——使われているETFEフィルムの詳細を教えてください。
A/O: AGCのETFEフィルムの厚みは、最薄12ミクロンから250ミクロンまで7種類のバリエーションがありますが、種々の条件からここでは250ミクロンの厚みのものを使っています。屋外側には色フィルム(薄いブルー)を、室内側には透明フィルムに60%の遮蔽率を持つシルバー塗料を、面積比で43%のドット印刷をして使い、2層の間に常時加圧される空気層を持っています。フィルムの膜幅の規格1600mmに対し六角形ユニットの巾が芯々で2165mmのため、六角形の両側縦方向にヒートシール(熱圧着)の繋ぎがあります。フィルムの色と印刷パターンは多くのサンプルやモックアップで内外からの見え方を検討した結果です。
——膜構造は常時機械加圧とのことですが、どのようなものですか?
A/O: 内部圧力は500パスカルを基準としています。これにより六角形のユニットは中央部分で最大400mm程度の厚みを持つことになります。ユニットはいくつかのグループに分けられて圧力的に連結され、ポンプから専用チューブで空気を送られています。この構造で、通常の耐風圧性能として36m/Sを想定しています。
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