夏の暑さにも冬の寒さにも効果が得られた解決策とは?

製造業 M社

  • 遮熱フィルムよりも長く効果を維持したい

    夏の暑さにも冬の寒さにも効果が得られた解決策とは?

    製造業 M社

    背景

    M社では以前、熱対策として一部の窓に遮熱フィルムを貼った。そのフィルムは、10年は持つといわれていたが、実際には5年目から冬場の結露で浮いて波打ち、劣化が目立つようになってしまった。

    課題

    遮熱フィルムが見栄えが悪く、効果も感じられなくなった…

    M社の役員室は景観が素晴らしい反面、夏場、非常に高温になるという難点がありました。そのため、エアコンの設定温度を極端に下げても室内が冷えず、居心地が悪くて来訪者を通せる状態ではない上に、役員本人も部屋に居たがらないという状態でした。熱対策として窓に貼った遮熱フィルムも、一時は効果を発揮したものの、5年で劣化し変色や波打ちが見られるようになりました。見栄えが悪いだけでなく、遮熱効果が感じられなくなっていました。
    総務部のB氏は、遮熱フィルムの貼り替えについて検討を始めました。

    夏の暑さにも冬の寒さにも効果を発揮する対策が必要

    定期的にフィルム貼り替えが必要になるようではトータル的に不経済だと考えたB氏は、改善策を求めて情報収集に注力しました。そこに、役員からさらに要望が入ります。それは、遮熱フィルムは冬の寒さに対して全く効果がなかったため「次は冬にも効果が実感できるものがよい」というものでした。
    「求められているのは、夏・冬ともに効果が得られ、かつ長期間維持できる対策でした。しかし、10年間持つと考えられていた遮熱フィルムに早期劣化が見られたことを考えると、集めた情報もどこまで信用していいか分かりませんでした」(B氏)

    課題のポイント

    ・ 遮熱フィルムは劣化が早く不経済
    ・ 夏・冬とも効果が感じられる対策が必要

    解決

    解決のポイント

    ・ 大規模工事不要の後付けLow-Eガラスにより、短工期・低コストで複層ガラス化
    ・ 定期メンテナンス不要で、ランニングコストを低減
    ・ ペアガラスが夏の強い日差しを和らげ、冬も冷気を遮断。結露も解消

    夏の暑さ・冬の寒さに効果を発揮する、メンテナンス不要の後付けLow-Eガラス

    情報収集を続けていたB氏は、夏冬両方に、確実に効果が得られる対策として、ペアガラスに着目しました。特に、熱の放射を防ぐ特殊金属皮膜がコーティングされたLow-Eペアガラスの場合、夏場は強い日差しを大幅に和らげ、冬場は外部からの冷気を遮断するほか、結露には絶大な効果を発揮します。しかし、大規模工事を必要としコストも高額になるという難点がありました。
    解決策をさらに探し続けたB氏はAGCの後付けLow-Eガラス「アトッチ」を知ります。既存の窓の内側にLow-Eガラスを貼り付けるだけで複層ガラス化できるため、短工期で施工できるとのことでした。問い合わせてみると、室内側からの工事になるため、足場を組む必要がなくコストを抑えられることや、定期的な貼り替えなどのメンテナンスが不要であることなど、さまざまな利点が分かりました。

    真夏はエアコン28℃設定で快適に。冬は窓辺の冷気を遮断し、結露も解消

    これ以上に適した解決策はないと確信し、アトッチを採用。施工後、最初の夏から、役員室はエアコンの温度を28℃に設定しても涼しく快適に過ごせる環境になりました。この結果に満足していた役員は、次いで訪れた冬に、さらなる効果を実感することに。
    「仕方がないものと考えていた冬の結露が、全く発生しなくなったことで大変喜ばれました。また、窓辺で過ごしても、外の冷気が全く感じられないという効果にも驚き、アトッチを絶賛しました」(B氏)
    この結果を踏まえ、M社では職場の快適性確保と、大幅な空調エネルギーコスト削減の効果が得られると見込み、社内のほかの部屋にも導入していくことが決まりました。


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