スクールミストロン

注意事項・品質保証等

ガラスを安全に末永くお使いいただくために

設計・施工上の注意

【強化ガラス/熱処理ガラス共通】

  • 強化ガラスを安全にお使いいただくために」をご参照ください。
  • 全体として応力のバランスが保たれており、強化処理後の切断はできません。正確な使用寸法でご注文ください。また、強化処理後の孔あけ、切り欠きなども同様の理由でできません。
  • 熱処理の影響により、通常の板ガラスと比較して、反射像や透視像のゆがみは大きくなります。特に<サンルックスTテンパライト>は、特性上このゆがみが目立ちます。
  • 製法上寸法精度はフロート板ガラスより悪くなります。
  • 生産時の部分的な温度差の影響で、筋状あるいは斑状の模様が生じる場合があります。日射の状況によっては虹色に見えます。
  • 網入板ガラス・線入板ガラスの強化ガラスは製造できません。
  • ガラスのエッジとサッシなどの金属との直接接触は、絶対に避けてください。
  • 防犯性は高くありません。
  • シーリング材は、JIS A 5758に適合する良質の弾性シーリング材(シリコーンシーラント、ポリサルファイドなど)をご使用ください。
  • バックアップ材は、発泡ポリエチレンフォーム、クロロプレンゴムなどをご使用ください。
  • セッティングブロックは、クロロプレンゴム、またはEPDMの硬度90°以上のものを下辺に2ヶ所ご使用ください。
  • 各種クリアランス・かかり代などの納まり寸法は、「板ガラスの納まり寸法標準」に準じてください。

【ミストロンエース/ホームミストロン/スクールミストロン】

  • 型板強化ガラス<ミストロンエース><ホームミストロン><スクールミストロン>は、普通の型板ガラスの型模様とは異なった、専用の型模様となります。
  • <ミストロンエース><ホームミストロン><スクールミストロン>の型模様面は、室内側に向けてご使用ください。

使用上の注意

【強化ガラス/熱処理ガラス共通】

  • フロート板ガラスにくらべて表面硬度が若干低いため、クリーニングの際にカッターや金属のスクレーパーは使用せず、また、スクイージーの金属部分がガラスに触れないようお願いします。
  • 強化ガラスに貼り付けられている各種シールは、製品仕様をわかりやすく表示したものです。シールそのものにつきましては保証を行っておりません。お引渡し後、ご使用環境によってはシールが剥がれた際は、除去してください。

【ミストロンエース/ホームミストロン/スクールミストロン】

  • <ミストロンエース><ホームミストロン><スクールミストロン>を通した照明光は拡散され不定形なものとなる場合があります。ガラスではコントロールすることができません。

強化ガラスを安全にお使いいただくために

  • 注)耐熱強化ガラスをお使いの際にもご確認ください。

■ 強化ガラスを安全にお使いいただくために

強化ガラスは強度が高く、万一破損しても破片が細かい粒状になる安全性の高いガラスですが、破損時に破片が脱落することがあります。また、一般の板ガラスとは異なる「ガラスの中に存在する不純物に起因するキズ」による不意の破損など、独特の性質をもっています。強化ガラスの基本特性である破損性状や不意の破損などをご理解いただき、ご採用にあたっては使用部位や高さ、その他の安全対策などに関する十分なご検討をお願いいたします。

なおAGCでは、十分管理の行き届いた日本産業規格(JIS)表示許可認定を受けた工場で、強化ガラスを製造しています。また、強化ガラスの製造にあたっては、ガラスの中に存在する微細な不純物に起因する不意の破損をゼロに近づけるため、原料管理、製造設備管理、ヒートソーク処理などの施策を行っています。さらに今後も品質の向上に努めてまいります。

  • * ヒートソーク処理:強化加工後に再加熱処理を実施し、強化ガラスに存在する微細な不純物が含まれていた場合、強制的に破損させる方法。強化ガラスのヒートソーク処理の実施については、品種により異なります。

1.破損の際の特徴

強化ガラスは表面に圧縮応力層があり、内部にそれとバランスした引張応力層があります。強化ガラスの破損時には、ガラス表面の圧縮応力層とガラス内部の引張応力層のバランスが崩れ、一瞬にしてガラスの全面が細かく粒状に破損します。施工条件によっては破損時にガラスが脱落することがあります。通常、破片は粒状にバラバラになりますが、破砕しても粒が離れずに破片の塊になることもあります。また破損時には音を伴う場合があります。

2.破損の原因

強化ガラスの一般的な破損原因は、下記の3点が考えられます。

  1. 飛来物や地震など、外部から強い力が加わった場合
  2. 小さく鋭いキズが、ガラス表面についた場合
  3. ガラスの中に存在する微細な不純物があった場合

強化ガラスの特徴として、ガラス内部の引張応力層にキズが発生した場合に応力バランスが崩れ、外力が加わっていない状態で不意に破損することがあります。

3.被害発生の可能性

近くに人がいた場合、ガラスの粒状の破片を浴びたり、頭上から落下してきた破片の塊に当たったりすることがあります。破片の塊の大きさによっては人にケガを負わせたり、場合によっては命に関わる事故になるおそれがあります。

4.被害の発生を避けるための措置【強化ガラスの破損落下による被害を避けるためのAGC推奨措置基準】

AGCでは、強化ガラスを安全にご使用いただくために、ガラス破片の落下防止措置について、以下のとおり推奨基準を設けています。なお、ガラスが破損して脱落したときに人がケガをするおそれがある場合や、破損時に人が転落する危険性がある場合には、強化合わせガラスのご採用や、全面に飛散防止フィルムを貼るなど、万一のガラスの破損に対する落下防止措置を必ずおとりください。

  • 注)強化合わせガラスや飛散防止フィルムを貼った強化ガラスでも、破損時に非常に細かい破片が脱落する場合があります。
  1. 1)建築用途に使用する強化ガラス
    1. 垂直に使用する場合

      強化ガラス製品および強化ガラスを使用した構法をご採用になる場合は、表「強化ガラス製品、構法ごとの使用可能範囲の目安(AGC推奨基準)」をご参照のうえ、以下の注意事項を必ずお守りください。

      • 高所に使用する場合

        地上または床面(歩行面)からガラス上端部までの高さが表の16m、または3mを超える高さに強化ガラスを使用する場合、万一の破損時に有効な強化合わせガラスのご採用や、全面に飛散防止フィルムを貼るなど、施工法に応じた落下防止措置を必ずおとりください。また、安全性の面から、落下防止措置なしでご使用いただける範囲内であっても、建物用途や使用部位、周辺の状況に応じて落下防止措置を講じることを推奨します。

      • 強化ガラスを使用した複層ガラス

        片側に強化ガラスを使用する複層ガラスの場合は、室内側に強化ガラスを使用することを推奨します。両側に強化ガラスを使用する複層ガラスの場合は、室外側を強化合わせガラスにすることを推奨します。いずれの場合も、強化ガラスを使用した面の高さが、表「強化ガラス製品、構法ごとの使用可能範囲の目安(AGC推奨基準)」に該当するかどうかでご判断ください。

    2. 傾斜面、水平面に使用する場合
      • アトリウムなどの屋根、スカイライト、トップライトなど傾斜面、水平面に強化ガラスを使用すると、万一破損した場合に比較的大きな破片の塊となって落下するおそれがあります。使用する高さにかかわらず、落下防止措置のない強化ガラス単板や複層ガラス下側への落下防止措置のない強化ガラスのご使用はおやめください。
      • 強化合わせガラスのご採用や、全面に飛散防止フィルムを貼るなどの落下防止措置をおとりください。
      • 複層ガラスの上側に強化ガラスを使用する場合でも、下側のガラスは合わせガラスもしくは飛散防止フィルム貼りのガラスとしてください。
    3. フレームレス構法に使用する場合

      強化ガラスのエッジが露出したり、部分的に支持する場合が多いため、構法に応じた落下防止措置を必ずおとりください。枠を使用していない手摺など、破損時に人が転落する危険性がある場合も、落下防止措置を必ずおとりください。また、エッジが露出している場合、強化合わせガラスや飛散防止フィルムを貼った強化ガラスでも、エッジから破片が脱落するおそれがあります。エッジが露出する場合には、エッジカバーを取り付けるなど、落下防止対策を施してください。

  2. 2)建築用途以外に使用する強化ガラス

    家具などに金具で強化ガラスを留める場合、金具と強化ガラスが直接接触すると破損の原因となります。必ず緩衝材を入れ、金具と強化ガラスが直接接触しないようにしてください。

■ 飛散防止フィルムによる落下防止措置

飛散防止フィルムによる落下防止措置を講じる場合は、フィルムメーカーが定める施工法に従い、正しく施工してください。また、フィルムメーカーが推奨する性能保証期間を過ぎた場合は、速やかにフィルムを交換してください。

■ 強化ガラスに打刻されたマークについて

AGCでは、1995年7月以降に出荷している全ての強化ガラス製品に対して、品種・製造年月・製造工場などの情報のマークを打刻しています。

  • *テンポイント構法など、フレームレスファサードに使用する強化ガラスを除く。
表 強化ガラス製品、構法ごとの使用可能範囲の目安(AGC推奨基準)
強化ガラスの商品名、構法名 施工の状態 落下防止措置をせずに
ご使用いただける範囲*1

学校用強化ガラス

スクールテンパ
スクールミストロン

(呼び厚さ5ミリ以下)

スクールテンパエコ

四周ともサッシ枠にのみ込み
シーリング材またはグレイジング
チャンネルによる施工
地上または床面(歩行面)から
ガラス上端部までの
高さが16m以下

強化ガラス

テンパライト

型板強化ガラス

ミストロンエース

住宅用強化ガラス

ホームテンパ
ホームミストロン

耐熱強化ガラス(防火用)

マイボーカ*2/マイボーカJ*2

セラミックプリントガラス

セラプリライト(強化タイプ)

四周ともサッシ枠にのみ込み
シーリング材またはグレイジング
チャンネルによる施工
(呼び厚さ6ミリ以上はシーリング材
による施工のみ)
地上または床面(歩行面)から
ガラス上端部までの
高さが3m以下

強化ガラス自立手摺

テンパライトSS工法*2

標準施工法
上辺は笠木にのみ込み
縦辺はシーリング材による突き合わせ

フレームレスファサード

テンポイント、メタルポイント*2

標準施工法
四周ともシーリング材施工
  • *1安全性の面から、落下防止措置をせずにご使用いただける範囲内であっても、建築用途や使用部位、周辺の状況に応じて落下防止措置を講じることを推奨します。
  • *2ヒートソーク処理を全数実施しています。なお、商品、構法にかかわらず、呼び厚さ6ミリ以上の強化ガラス製品には全数ヒートソーク処理を実施しています。

■ 強化ガラスの原理・特性

強化ガラスは、フロート板ガラスを軟化温度(約650℃)付近まで加熱した後、ガラス表面に空気を吹き付けて急冷してつくります。急冷すると、ガラス表面が先に温度が下がり収縮して固まります。一方、ガラス内部は表面に比べて温度が下がるのが遅く、収縮するのも遅れるため、先に固まったガラス表面には圧縮応力層、ガラス内部には引張応力層が生じた状態になります。圧縮応力層は、板厚の約1/6程度となります(下図参照)。

ガラスは圧縮応力に強く引張応力に弱い性質を持っています。ガラスに力が加わった際にはガラスがたわみ、力の加わった反対側の面に引張り応力が発生し、その応力に耐えきれなくなると破損に至ります。しかし、強化ガラスには、ガラスの表面に引張り応力に対抗する圧縮応力層が存在するため、フロート板ガラスに比べて、割れにくくなっています。強化ガラスが破損する際には、表面の圧縮応力層と内部の引張応力層のバランスがくずれるため、全面に一瞬にしてクラックが入り、細かい粒状の破片になります。

テンパライト断面応力図

テンパライト断面応力図

板ガラスの納まり寸法標準

日本建築学会では、建築工事標準仕様書・同解説 ガラス工事(JASS17)のなかで、不定形シーリング材構法、グレイジングガスケット構法について、耐震性などの性能について特記されていない場合における納まりの寸法標準を示しています。
ここでは、JASS17を基本にして、AGCの関連製品をご使用いただく際の各種クリアランス・かかり代の寸法をご提案するものです。
表内の数値を標準として、ガラスの製品精度・サッシの製作精度・施工誤差などを考慮し、なるべく余裕をもってご設計ください。

  1. (1)不定形シーリング材構法の納まり寸法標準

    最も標準的な三方押縁で、中桟のない建具の場合の標準を示しています(四方押縁はこれに準じます)。

    一方押縁・二方押縁の場合は、施工時に板ガラスのやり返しやケンドンが必要となりますので、作業性を考慮して別途寸法を考慮してください。

表1

材種

不定形シーリング材

形態

標準的なカーテンウォール

サッシ固定部

サッシ可動部

上部縦断面図

標準的なカーテンウォールの上部縦断面図

サッシ固定部の上部縦断面図

サッシ可動部の上部縦断面図

左右部断面図

標準的なカーテンウォールの左右部断面図

サッシ固定部の左右部断面図

サッシ可動部の左右部断面図

下部縦断面図

標準的なカーテンウォールの下部縦断面図

サッシ固定部の下部縦断面図

サッシ可動部の下部縦断面図

寸法表現

面クリア

ランス

エッジクリアランスb

かかり代

面クリア

ランス

エッジクリアランスb

かかり代

面クリア

ランス

エッジクリアランスb

かかり代

種類

商品名

呼び厚さ*1

(ミリ)

b1

b2

b3

b1

b2

b3

b1

b2

b3

a

c

a

c

a

c

板ガラス

型板ガラス

フロ−ト板ガラス

すり板ガラス

型板ガラス

クリアサイトⅡ

3、4、5

5

6

6

7

10

5

5

5

7

10

5

3

3

7

10

6

5

6

6

7

10

5

6

6

7

10

5

4

4

7

10

8

5

8

9

8

10

5

8

8

8

10

5

6

6

8

10

10

5

10

10

8

12

5

10

10

8

12

5

8

8

8

12

12

6

12

12

10

14

6

12

12

10

14

6

10

10

10

14

15

6

15

15

10

18

6

15

15

10

18

19

6

19

19

12

22*2

6

19

19

12

22*2

網入・線入磨き板ガラス

網入・線入型板ガラス

ヒシワイヤ

クロスワイヤ

プロテックス

6.8

5

7

9

7

10

5

7

7

7

10

5

5

5

7

10

10

5

10

10

8

12

5

10

10

8

12

5

8

8

8

12

熱線吸収板ガラス

高遮蔽性能熱線反射ガラス

*3

サンユーログレー

サンユーロブロンズ

サングリーン

サンルックスT

5

5

6

6

7

10

5

5

5

7

10

5

3

3

7

10

6

5

6

6

7

10

5

6

6

7

10

5

4

4

7

10

8

5

8

9

8

10

5

8

8

8

10

5

6

6

8

10

倍強度ガラス

強化ガラス

熱処理ガラス

HSライト

テンパライト

ミストロンエース

ホームテンパ

ホームミストロン

スクールテンパ

スクールミストロン

テンパライトNS

セラプリライト

4

7

6

7

7

10

7

5

5

7

10

7

3

3

7

10

5

7

6

7

7

10

7

5

5

7

10

7

3

3

7

10

6

7

6

7

7

10

7

6

6

7

10

7

4

4

7

10

8

10

8

9

8

10

10

8

8

8

10

10

6

6

8

10

10

10

10

10

8

12

10

10

10

8

12

10

8

8

8

12

12

14

12

12

10

14

14

12

12

10

14

14

10

10

10

14

15

14

15

15

10

18

14

15

15

10

18

  • *1商品によっては、呼び厚さに示す板厚がないものもありますので、製造の可否は各商品ページのラインナップにてご確認ください。
  • *2フロート板ガラス19ミリのかかり代はガラス切断面の反射が許容される場合は20mmとすることができます。
  • *3映像調整を要求される場合の面クリアランスaは、上記表の値に2mm加算してください。
表2

材種

不定形シーリング材

形態

標準的なカーテンウォール

サッシ固定部

サッシ可動部

上部縦断面図

標準的なカーテンウォールの上部縦断面図

サッシ固定部の上部縦断面図

サッシ可動部の上部縦断面図

左右部断面図

標準的なカーテンウォールの左右部断面図

サッシ固定部の左右部断面図

サッシ可動部の左右部断面図

下部縦断面図

標準的なカーテンウォールの下部縦断面図

サッシ固定部の下部縦断面図

サッシ可動部の下部縦断面図

寸法表現

面クリア

ランス

エッジクリアランスb

かかり代

面クリア

ランス

エッジクリアランスb

かかり代

面クリア

ランス

エッジクリアランスb

かかり代

種類

商品名

呼び厚さ*1

(ミリ)

b1

b2

b3

b1

b2

b3

b1

b2

b3

a

c

a

c

a

c

透明合わせガラス

ラミセーフ

(熱吸を除く)

ラミセーフセキュリティー

ラミシャット

  6(3+3)

7

7

6

7

10

7

6

6

7

10

7

4

4

7

10

  8(4+4)

8

8

8

8

10

8

8

8

8

10

8

6

6

8

10

10(5+5)

8

10

10

8

12

8

10

10

8

12

8

8

8

8

12

12(6+6)

11

12

12

10

14

11

12

12

10

14

11

10

10

10

14

16(8+8)

11

16

16

10

20

11

16

16

10

20

20(10+10)

11

20

20

12

24*2

11

20

20

12

24*2

24(12+12)

11

24

24

12

29*2

11

24

24

12

29*2

熱線吸収合わせガラス

高遮蔽性能熱線反射合わせガラス

ラミセーフ

(熱吸、サンルックスT)

  8(5+3)

8

8

8

8

10

8

8

8

8

10

8

6

6

8

10

10(5+5)

8

10

10

8

10

8

10

10

8

10

8

8

8

8

10

12(6+6)

11

12

12

10

12

11

12

12

10

12

11

10

10

10

12

16(8+8)

11

16

16

10

16

11

16

16

10

16

網入・線入合わせガラス

ラミセーフ

(網入・線入)

11.8(6.8+5)

11

12

12

10

15

11

12

12

10

15

11

12

12

10

15

12.8(6.8+6)

11

13

13

10

16

11

13

13

10

16

14.8(6.8+8)

11

15

15

10

18

11

15

15

10

18

18(10+8)

11

18

18

12

22*2

11

18

18

12

22*2

20(10+10)

11

20

20

12

24*2

11

20

20

12

24*2

22(10+12)

11

22

22

12

27*2

11

22

22

12

27*2

透明複層ガラス

熱線吸収複層ガラス

高遮蔽性能熱線反射複層ガラス

高断熱複層ガラス

高遮熱断熱複層ガラス

ペアガラス

(網入・線入以外)

サンバランス(同)

3+A+3

5

6

5

7

15

5

6

5

7

15

5

3

3

7

15

4+A+4

5

6

5

7

15

5

6

5

7

15

5

3

3

7

15

5+A+5

5

6

5

7

15

5

6

5

7

15

5

3

3

7

15

6+A+6

5

6

5

7

15

5

6

5

7

15

5

3

3

7

15

8+A+8

7

8

8

8

17

7

6

6

7

17

7

5

4

7

17

10+A+10

7

8

8

8

19

7

6

6

7

19

7

5

4

7

19

12+A+12

7

8

8

8

21

7

6

6

7

21

7

5

4

7

21

網入・線入複層ガラス

ペアガラス(網入・線入)

サンバランス(同)

6.8+A+5

5

6

5

7

15

5

6

5

7

15

5

3

3

7

15

6.8+A+6

5

6

5

7

15

5

6

5

7

15

5

3

3

7

15

  • *1商品によっては、呼び厚さに示す板厚がないものもありますので、製造の可否は各商品ページのラインナップにてご確認ください。
  • *2合わせガラスの呼び厚さ18、20、22、24ミリのかかり代はガラス切断面の反射が許容される場合は20mmとすることができます。
  • 注)各寸法の設定根拠は次のとおりです。
  • 標準寸法
    板の辺長比は、実施工で多いと考えられる2:3のものを標準形とした。
    厚さ別では、3〜6ミリ:1500×1000mm  8〜10ミリ:2000×1350mm  12〜19ミリ:3000×2000mm
  • b1、b2にかかわる層間変位角などの考え方
  • 1.標準的なカーテンウォールは、S造に取り付くケースが多いので、層間変形角は中地震などの1/200を想定している。補正係数αは2.0を取っている。
  • 2.サッシ固定部は、壁の多いSRC造およびRC造に取り付くケースが多いので、層間変形角は中地震時の1/500を想定している。補正係数αは2.0を取っている。
  • 3.サッシ可動部は、枠と障子の間のクリアランスを考慮し、エッジクリアランスb1、b2については、サッシ固定部の値から2mm減じることとしている。
  1. (2)グレイジングガスケット構法納まり寸法標準
表3

材種

グレイジングチャンネル

グレイジングビード

その他のガスケット

形態

サッシ可動部

サッシ可動部

サッシ固定部

上部縦断面図

グレイジングチャンネルサッシ可動部の上部縦断面図

グレイジングビードサッシ可動部の上部縦断面図

その他のガスケットサッシ固定部の上部縦断面図

左右部断面図

グレイジングチャンネルサッシ可動部の左右部断面図

グレイジングビードサッシ可動部の左右部断面図

その他のガスケットサッシ固定部の左右部断面図

下部縦断面図

グレイジングチャンネルサッシ可動部の下部縦断面図

グレイジングビードサッシ可動部の下部縦断面図

その他のガスケットサッシ固定部の下部縦断面図

寸法表現

面クリア

ランス

エッジクリアランスb

かかり代

面クリア

ランス

エッジクリアランスb

かかり代

面クリア

ランス

エッジクリアランスb

かかり代

種類

商品名

呼び厚さ*1

(ミリ)

b1

b2

b3

b1

b2

b3

b1

b2

b3

a

c

a

c

a

c

板ガラス

フロート板ガラス

すり板ガラス

クリアサイトⅡ

3、4、5

2

3

3

3

4

2

3

3

3

4

5

5

5

7

10

6

2

3

3

3

6

2

3

3

3

6

5

6

6

7

10

8

5

8

8

8

10

10

5

10

10

18

12

12

6

12

12

10

14

15

6

15

15

10

18

19

6

19

19

12

22

型板ガラス

4

2

3

3

3

6

2

3

3

3

6

5

5

5

7

10

6

2

3

3

3

6

2

3

3

3

6

5

6

6

7

10

網入・線入磨板ガラス

網入・線入型板ガラス

ヒシワイヤ

クロスワイヤ

プロテックス

6.8

3.5

4

4

4

6.5

3.5

4

4

4

6.5

5

7

7

7

10

10

5

10

10

8

12

熱線吸収板ガラス

高遮蔽性能熱線反射ガラス

サンユーログレー

サンユーロブロンズ

サングリーン

サンルックスT

5

2

3

3

3

4

2

3

3

3

4

5

5

5

7

10

6

2

3

3

3

6

2

3

3

3

6

5

6

6

7

10

8

5

8

8

8

10

倍強度ガラス

強化ガラス

熱処理ガラス

HSライト

テンパライト

ミストロンエース

ホームテンパ

ホームミストロン

スクールテンパ

スクールミストロン

テンパライトNS

セラプリライト

4

2

3

3

3

6

2

3

3

3

6

7

5

5

7

10

5

2

3

3

3

6

2

3

3

3

6

7

5

5

7

10

6

2

3

3

3

6

2

3

3

3

6

7

6

6

7

10

8

10

8

8

8

10

10

10

10

10

8

12

12

14

12

12

10

14

15

14

15

15

10

18

  • *1商品によっては、呼び厚さに示す板厚がないものもありますので、製造の可否は各商品ページのラインナップにてご確認ください。
表4

材種

グレイジングチャンネル

グレイジングビード

その他のガスケット

形態

サッシ可動部

サッシ可動部

サッシ固定部

上部縦断面図

グレイジングチャンネルサッシ可動部の上部縦断面図

グレイジングビードサッシ可動部の上部縦断面図

その他のガスケットサッシ固定部の上部縦断面図

左右部断面図

グレイジングチャンネルサッシ可動部の左右部断面図

グレイジングビードサッシ可動部の左右部断面図

その他のガスケットサッシ固定部の左右部断面図

下部縦断面図

グレイジングチャンネルサッシ可動部の下部縦断面図

グレイジングビードサッシ可動部の下部縦断面図

その他のガスケットサッシ固定部の下部縦断面図

寸法表現

面クリア

ランス

エッジクリアランスb

かかり代

面クリア

ランス

エッジクリアランスb

かかり代

面クリア

ランス

エッジクリアランスb

かかり代

種類

商品名

呼び厚さ*1

(ミリ)

b1

b2

b3

b1

b2

b3

b1

b2

b3

a

c

a

c

a

c

透明合わせガラス

ラミセーフ

(熱吸を除く)

ラミセーフセキュリティー

ラミシャット

  6(3+3)

2

3

3

3

6

2

3

3

3

6

7

6

6

7

10

  8(4+4)

8

8

8

8

10

10(5+5)

8

10

10

8

12

12(6+6)

11

12

12

10

14

16(8+8)

11

16

16

10

20

20(10+10)

11

20

20

12

24

24(12+12)

11

24

24

12

29

熱線吸収合わせガラス

高遮蔽性能熱線反射合わせガラス

ラミセーフ
(熱吸、サンルックスT)

  8(5+3)

8

8

8

8

10

10(5+5)

8

10

10

8

10

12(6+6)

11

12

12

10

12

16(8+8)

11

16

16

10

16

網入・線入合わせガラス

ラミセーフ

(網入・線入)

11.8(6.8+5)

11

12

12

10

15

12.8(6.8+6)

11

13

13

10

16

14.8(6.8+8)

11

15

15

10

18

18(10+8)

11

18

18

12

22

20(10+10)

11

20

20

12

24

22(10+12)

11

22

22

12

27

透明複層ガラス

熱線吸収複層ガラス

高遮蔽性能熱線反射複層ガラス

高断熱複層ガラス

高遮蔽断熱複層ガラス

ペアガラス

(網入・線入以外)

サンバランス(同)

3+A+3

2

3

3

5

13

2

3

3

5

13

5

6

5

7

15

4+A+4

2

3

3

5

13

2

3

3

5

13

5

6

5

7

15

5+A+5

2

3

3

5

13

2

3

3

5

13

5

6

5

7

15

6+A+6

2

3

3

5

13

2

3

3

5

13

5

6

5

7

15

網入・線入複層ガラス

ペアガラス(網入・線入)

サンバランス(同)

6.8+A+5

2

3

3

5

13

2

3

3

5

13

5

6

5

7

15

6.8+A+6

2

3

3

5

13

2

3

3

5

13

5

6

5

7

15

  • *1 商品によっては、呼び厚さに示す板厚がないものもありますので、製造の可否は各商品ページのラインナップにてご確認ください。
  • 注1)

    強化ガラス・倍強度ガラス・熱処理ガラスをご使用になる場合は、破損時に破片が落下しにくい不定形シーリング構法、またはグレイジングチャンネル構法を推奨します。
  • 注2)

    複層ガラスをグレイジングビード構法、グレイジングチャンネル構法で使用する際の納まり寸法標準については、「複層ガラスとサッシの取合いに関する仕様基準と解説」(平成16年7月板硝子協会、(社)日本サッシ協会)によります。
    複層ガラスにグレイジングチャンネル構法を用いる場合は、排水に有効な孔あきグレイジングチャンネルを必ずご使用ください。
  • 注3)各寸法の設定根拠は次の通りです。
  • 標準寸法
  • 1グレイジングチャンネル サッシ可動部 標準寸法は考えていない。
  • 2グレイジングビード サッシ可動部 標準寸法は考えていない。
  • 3その他のガスケット サッシ固定部 不定形シーリング材構法「サッシ固定部」と同じ。
  • b1、b2にかかわる層間変位角などの考え方
  • 1グレイジングチャンネル サッシ可動部 層間変位追従性は考慮しない。
  • 2グレイジングビード サッシ可動部 層間変位追従性は考慮しない。
  • 3その他のガスケット サッシ固定部 不定形シーリング材構法「サッシ固定部」と同じ。
  • b3にかかわる止水・排水性の考え方
  • 1グレイジングチャンネル サッシ可動部 溝内の排水性を考慮しない。
  • 2グレイジングビード サッシ可動部 溝内の排水性を考慮しない。
  • 3その他のガスケット サッシ固定部 溝内の水の滞留を許容しない。許容するものについては、b3を規定しない。