリア自体が消費電力と排熱を抑える高効率な光学設計であることも重要な評価ポイントでした。そういった理由から、今回の改修プロジェクトにおいてチーム内からミラリアを採用しようという声が上がりました。
A・南:ミラリアを高くご評価いただきありがとうございます。TOPPAN様は様々な最先端のテクノロジーをお持ちだと思いますが、今後、どのようなサービスや利用シーンが考えられますでしょうか。
T・磯田:まず思いつくのは、化粧品店舗やアパレルショップの店頭などお客さまが商品のテスティングでミラーを使用するシチュエーションで、広告や製品情報を表示したり、またバーチャルメイクやバーチャル試着といったようなソフトとの組み合わせのサービスです。また、パウダールームでもミラリアの設置ニーズがあるのではないでしょうか。
T・山口:お客さまがミラーを見るタイミングに合わせてコンテンツが表示できれば、確実に視界に入れることができると思います。サイネージの設置検討の際に「コンテンツの視認性をいかに上げるか」という課題がよく挙がりますが、ミラリアでクリアできると思います。また、先ほど磯田が挙げたシチュエーションはいずれも、高いミラー品質と鮮やかなデジタル表示品質が共に求められますので、ミラリアがマッチすると思います。
T・竹道:今後もNIPPON GALLERYへご来館のお客さまにAGC様のミラリアをご覧頂き、弊社のデジタル技術との組み合わせに可能性を感じて頂けるようご案内をしたいと思います。
A・南:様々なシチュエーションにおけるミラーのデジタル化、そして、新しい企画に一緒に取り組んでいければと思います。
この度はお話しをお聞かせ頂きありがとうございました。