建物の省エネルギー化と結露対策を両立した 補助金活用法とは

製造業 C社

  • 老朽化した本社ビルの資産価値向上

    建物の省エネルギー化と結露対策を両立した 補助金活用法とは

    製造業 C社

    背景

    既存建物を改修し、省エネルギー化を図る企業が増えています。自社ビルを所有するC社も、設備更新を機に、本格的に取り組もうとしていました。

    課題

    自社ビルの資産価値向上と省エネルギー化を図りたい

    製造業C社の本社ビルは、竣工から23年が経過し、社屋各所の老朽化が進行しています。従業員からは、部屋によって結露が発生するというクレームが度々発生していました。設備管理部門のA氏は改善策として、本社ビルの建て替えを検討しました。検討を進めていくと、既に容積率いっぱいでビルを建てているため、建て替えのメリットが少ないことが判明しました。そのため、A氏は、資産価値向上や冷暖房のエネルギー削減など、省エネルギー化を目的とした設備リニューアルを進めることに決めました。

    補助金申請の条件として躯体の省エネ改修が必要…

    設備リニューアルの検討を進める段階で、空調設備メーカーの担当者から国交省の補助金を活用してみてはと提案されました。採択されると、建設工事に係る費用合計の1/3を補助金で賄うことができます。補助金の活用を進めるべく、申請の条件を確認すると、躯体の省エネ改修と改修後の省エネルギー性能の基準を満たす必要があることが判明しました。A氏は躯体(開口部)の省エネ手段を探しますが、なかなか良いものが見つかりませんでした。

    課題のポイント

    ・従業員から結露発生のクレームが発生
    ・設備のリニューアルに補助金を活用したいが、開口部の省エネ手段が見つからない

    解決

    解決のポイント

    ・後付けLow-Eガラスの施工により開口部の省エネと結露対策を両立
    ・AGCが補助金申請をサポート

    後付けLow-Eガラスにより高い省エネ性能と結露抑制を実現

    A氏は設備リニューアルの話を進めている空調設備メーカーの担当者から、後付けLow-Eガラスの「アトッチ」を紹介されました。早速、AGCに問い合わせをして説明を受けることにしました。AGCの営業からは、「アトッチは短工期で施工でき、遮熱フィルムや断熱フィルムなどと比べて、高い省エネ効果が得られます。2016年度の補助金採択実績は29件でした。」との話を聞きました。また、結露対策にも高い効果があるとのことでした。A氏は現状抱えている2つの問題を解決できると感じ、後付けLow-Eガラス「アトッチ」を開口部の省エネ手段として採用することに決めました。

    本社ビルの資産価値向上をしつつ従業員からのクレームがなくなった

    空調やLEDといった設備更新に加え、窓の複層ガラス化により、申請の条件を満たすことができたC社。AGCによる補助金申請のサポートもあり、無事、補助金が交付されました。設備リニューアル後は、省エネ基準を満たしただけでなく、結露が発生しなくなり、従業員からのクレームもなくなりました。今後C社では、本社ビルに続いて、事業所の設備リニューアルの計画があり、来年度の国交省の補助金を絡めたアトッチの導入を検討しています。


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