リピート率向上を実現した結露対策法とは

集客施策を打つも収益は改善せず・・・

全国に複数店舗展開しているシティホテルA社。エリアマネージャーのB氏は、リピート率が低下している一部のホテルをてこ入れすることになりました。ある海沿いのオーシャンビューを売りとしたホテルは、開業当時、キャンセル待ちが出る程の盛況ぶりでしたが、今やその波も落ち着き、リピート率が想定より伸びていませんでした。B氏は集客施策の改善等、試行錯誤しましたが、思うように収益が改善しませんでした。

窓の結露により自慢の景観が見えない

そこで、従業員やインターネットの口コミ情報などから情報収集をしてみることにしました。その結果、ホテルの売りであるオーシャンビューの景観を損ねていることが原因で、宿泊者の満足度が低下していると推定しました。実際にいくつかの客室を見て回ると、結露の発生が確認できました。このまま放置しておくと、カビの発生や調度品へのダメージなどさらに問題の拡大が懸念されます。B氏は思い悩んでしまいました。

既存の窓のままで結露対策が可能

B氏は情報収集のためにインターネットで検索をしていると、興味深い製品を発見しました。早速問い合わせをしてAGCの営業に相談してみることにしました。後付Low-Eガラスのアトッチを紹介した営業によると、「既存窓の内側からLow-Eガラスを貼り付けることで、西日対策と結露の防止を実現します。また、短工期で取り付けができ、ホテルのリノベーション時の採用も増えています。」とのことでした。興味を持ったB氏は実際に客室の窓を採寸してもらい、概算見積を出してもらうことにしました。

試験施工の結果は一目瞭然

AGCの営業からは、概算見積の結果を踏まえて、まずは一部の部屋を施工してみないかと提案されました。B氏はリピート率向上と短工期で定期的な貼り替えも不要という点からオーナーを説得し、試験的に施工を進めることにしました。翌日、未施工の部屋と比較したところ、施工した部屋は明らかに結露が少なくなりました。早速オーナーに結果を報告したところ、全客室で採用することに決定しました。全客室に導入後、徐々にリピート率回復の兆しが見え始めたA社。現在では、西日の強いレストランやエントランス等共用部の窓への導入を進め、さらなるリピート率アップを目指すべく、取り組みを継続しています。