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file.7 光天井 GLASS&ARCHITECTURE Design Files
case1:金沢21世紀美術館
[展示室天井] Top
金沢21世紀美術館平面図 金沢21世紀美術館概略 設計者インタビュー
金沢市21世紀美術館建設事務局インタビュー
展示室の光環境を決定するセラミックプリントDPGガラス天井
展示室に自然光を導入する。自然光を拡散し作品に光を届ける役割を担うのがDPG(ドットポイントグレイジング)構法ガラス天井。
DATA
■展示室天井ガラス仕様
種別:高透過合わせガラスにセラミックプリント
板厚:10ミリ+6ミリ
サイズ:約1500mm×1500mm
展示室11の天井 展示室11
展示室11の天井 展示室11
 (作品:"Antispective Situation", 2003, Olafur Eliasson)
 金沢21世紀美術館の主な展示室の光環境は、自然光を導入するという明確なコンセプトのもとに進められた。天井は、トップライトからの自然光を拡散する光の天井である。展示室11は、約12m×12mの屋根に約8.5m×1mのトップライト開口が4列並行に設置されており、可動ルーバー機構により必要に応じて外光を遮断することもできる。その場合や日没後は人工照明による光天井となる。このトップライトから約1.5m下にガラスがDPG(ドットポイントグレイジング)により構成されている。ガラスは一枚が約1.4m角、6ミリ+10ミリ(強化)の合わせガラスで10ミリが室内側に用いられている。 セラミックプリントの色調と透過度は多くのサンプルにより検討が重ねられたが、光色に色付けがなされないこと、適度な透過・拡散度をもつこと、室内側からの反射がないことなどが条件とされた。この結果ガラス下面へのセラミックインクのベタ印刷の手法が採用されている。透過・拡散度については、外光導入時や天井内人工光源使用時の天井内の奥行き感を求める設計意図から、均一な光天井ではなく、光源の存在を感じることによる天井懐の立体感を表現するものである。設計者の妹島氏と西沢氏が、プリントの仕上げを細かく調整した20~30枚ものサンプルを比較検討したというほど、こだわってつくられた光の質である。
 ガラスは開放目地となっている。シールしないことによる透明感と天井の立体感をあらわすミニマムな納まりである。しかし目地ジョイントの精度など、施工は高度なものを要求されている。DPGの金物は吊り下げレール構造からガラス面までの距離を稼ぐため特注金物によっている。
DPG天井。
自然光のみのとき。
DPG天井。自然光のみのとき。 展示室トップライトとDPG構法によるガラス天井の詳細 展示室トップライトと
DPG構法によるガラス天
井の詳細
DPG天井。
自然光と人工光の
ミックス。
  DPG天井。自然光と人工光のミックス。