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?? 丸の内エリアで大規模な街づくりを進めていくなかで、どんなところに気をつかっていますか。 山極 丸の内地域の街づくりでは、とくに安全性に関心を払っています。いまは管理者責任が大いに問われる社会ですし、将来的にはさらにその傾向が進むと思います。 高田 たとえば、タワー棟とアネックス棟の間は、丸の内仲通りから広場へ入っていく小道になっています。ここは中庭の拡がりを感じさせるため、意識的に道幅を絞り込んでいますが、タワー棟の3階から5階にはクールベール*を使用しました。これはもちろん遮熱の意味もありますが、最大の理由は飛散防止対策なんです。外側を合わせガラスとすることで、第一次脱落の危険が少ないということで採用が決まりました。 山極 ガラスという素材に一点だけ問題があるとすれば、やはり割れることですね。いまは合わせガラスや飛散防止フィルムを貼って対応していますが、今後の課題としてどう克服していくか、AGCさんの考えをお借りしたいと思っています。
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クールベールの概念図 | ||
通常の合わせガラス |
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