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case7:ヤマハ銀座ビル GLASS&ARCHITECTURE Design Files
file.28 4種のガラスから、奥行きと移ろいを表現する
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概要 基本図面
街の風景を映し込み、内部空間を表出する。繊細な表情を見せるガラスファサードは、たった4種のガラスのグラデーションから構成されている。
「レイヤーパターンを重ね合わせて、音楽的なハーモニーを生み出した」
 
複数のレイヤーを重ねたファサードの構成。

――ガラスの色はどのように決めたのでしょうか。

茅野  2種類の濃度の金箔と、透明、乳白と4種類のガラスを使っていて、いくつかのレイヤーを重ねてパターンをつくり出しています。音楽はいろいろな旋律の組み合わせからハーモニーを生み出すもの。建築にもそういうあり方が可能ではないかと考えました。

鈴木  乳白は伝統的な障子のような和のイメージから選んだ色です。種類は最小限に抑えて、そこからいかに豊かな表現ができるかを考えました。

茅野  使用したのは高透過ガラスで、これは以前<ミュージアムグラス>とも呼ばれた通常のガラスより透明度の高いものです。一般の板ガラスは鉄分の影響でやや緑がかっているため、金箔を合わせると金色が濁ってしまうのです。

 
正面から見たファサード。950ミリ角のガラス端部を一辺80ミリのMPG金物で留めている。透過と反射の効果により、4種以上のガラスが存在しているかのように見える。
写真:鈴木研一
 

――照明計画で工夫された点を教えてください。

白井  吹き抜け部分は内部空間の照明のみですが、そうでない部分はガラスひとつひとつに対してハロゲンライトを仕込んでいます。V字型の側壁を立ててアッパーライトをつけています。乳白色のガラスはガラス自身が、また、透明なガラスは奥にある壁が光ります。そして濃度の高い金箔合わせガラスは街の光を受けて光ります。それぞれ光の受け方が違うのです。

茅野  金箔は少しの光でもかなり強い反射があるので、建物の照明を消した状態でも街路の明かりを受けてきれいなんですよ。



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