ヒシワイヤ®
クロスワイヤ
プロテックス®

注意事項

設計・施工上の注意

【ヒシワイヤ/クロスワイヤ/プロテックス】

  • 必ずJIS A 4706に規定されるサッシで、かつ水抜き機構を備えたサッシをご使用ください。
  • 施工にあたっては、所定の副資材をご使用ください。
  • グレイジングチャンネル、構造ガスケットによる施工は、排水性や水密性が確保できませんので、<ヒシワイヤ><クロスワイヤ><プロテックス>の施工方法として適していません。やむを得ずこれらを使用して施工される場合には、エッジ部に必ず防錆処理を施し、錆による破損をできるだけ防いでください。
  • アトリウムの屋根など自然環境条件が厳しく、メンテナンスがしにくい場所や、温泉・プールなど金属を著しく劣化させる要因(雰囲気中の塩素など)が含まれている場所に使用される場合には、エッジ部に必ず防錆処理を施し、錆による破損をできるだけ防いでください。
  • <ヒシワイヤ><クロスワイヤ><プロテックス>の防錆処理例は、以下の通りです。
  • 防錆油を塗布する(例:「サミックラストエースMG831」三和化成工業製)。
  • ブチルゴム系テープを貼り付ける 注)前記のような特に厳しい使用条件には、比較的防錆効果の高いブチルゴム系テープの貼り付けをおすすめします。
  • 各種クリアランス・かかり代などの納まり寸法は、「板ガラスの納まり寸法標準」に準じてください。

使用上の注意

【ヒシワイヤ/クロスワイヤ/プロテックス】

  • <ヒシワイヤ><クロスワイヤ><プロテックス>は切断時にエッジに傷がつきやすく、このためエッジ部の強度は普通のフロート板ガラスの約半分なので、フロート板ガラスより熱割れが生じやすくなっています。
  • 切断部に網が露出するため、条件(水分の存在など)によっては、網に錆が発生します。錆がひどくなると、体積膨張によりクラックが生じてエッジ強度が低下し、熱割れの原因となります。
  • ストーブや湯沸し器、コンロなどの放射熱(輻射熱)があたると熱割れの原因となりますので、直接ガラス面にあたらないようにしてください。
  • 厚手のカーテンや家具などを近接して設置すると熱がこもり、熱割れが起こりやすくなります。

板ガラスの納まり寸法標準

日本建築学会では、建築工事標準仕様書・同解説 ガラス工事(JASS17)のなかで、不定形シーリング材構法、グレイジングガスケット構法について、耐震性などの性能について特記されていない場合における納まりの寸法標準を示しています。
ここでは、JASS17を基本にして、AGCの関連製品をご使用いただく際の各種クリアランス・かかり代の寸法をご提案するものです。
表内の数値を標準として、ガラスの製品精度・サッシの製作精度・施工誤差などを考慮し、なるべく余裕をもってご設計ください。

  1. (1)不定形シーリング材構法の納まり寸法標準

    最も標準的な三方押縁で、中桟のない建具の場合の標準を示しています(四方押縁はこれに準じます)。

    一方押縁・二方押縁の場合は、施工時に板ガラスのやり返しが必要となりますので、作業性を考慮して別途寸法を考慮してください。

表1:不定形シーリング材構法の納まり寸法標準

表2:不定形シーリング材構法の納まり寸法標準

  1. (2)グレイジングガスケット構法納まり寸法標準

表3:グレイジングガスケット構法納まり寸法標準

表4:グレイジングガスケット構法納まり寸法標準