快適性を確保し、内装の色褪せも低減できた理由

カーディーラー C社

  • 全面ガラス張りの窓辺が西日で暑くなり、冷房も効かない

    快適性を確保し、内装の色褪せも低減できた理由

    カーディーラー C社

    背景

    カーディーラーC社は、人通りの多い道路に面した、店舗西側の一面がガラス張りになっている。

    課題

    見栄えにこだわった窓辺のスペースが、西日で空調が効かず台無し

    カーディーラーC社では、夏場の午後は西日が差し込むため、非常に暑くなります。複数台設置しているエアコンをすべて、風量を最強にセットし、設定温度を下限まで下げても十分に冷えないという状態でした。窓辺には、清潔感や高級感のあるインテリアにこだわった商談スペースやキッズスペースを設けていましたが、人が落ち着いて過ごせる環境ではなく、快適性を確保する必要がありました。

    ロールスクリーンでは路面店の利点を生かせず、遮熱フィルムは継ぎ目が不格好

    店長のY氏は、対策としてまずロールスクリーンを設置。しかし、店内に展示している車が外からは全く見えなくなり、路面店の利点が生かせず、集客は大きく低下しました。来店客からも「外から見ても営業しているのかどうか分からず、入店をためらった」と言われ、使わなくなってしまいました。次いで、候補に挙がったのは、遮熱フィルムでした。
    「紫外線による、窓辺の内装の色褪せが気になり始めていたので、UVカット効果があるものにすれば丁度よいと考えたのです。しかし、継ぎ目が出てしまい見栄えが悪いため不適切と判断せざるを得ませんでした」(Y氏)
    ロールスクリーンでも遮熱フィルムでも解決できず、Y氏は新たな解決手段を探しますが、なかなか見つけることができませんでした。

    課題のポイント

    ・全面ガラス張りの西側から日差しが差し込み、室内が非常に暑くなり空調も効かない
    ・ロールスクリーンでは、外から店内が見えなくなり、集客に影響する
    ・遮熱フィルムは継ぎ目ができてしまい見栄えが悪い
    ・窓辺の内装について、紫外線による色褪せが気になる

    解決

    解決のポイント

    ・高い遮熱効果が得られる、後付けLow-Eガラスによる複層ガラス化を低コスト・短工期で実現
    ・紫外線を83.8%カットし、窓辺の内装の色褪せを軽減
    ・ロールスクリーンや遮熱フィルムのような定期的なメンテナンスが不要

    予想外の短工期かつ低コストで西側全面のウインドーを複層ガラス化

    Y氏は、非常に高い効果が得られる解決策として、複層ガラス化を考えました。熱の放射を防ぐ特殊金属膜がコーティングされたLow-Eガラスを使用したペアガラスであれば高い遮熱効果を発揮し、省エネ化にも大きく貢献します。しかしながら、店舗の西側全面のガラスをLow-Eペアガラスに取り替えるとなると、大がかりな工事が必要で、費用も膨大になります。Y氏は費用的に導入は難しいと考えながらも、情報収集を兼ねて、AGCに問い合わせました。すると、担当者からコストを抑えて導入できる、暑さ・西日対策に好適な「アトッチ クール」を紹介されました。既存ガラスをそのまま活用し、室内側からLow-Eガラスを貼り付けて複層ガラス化するため、短工期で施工を完了できるというのです。
    「西側一面の複層ガラス化となると、何日も店を閉めて施工する必要があるに違いないと思っていたのですが、アトッチは一日で施工完了できるとのことでした。翌日からは普段通りに営業できるというのは、とても魅力的でした」(Y氏)

    窓辺の快適性を確保し、紫外線を83.8%カット

    現在の1枚ガラスと比較すると、格段に遮熱効果が得られ、紫外線についても92.5%カットできるという説明を受け、費用も予算内であったことから導入を決定。予定通り、休業日の1日で施工を終え、翌日から問題なく営業することができました。
    アトッチを導入後、すぐに効果を実感できました。真夏の西日の直撃を受ける時間帯でも、窓辺のスペースで快適に過ごせるようになった上、これまでどおりの冷房の設定では冷えすぎるため、温度を上げることに。さらに、それでも寒く感じられたため、最終的にはエアコンの稼働台数を半分に減らすことになったのです。
    「エアコンが効きすぎて寒いから止めるなんて、これまでを思うと信じがたいことです。夏だけでなく冬も空調が効きやすくなったため、年間を通して大きな省エネ化につながりました」(Y氏)
    ロールカーテンや遮熱フィルムの場合、定期的に交換する必要がありますが、アトッチならそのような費用もかかりません。窓辺の内装の色褪せも軽減するため、内装のメンテナンスコストも抑えられます。
    窓辺の商談スペースやキッズスペースの快適性を確保できたことで、集客も向上にもつながったとY氏は話してくれました。


    問題を解決した商品はこちら