設計・施工上の注意
【装飾ガラス共通】
・ 外装には使用できない内装専用の商品があります。確認の上ご使用ください。
・ 内装に使用する場合でも、直射日光の当たる場所や高温多湿の場所へのご使用はお避けください。
・ 棚板や間仕切り材など、ガラスエッジが露出する納まりの場合エッジへの衝撃で破損リスクが高まります。飛散防止フィルムを貼るなどガラス側での安全対策を推奨します。
・ キッチンユニットのワークトップ周辺の壁面への使用は、熱と湿気及び調理器具の接触に対する安全性をご確認ください。
・ 曲げ加工はできません。
【フロート板ガラス/すり板ガラス/フロストグラス】
・ <すり板ガラス>の摺り加工をした表面や、<フロストグラス>のフロスト加工をした表面は、付着した汚れが除去しにくいため、汚れが付着しないようご注意ください。
・ <すり板ガラス>は、摺り加工の影響で<フロート板ガラス>よりも強度が低くなります。耐風圧設計にあたっては、型板ガラスの強度係数を用いてください。
・ <フロストグラス>は、フロスト加工の影響で<フロート板ガラス>よりも強度が低くなります。耐風圧設計にあたっては、型板ガラスの強度係数を用いてください。
・ 弾性シーリング材構法は、<フロート板ガラス>、<すり板ガラス>に最も適した納まりです。シーリング材は、JIS A 5758に適合する良質な、シリコーン系またはポリサルファイド系のものをご使用ください。バックアップ材は、ポリエチレンフォーム、発泡ゴム、ソリッドゴムなどをご使用ください。セッティングブロックは、硬度90゜程度のクロロプレンゴムなどを下辺に2個使用してください。住宅用などに用いる呼び厚さ5ミリ程度以下の比較的軽量な板ガラスには塩化ビニル製のものも使用できます。
・ 住宅や簡易な集合住宅などでは、呼び厚さ6ミリ以下の<フロート板ガラス>に限り、グレイジングチャンネル構法による施工ができます。
・ グレイジングチャンネルは、JIS A 5756に適合する良質のものをご使用ください。
・ 簡易な建築物では、呼び厚さ6ミリ以下の<フロート板ガラス>に限り、グレイジングビード構法による施工ができます。
・ グレイジングビードは、JIS A 5756に適合する良質のものをご使用ください。
・ グレイジングビート構法では、下辺にセッティングブロックの敷き込みが必要です。
使用上の注意
【装飾ガラス共通】
・ 特殊樹脂加工面を鋭利な金属などで傷つけないようにしてください。特殊樹脂加工面は補修ができません。
・ 清掃する時は、傷がつかないように、きれいな水やぬるま湯を浸した、きれいな柔らかい布やスポンジなどで軽く拭いてください。スポンジの硬い部分の使用や強く擦ることは絶対に避けてください。
・ 洗剤を用いる場合は、水やぬるま湯で薄めた中性洗剤を用い、仕上げ段階でよく拭き取ってください。溶剤(シンナーなど)などの薬品は使用しないでください。
【フロート板ガラス/すり板ガラス/フロストグラス】
・ <すり板ガラス>の摺り加工面、<フロストグラス>のフロスト加工面は、室内側に向けてご使用ください。
・ <すり板ガラス>の摺り加工をした表面や、<フロストグラス>のフロスト加工をした表面は、汚れが付着すると除去するのは困難です。
・ <すり板ガラス>の摺り加工をした表面や、<フロストグラス>のフロスト加工をした表面に、水や汚れなどが付着すると透けて見える場合があります。