スクールテンパエコ

注意事項・品質保証等

ガラスを安全に末永くお使いいただくために

設計・施工上の注意

【複層ガラス共通】

  • 複層ガラスは、有機材料によって機能を得ていますので寿命のある商品です。機能を長期間保つためには、複層ガラスの納まりや施工などに関するご注意を必ずお守りください。
  • 複層ガラスは、あらかじめ工場で組み立てられます。製造後の切断はできません。正確な寸法で、かつ横(W辺)と縦(H辺)を指定してご注文ください。
  • 温度70℃以上や多湿の環境下では、封着材の耐久性が著しく低下して寿命が短くなります。ご使用は避けてください。
  • 複層ガラスは、密封された中空層の内圧変化(収縮・膨張)により、ガラスに凹状あるいは凸状の反りが生じます。それに伴い、反射像にゆがみが生ずることがあります。凹状の反りが生じた場合には、反射光の焦点が高温になるおそれがあります。
  • 複層ガラスを標高1000m以上の高地でご使用の場合は、中空層の内圧による破損有無の確認が必要です。また、トリプルガラスや中空層12ミリを超える、短辺寸法が概ね400mm以下の複層ガラス等は、特に内圧によるガラスへの影響が大きいため、標高1000m以下でのご使用の場合でも、ご注文前にご相談ください。
  • 網入・線入複層ガラスは熱割れが起きやすいため、ご使用にあたってはサッシとの納まりの検討のほか、熱割れ計算によるご確認をお願いします。
  • 3ミリ+中空層(10ミリ以上)+網入板ガラス6.8ミリの構成で短辺寸法が300mm以下の場合は、冬期における内圧低下により3ミリガラスが破損する場合がありますので4ミリに変更してください。
  • 網入複層ガラスをトップライトやプールの窓などにご使用の場合は、エッジ部に複層ガラスの封着材を厚く塗布するか、ブチルテープを貼るなどして、網入板ガラス切断部の防錆処理を施してください。なお、個別防火の場合には、サッシメーカーの申請仕様をご確認ください。
  • 内圧破損の危険性が高くなるため、複層ガラスに使用するガラスの厚み差は4ミリ以内としてください。
  • 複層ガラスを構成するガラス品種それぞれのご注意も、ご一読ください。
  • 複層ガラスを現場で保管する場合は、必ず直射日光を避け、風通しの良い室内に保管してください。また、保管時は図のような状態にしてください。
  • 平積み保管はしないでください。
  • 熱線反射ガラスまたは熱線吸収板ガラスと組み合わせた複層ガラスは、熱線反射ガラスまたは熱線吸収板ガラスを室外側にして施工してください。
  • 複層ガラスには下辺及び室内側を指定するラベルが貼ってあります。ラベルにしたがって施工してください。
  • 各種クリアランス・かかり代などの納まり寸法は、「板ガラスの納まり寸法標準」に準じてください。
  • 複層ガラスのかかり代は、紫外線による封着部劣化を防ぐ目的で設定されています。またエッジクリアランスは、サッシ内に浸入した水を容易に排水できるよう設定されています。いずれも複層ガラスの耐久性において重要ですので、必ずお守りください。
  • サッシはJIS A 4706に適合し、水抜き機構を備え排水が速やかに行われる構造で断熱性と気密性に優れた精度の高いものをご使用ください。
  • ご使用になるサッシの断熱性能が低い場合は、たとえ複層ガラスを使用したとしても、窓としての断熱性能が十分に発揮されません。複層ガラスを使用する場合は、サッシも断熱性能及び気密性能が高い製品をご使用ください。
  • ガラス周辺部が露出したり、突き合わせなどサッシに呑みこまれない納まりは封着部の劣化の原因になります。避けてください。
  • 封着部は、長時間浸水の状態にあると劣化が早まります。溝内に浸入した水を速やかに排水できるよう、サッシの下枠には直径5mm以上の、排水に有効な水抜き孔を3ヵ所以上設けてください。
  • 封着部を保護するため、シーリング材はJIS A 5758に適合する良質のシリコーンシーラント、またはポリサルファイド系シーラントをご使用ください。ただし、酢酸系シリコーンシーラント、有機溶剤の入ったシーラント、油性パテは使用しないでください。
  • グレイジングチャンネル構法は、止水・排水性に劣るため納まりとしては、好ましくありません。止むを得ずグレイジングチャンネルを使用する場合は、JIS A 5756に適合する良質のもので、必ず水抜きに配慮したタイプのものをご使用ください。
  • グレイジングビード構法は、浸入した水が排出しにくいため好ましくありません。止むを得ずグレイジングビードを使用する場合は、セパレートタイプでかつJIS A 5756に適合する良質なものをご使用ください。なお、下辺にはセッティングブロックの敷き込みが必要です。
  • 構造ガスケットを用いた施工は、浸入した水が排出しにくいため、避けてください。
  • バックアップ材は発泡ポリエチレンフォーム、クロロプレンゴムなどをお使いください。
  • セッティングブロックは、ガラスの重量を支える大切な材料です。クロロプレンゴム、EPDM系のゴムには封着部に影響を及ぼすものがあります。影響を与えない材質の選定やボンドブレーカーを貼るなどして封着部と直接接触しないような処理をお願いします。住宅用の軽量なものには、塩化ビニルもご使用になれます。
  • 複数のガラス面から反射した光が1点に集まる可能性のある窓の配置(たとえば凹面形状や入隅*の壁面等)の場合、反射光の焦点が高温になるおそれがあります。
     (*入隅:下図のように2つの壁が内向きに入りあってできる角の部分)

【強化ガラス/熱処理ガラス共通】

  • 強化ガラスを安全にお使いいただくために」をご参照ください。
  • 全体として応力のバランスが保たれており、強化処理後の切断はできません。正確な使用寸法でご注文ください。また、強化処理後の孔あけ、切り欠きなども同様の理由でできません。
  • 熱処理の影響により、通常の板ガラスと比較して、反射像や透視像のゆがみは大きくなります。特に<サンルックスTテンパライト>は、特性上このゆがみが目立ちます。
  • 製法上寸法精度はフロート板ガラスより悪くなります。
  • 生産時の部分的な温度差の影響で、筋状あるいは斑状の模様が生じる場合があります。日射の状況によっては虹色に見えます。
  • 網入板ガラス・線入板ガラスの強化ガラスは製造できません。
  • ガラスのエッジとサッシなどの金属との直接接触は、絶対に避けてください。
  • 防犯性は高くありません。
  • シーリング材は、JIS A 5758に適合する良質の弾性シーリング材(シリコーンシーラント、ポリサルファイドなど)をご使用ください。
  • バックアップ材は、発泡ポリエチレンフォーム、クロロプレンゴムなどをご使用ください。
  • セッティングブロックは、クロロプレンゴム、またはEPDMの硬度90°以上のものを下辺に2ヶ所ご使用ください。
  • 各種クリアランス・かかり代などの納まり寸法は、「板ガラスの納まり寸法標準」に準じてください。

使用上の注意

【複層ガラス共通】

  • 複層ガラスの性能・機能を長期間保つために、以下の使用上のご注意を必ずお守りください。
  • 複層ガラスの表面にペンキを塗ったり、紙やシールなどを貼り付けることは、熱割れの原因になりますのでお止めください。また、万一破損した場合の破片の飛散防止を目的として飛散防止フィルムを貼る場合は、フィルムメーカーの熱割れ計算に基づいて使用可否の判断をしてください。
  • 複層ガラスを透視すると縞状の模様が見えることがあります。これは光の干渉によって見えるもので異常ではありません。
  • 複層ガラス製品には、原則として室内側から見てガラスの右下に、製品仕様や製造年月などを記号化したマークを表示しています。製品に不具合などが生じた場合に、この記号から製造履歴を確認する場合があります。削ったり消したりしないでください。
  • 上述の製品マークには、微細なガラス片が付着している場合があります。指などでこすると、ガラス片によってケガをする場合があります。マーク表示には触れないでください。
  • 外観を美しく保ち、性能を長く維持するために、2〜3ヵ月に1回以上の頻度でクリーニングを行ってください。
  • クリーニングは、水洗いをした後、乾いた布で拭いてください。水洗いで取れない汚れは、市販のガラスクリーナーや中性洗剤を浸した布で汚れを落とした後、水洗いをして乾いた布で拭いてください。塩素系のカビ取り剤や漂白剤は、複層ガラスの耐久性に影響を及ぼす可能性があるので、使用しないでください。
  • 外壁などを洗浄する際に、強酸性や強アルカリ性の洗剤や薬品を使用する場合は、ガラスに付着しないよう、養生をしてください。万一付着した場合は、水で洗い流してください。
  • 高圧洗浄機や大量の水を使用したガラス洗浄は、サッシ内に水が浸入する要因となるため、避けてください。サッシ内に浸入した水が滞留すると封着部劣化の原因となりますので、そのような洗浄は避けてください。

●おことわり

  • 温度や気圧の変化による中空層の内圧変化(収縮・膨張)の影響で、ガラスに凹状あるいは凸状の反りが生じます。また、製造時の反りや封着によるゆがみ、施工時のゆがみも皆無ではありません。それにともなって、反射像がゆがむ場合がありますのでご了承ください。凹状の反りにより反射光の焦点が高温になるおそれがあります。
  • 室内湿度が高い場合には、室内側ガラス表面に結露を生じることがあります。換気などをして、室内湿度が下がると結露は減少します。
  • ガラスの品種・寸法・<ペヤプラス>のアタッチメントなどは予告なく改廃する場合があります。
  • サッシの乱暴な開閉は、製品に損傷を与え、機能を低下させる場合があります。
  • 複層ガラスは構造上、反射像が二重に見えます。
  • 温度や気圧の変化に伴う内圧変化の影響により、封着材が中空層にはみ出してくる場合があります。特に縦横の寸法差が大きな細長い製品では、顕著に見られる場合があります。品質には影響はありません。
  • 中空層にガスを封入した複層ガラスは、経年変化に伴い、中空層のガスが抜けてガラスに凹状の反りが生じる場合があります。特に二次封着材としてシリコーン系シーリング材を使用する場合は特別な管理が必要です。凹状の反りが生じた場合、ガラスにひびが入ったり、反射光の焦点が高温になるおそれがあります。
  • 中空層内の乾燥状態を維持するため、スペーサー内に吸湿剤を入れています。まれに中空層内に見られる白っぽい粒状の物質は、吸湿剤です。ご安心ください。
  • アルミスペーサーには継ぎ目が生じます。継ぎ目の位置をガラスごとに合わせることはできません。
  • 複層ガラスに貼り付けられている各種シールは、製品仕様を判りやすく表示したものです。シール保証を行っておりません。お引渡し後、ご使用環境によってはがれたシールは除去ください。(現在、各種シールの貼り付けは終了しております。)
  • <ホームペヤEG>のグレイジングチャンネルのコーナー接合部分には、わずかなすき間が生じる場合があります。複層ガラス本体の基本性能に影響を与えるものではありません。
  • 複層ガラスを構成するガラス品種それぞれのご注意もご一読ください。

【強化ガラス/熱処理ガラス共通】

  • フロート板ガラスにくらべて表面硬度が若干低いため、クリーニングの際にカッターや金属のスクレーパーは使用せず、また、スクイージーの金属部分がガラスに触れないようお願いします。
  • 強化ガラスに貼り付けられている各種シールは、製品仕様をわかりやすく表示したものです。シールそのものにつきましては保証を行っておりません。お引渡し後、ご使用環境によってはシールが剥がれた際は、除去してください。

強化ガラスを安全にお使いいただくために

  • 注)耐熱強化ガラスをお使いの際にもご確認ください。

■ 強化ガラスを安全にお使いいただくために

強化ガラスは強度が高く、万一破損しても破片が細かい粒状になる安全性の高いガラスですが、破損時に破片が脱落することがあります。また、一般の板ガラスとは異なる「ガラスの中に存在する不純物に起因するキズ」による不意の破損など、独特の性質をもっています。強化ガラスの基本特性である破損性状や不意の破損などをご理解いただき、ご採用にあたっては使用部位や高さ、その他の安全対策などに関する十分なご検討をお願いいたします。

なおAGCでは、十分管理の行き届いた日本産業規格(JIS)表示許可認定を受けた工場で、強化ガラスを製造しています。また、強化ガラスの製造にあたっては、ガラスの中に存在する微細な不純物に起因する不意の破損をゼロに近づけるため、原料管理、製造設備管理、ヒートソーク処理などの施策を行っています。さらに今後も品質の向上に努めてまいります。

  • * ヒートソーク処理:強化加工後に再加熱処理を実施し、強化ガラスに存在する微細な不純物が含まれていた場合、強制的に破損させる方法。強化ガラスのヒートソーク処理の実施については、品種により異なります。

1.破損の際の特徴

強化ガラスは表面に圧縮応力層があり、内部にそれとバランスした引張応力層があります。強化ガラスの破損時には、ガラス表面の圧縮応力層とガラス内部の引張応力層のバランスが崩れ、一瞬にしてガラスの全面が細かく粒状に破損します。施工条件によっては破損時にガラスが脱落することがあります。通常、破片は粒状にバラバラになりますが、破砕しても粒が離れずに破片の塊になることもあります。また破損時には音を伴う場合があります。

2.破損の原因

強化ガラスの一般的な破損原因は、下記の3点が考えられます。

  1. 飛来物や地震など、外部から強い力が加わった場合
  2. 小さく鋭いキズが、ガラス表面についた場合
  3. ガラスの中に存在する微細な不純物があった場合

強化ガラスの特徴として、ガラス内部の引張応力層にキズが発生した場合に応力バランスが崩れ、外力が加わっていない状態で不意に破損することがあります。

3.被害発生の可能性

近くに人がいた場合、ガラスの粒状の破片を浴びたり、頭上から落下してきた破片の塊に当たったりすることがあります。破片の塊の大きさによっては人にケガを負わせたり、場合によっては命に関わる事故になるおそれがあります。

4.被害の発生を避けるための措置【強化ガラスの破損落下による被害を避けるためのAGC推奨措置基準】

AGCでは、強化ガラスを安全にご使用いただくために、ガラス破片の落下防止措置について、以下のとおり推奨基準を設けています。なお、ガラスが破損して脱落したときに人がケガをするおそれがある場合や、破損時に人が転落する危険性がある場合には、強化合わせガラスのご採用や、全面に飛散防止フィルムを貼るなど、万一のガラスの破損に対する落下防止措置を必ずおとりください。

  • 注)強化合わせガラスや飛散防止フィルムを貼った強化ガラスでも、破損時に非常に細かい破片が脱落する場合があります。
  1. 1)建築用途に使用する強化ガラス
    1. 垂直に使用する場合

      強化ガラス製品および強化ガラスを使用した構法をご採用になる場合は、表「強化ガラス製品、構法ごとの使用可能範囲の目安(AGC推奨基準)」をご参照のうえ、以下の注意事項を必ずお守りください。

      • 高所に使用する場合

        地上または床面(歩行面)からガラス上端部までの高さが表の16m、または3mを超える高さに強化ガラスを使用する場合、万一の破損時に有効な強化合わせガラスのご採用や、全面に飛散防止フィルムを貼るなど、施工法に応じた落下防止措置を必ずおとりください。また、安全性の面から、落下防止措置なしでご使用いただける範囲内であっても、建物用途や使用部位、周辺の状況に応じて落下防止措置を講じることを推奨します。

      • 強化ガラスを使用した複層ガラス

        片側に強化ガラスを使用する複層ガラスの場合は、室内側に強化ガラスを使用することを推奨します。両側に強化ガラスを使用する複層ガラスの場合は、室外側を強化合わせガラスにすることを推奨します。いずれの場合も、強化ガラスを使用した面の高さが、表「強化ガラス製品、構法ごとの使用可能範囲の目安(AGC推奨基準)」に該当するかどうかでご判断ください。

    2. 傾斜面、水平面に使用する場合
      • アトリウムなどの屋根、スカイライト、トップライトなど傾斜面、水平面に強化ガラスを使用すると、万一破損した場合に比較的大きな破片の塊となって落下するおそれがあります。使用する高さにかかわらず、落下防止措置のない強化ガラス単板や複層ガラス下側への落下防止措置のない強化ガラスのご使用はおやめください。
      • 強化合わせガラスのご採用や、全面に飛散防止フィルムを貼るなどの落下防止措置をおとりください。
      • 複層ガラスの上側に強化ガラスを使用する場合でも、下側のガラスは合わせガラスもしくは飛散防止フィルム貼りのガラスとしてください。
    3. フレームレス構法に使用する場合

      強化ガラスのエッジが露出したり、部分的に支持する場合が多いため、構法に応じた落下防止措置を必ずおとりください。枠を使用していない手摺など、破損時に人が転落する危険性がある場合も、落下防止措置を必ずおとりください。また、エッジが露出している場合、強化合わせガラスや飛散防止フィルムを貼った強化ガラスでも、エッジから破片が脱落するおそれがあります。エッジが露出する場合には、エッジカバーを取り付けるなど、落下防止対策を施してください。

  2. 2)建築用途以外に使用する強化ガラス

    家具などに金具で強化ガラスを留める場合、金具と強化ガラスが直接接触すると破損の原因となります。必ず緩衝材を入れ、金具と強化ガラスが直接接触しないようにしてください。

■ 飛散防止フィルムによる落下防止措置

飛散防止フィルムによる落下防止措置を講じる場合は、フィルムメーカーが定める施工法に従い、正しく施工してください。また、フィルムメーカーが推奨する性能保証期間を過ぎた場合は、速やかにフィルムを交換してください。

■ 強化ガラスに打刻されたマークについて

AGCでは、1995年7月以降に出荷している全ての強化ガラス製品に対して、品種・製造年月・製造工場などの情報のマークを打刻しています。

  • *テンポイント構法など、フレームレスファサードに使用する強化ガラスを除く。
表 強化ガラス製品、構法ごとの使用可能範囲の目安(AGC推奨基準)
強化ガラスの商品名、構法名 施工の状態 落下防止措置をせずに
ご使用いただける範囲*1

学校用強化ガラス

スクールテンパ
スクールミストロン

(呼び厚さ5ミリ以下)

スクールテンパエコ

四周ともサッシ枠にのみ込み
シーリング材またはグレイジング
チャンネルによる施工
地上または床面(歩行面)から
ガラス上端部までの
高さが16m以下

強化ガラス

テンパライト

型板強化ガラス

ミストロンエース

住宅用強化ガラス

ホームテンパ
ホームミストロン

耐熱強化ガラス(防火用)

マイボーカ*2/マイボーカJ*2

セラミックプリントガラス

セラプリライト(強化タイプ)

四周ともサッシ枠にのみ込み
シーリング材またはグレイジング
チャンネルによる施工
(呼び厚さ6ミリ以上はシーリング材
による施工のみ)
地上または床面(歩行面)から
ガラス上端部までの
高さが3m以下

強化ガラス自立手摺

テンパライトSS工法*2

標準施工法
上辺は笠木にのみ込み
縦辺はシーリング材による突き合わせ

フレームレスファサード

テンポイント、メタルポイント*2

標準施工法
四周ともシーリング材施工
  • *1安全性の面から、落下防止措置をせずにご使用いただける範囲内であっても、建築用途や使用部位、周辺の状況に応じて落下防止措置を講じることを推奨します。
  • *2ヒートソーク処理を全数実施しています。なお、商品、構法にかかわらず、呼び厚さ6ミリ以上の強化ガラス製品には全数ヒートソーク処理を実施しています。

■ 強化ガラスの原理・特性

強化ガラスは、フロート板ガラスを軟化温度(約650℃)付近まで加熱した後、ガラス表面に空気を吹き付けて急冷してつくります。急冷すると、ガラス表面が先に温度が下がり収縮して固まります。一方、ガラス内部は表面に比べて温度が下がるのが遅く、収縮するのも遅れるため、先に固まったガラス表面には圧縮応力層、ガラス内部には引張応力層が生じた状態になります。圧縮応力層は、板厚の約1/6程度となります(下図参照)。

ガラスは圧縮応力に強く引張応力に弱い性質を持っています。ガラスに力が加わった際にはガラスがたわみ、力の加わった反対側の面に引張り応力が発生し、その応力に耐えきれなくなると破損に至ります。しかし、強化ガラスには、ガラスの表面に引張り応力に対抗する圧縮応力層が存在するため、フロート板ガラスに比べて、割れにくくなっています。強化ガラスが破損する際には、表面の圧縮応力層と内部の引張応力層のバランスがくずれるため、全面に一瞬にしてクラックが入り、細かい粒状の破片になります。

テンパライト断面応力図

テンパライト断面応力図

輸出の際のご注意

■製品含有化学物質に関する規制について

以下の製品の構成材料には、EUのREACH規則等で規制される化学物質を、基準値を超えて含有している場合があります。そのため、EUへの輸出やEU向け製品の部品として使用する際は、各種の義務や制限が課せられる可能性があります。

  • <ホームペヤEG>のグレチャン(硬質PVC)
  • <ペヤプラスの>アタッチメント(PVC)
  • 複層ガラス製品に使用される封着材のうち、ポリサルファイド系のもの
  • <やわらぎ>の塩化ビニル樹脂フィルム

これらのものを輸出する場合は納入先の代理店等にご相談ください。

表 製品(成形品)に対する主な規制
仕向け 規制名称 規制内容 規制物質例 備考(対象商品例)
EU REACH規則 制限物質
[使用の禁止]
カドミウム、
有機スズ化合物、
DEHP、BBP、
DBP、DIBP等
DEHP、BBP、DBP、DIBPを可塑化材料中に合計0.1重量%超含有する成形品は、一部の適用除外を除いて上市できません。
  • 複層ガラスの一部製品は、封着材にBBPを含有しています。
  • <ホームペヤEG>、<ペヤプラス>、<やわらぎ>の部材には、DEHPを含有するものがあります。
EU REACH規則 認可対象候補物質(SVHC)
[含有量等の伝達義務]
カドミウム、鉛、
DEHP、BBP、
DBP、DIBP等
成形品中の含有率が0.1重量%を超える場合、安全に使用するための情報等を伝達する義務があります。
  • 複層ガラスの一部製品は、封着材にBBPを含有しています。
  • <ホームペヤEG>、<ペヤプラス>、<やわらぎ>の部材には、DEHPを含有するものがあります。
EU RoHS指令 特定有害物質
[使用の禁止]
鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、
DEHP、BBP、
DBP、DIBP等
均質材料中の最大許容濃度0.1重量%(カドミウムのみは0.01重量%)を超える含有は禁止されています。
  • 複層ガラスの一部製品は、封着材にBBPを含有しています。
  • <ホームペヤEG>、<ペヤプラス>、<やわらぎ>の部材には、DEHPを含有するものがあります。
米国
カリフォルニア州
EWRA
(電子機器廃棄物リサイクル法)
ビデオディスプレイ機器に対する重金属類の規制 鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、PBB類等 4インチ以上のスクリーン(ブラウン管、液晶ディスプレイ等)を含んだビデオディスプレイ機器への重金属類の使用が制限されています。
カナダ CEPA
(カナダ環境保護法)
有害物質規制 ポリ塩化ナフタレン、ヘキサクロロベンゼン、PFOS、PFOA 等 規制物質を含有する製品は、カナダ国内での製造、使用、販売、輸入等が禁止されています。(Prohibition of Certain Toxic Substances Regulations, 2012)
中国 電器電子製品有害物質使用制限管理弁法 電気製品に対する重金属等の規制 鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、PBB、PBDE 中国国内で生産、販売、輸入された電気製品に対する規制です。
  • 注1)各国のその他規制には、成形品は対象外でも、化学品や原材料は規制対象となるものもあります。(米国、中国、韓国、欧州等)
  • 注2)法規制よりも、お客様毎の要求事項が、厳しい場合があり、注意が必要です。

板ガラスの納まり寸法標準

日本建築学会では、建築工事標準仕様書・同解説 ガラス工事(JASS17)のなかで、不定形シーリング材構法、グレイジングガスケット構法について、耐震性などの性能について特記されていない場合における納まりの寸法標準を示しています。
ここでは、JASS17を基本にして、AGCの関連製品をご使用いただく際の各種クリアランス・かかり代の寸法をご提案するものです。
表内の数値を標準として、ガラスの製品精度・サッシの製作精度・施工誤差などを考慮し、なるべく余裕をもってご設計ください。

  1. (1)不定形シーリング材構法の納まり寸法標準

    最も標準的な三方押縁で、中桟のない建具の場合の標準を示しています(四方押縁はこれに準じます)。

    一方押縁・二方押縁の場合は、施工時に板ガラスのやり返しやケンドンが必要となりますので、作業性を考慮して別途寸法を考慮してください。

表1

材種

不定形シーリング材

形態

標準的なカーテンウォール

サッシ固定部

サッシ可動部

上部縦断面図

標準的なカーテンウォールの上部縦断面図

サッシ固定部の上部縦断面図

サッシ可動部の上部縦断面図

左右部断面図

標準的なカーテンウォールの左右部断面図

サッシ固定部の左右部断面図

サッシ可動部の左右部断面図

下部縦断面図

標準的なカーテンウォールの下部縦断面図

サッシ固定部の下部縦断面図

サッシ可動部の下部縦断面図

寸法表現

面クリア

ランス

エッジクリアランスb

かかり代

面クリア

ランス

エッジクリアランスb

かかり代

面クリア

ランス

エッジクリアランスb

かかり代

種類

商品名

呼び厚さ*1

(ミリ)

b1

b2

b3

b1

b2

b3

b1

b2

b3

a

c

a

c

a

c

板ガラス

型板ガラス

フロ−ト板ガラス

すり板ガラス

型板ガラス

クリアサイトⅡ

3、4、5

5

6

6

7

10

5

5

5

7

10

5

3

3

7

10

6

5

6

6

7

10

5

6

6

7

10

5

4

4

7

10

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5

8

9

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5

8

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5

6

6

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10

5

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5

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10

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5

8

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8

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12

6

12

12

10

14

6

12

12

10

14

6

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10

10

14

15

6

15

15

10

18

6

15

15

10

18

19

6

19

19

12

22*2

6

19

19

12

22*2

網入・線入磨き板ガラス

網入・線入型板ガラス

ヒシワイヤ

クロスワイヤ

プロテックス

6.8

5

7

9

7

10

5

7

7

7

10

5

5

5

7

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10

5

10

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12

5

10

10

8

12

5

8

8

8

12

熱線吸収板ガラス

高遮蔽性能熱線反射ガラス

*3

サンユーログレー

サンユーロブロンズ

サングリーン

サンルックスT

5

5

6

6

7

10

5

5

5

7

10

5

3

3

7

10

6

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6

6

7

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5

6

6

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10

5

4

4

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8

5

8

9

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10

5

8

8

8

10

5

6

6

8

10

倍強度ガラス

強化ガラス

熱処理ガラス

HSライト

テンパライト

ミストロンエース

ホームテンパ

ホームミストロン

スクールテンパ

スクールミストロン

テンパライトNS

セラプリライト

4

7

6

7

7

10

7

5

5

7

10

7

3

3

7

10

5

7

6

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7

10

7

5

5

7

10

7

3

3

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7

6

7

7

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7

6

6

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7

4

4

7

10

8

10

8

9

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8

8

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6

6

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10

10

10

10

8

12

10

10

10

8

12

10

8

8

8

12

12

14

12

12

10

14

14

12

12

10

14

14

10

10

10

14

15

14

15

15

10

18

14

15

15

10

18

  • *1商品によっては、呼び厚さに示す板厚がないものもありますので、製造の可否は各商品ページのラインナップにてご確認ください。
  • *2フロート板ガラス19ミリのかかり代はガラス切断面の反射が許容される場合は20mmとすることができます。
  • *3映像調整を要求される場合の面クリアランスaは、上記表の値に2mm加算してください。
表2

材種

不定形シーリング材

形態

標準的なカーテンウォール

サッシ固定部

サッシ可動部

上部縦断面図

標準的なカーテンウォールの上部縦断面図

サッシ固定部の上部縦断面図

サッシ可動部の上部縦断面図

左右部断面図

標準的なカーテンウォールの左右部断面図

サッシ固定部の左右部断面図

サッシ可動部の左右部断面図

下部縦断面図

標準的なカーテンウォールの下部縦断面図

サッシ固定部の下部縦断面図

サッシ可動部の下部縦断面図

寸法表現

面クリア

ランス

エッジクリアランスb

かかり代

面クリア

ランス

エッジクリアランスb

かかり代

面クリア

ランス

エッジクリアランスb

かかり代

種類

商品名

呼び厚さ*1

(ミリ)

b1

b2

b3

b1

b2

b3

b1

b2

b3

a

c

a

c

a

c

透明合わせガラス

ラミセーフ

(熱吸を除く)

ラミセーフセキュリティー

ラミシャット

  6(3+3)

7

7

6

7

10

7

6

6

7

10

7

4

4

7

10

  8(4+4)

8

8

8

8

10

8

8

8

8

10

8

6

6

8

10

10(5+5)

8

10

10

8

12

8

10

10

8

12

8

8

8

8

12

12(6+6)

11

12

12

10

14

11

12

12

10

14

11

10

10

10

14

16(8+8)

11

16

16

10

20

11

16

16

10

20

20(10+10)

11

20

20

12

24*2

11

20

20

12

24*2

24(12+12)

11

24

24

12

29*2

11

24

24

12

29*2

熱線吸収合わせガラス

高遮蔽性能熱線反射合わせガラス

ラミセーフ

(熱吸、サンルックスT)

  8(5+3)

8

8

8

8

10

8

8

8

8

10

8

6

6

8

10

10(5+5)

8

10

10

8

10

8

10

10

8

10

8

8

8

8

10

12(6+6)

11

12

12

10

12

11

12

12

10

12

11

10

10

10

12

16(8+8)

11

16

16

10

16

11

16

16

10

16

網入・線入合わせガラス

ラミセーフ

(網入・線入)

11.8(6.8+5)

11

12

12

10

15

11

12

12

10

15

11

12

12

10

15

12.8(6.8+6)

11

13

13

10

16

11

13

13

10

16

14.8(6.8+8)

11

15

15

10

18

11

15

15

10

18

18(10+8)

11

18

18

12

22*2

11

18

18

12

22*2

20(10+10)

11

20

20

12

24*2

11

20

20

12

24*2

22(10+12)

11

22

22

12

27*2

11

22

22

12

27*2

透明複層ガラス

熱線吸収複層ガラス

高遮蔽性能熱線反射複層ガラス

高断熱複層ガラス

高遮熱断熱複層ガラス

ペアガラス

(網入・線入以外)

サンバランス(同)

3+A+3

5

6

5

7

15

5

6

5

7

15

5

3

3

7

15

4+A+4

5

6

5

7

15

5

6

5

7

15

5

3

3

7

15

5+A+5

5

6

5

7

15

5

6

5

7

15

5

3

3

7

15

6+A+6

5

6

5

7

15

5

6

5

7

15

5

3

3

7

15

8+A+8

7

8

8

8

17

7

6

6

7

17

7

5

4

7

17

10+A+10

7

8

8

8

19

7

6

6

7

19

7

5

4

7

19

12+A+12

7

8

8

8

21

7

6

6

7

21

7

5

4

7

21

網入・線入複層ガラス

ペアガラス(網入・線入)

サンバランス(同)

6.8+A+5

5

6

5

7

15

5

6

5

7

15

5

3

3

7

15

6.8+A+6

5

6

5

7

15

5

6

5

7

15

5

3

3

7

15

  • *1商品によっては、呼び厚さに示す板厚がないものもありますので、製造の可否は各商品ページのラインナップにてご確認ください。
  • *2合わせガラスの呼び厚さ18、20、22、24ミリのかかり代はガラス切断面の反射が許容される場合は20mmとすることができます。
  • 注)各寸法の設定根拠は次のとおりです。
  • 標準寸法
    板の辺長比は、実施工で多いと考えられる2:3のものを標準形とした。
    厚さ別では、3〜6ミリ:1500×1000mm  8〜10ミリ:2000×1350mm  12〜19ミリ:3000×2000mm
  • b1、b2にかかわる層間変位角などの考え方
  • 1.標準的なカーテンウォールは、S造に取り付くケースが多いので、層間変形角は中地震などの1/200を想定している。補正係数αは2.0を取っている。
  • 2.サッシ固定部は、壁の多いSRC造およびRC造に取り付くケースが多いので、層間変形角は中地震時の1/500を想定している。補正係数αは2.0を取っている。
  • 3.サッシ可動部は、枠と障子の間のクリアランスを考慮し、エッジクリアランスb1、b2については、サッシ固定部の値から2mm減じることとしている。
  1. (2)グレイジングガスケット構法納まり寸法標準
表3

材種

グレイジングチャンネル

グレイジングビード

その他のガスケット

形態

サッシ可動部

サッシ可動部

サッシ固定部

上部縦断面図

グレイジングチャンネルサッシ可動部の上部縦断面図

グレイジングビードサッシ可動部の上部縦断面図

その他のガスケットサッシ固定部の上部縦断面図

左右部断面図

グレイジングチャンネルサッシ可動部の左右部断面図

グレイジングビードサッシ可動部の左右部断面図

その他のガスケットサッシ固定部の左右部断面図

下部縦断面図

グレイジングチャンネルサッシ可動部の下部縦断面図

グレイジングビードサッシ可動部の下部縦断面図

その他のガスケットサッシ固定部の下部縦断面図

寸法表現

面クリア

ランス

エッジクリアランスb

かかり代

面クリア

ランス

エッジクリアランスb

かかり代

面クリア

ランス

エッジクリアランスb

かかり代

種類

商品名

呼び厚さ*1

(ミリ)

b1

b2

b3

b1

b2

b3

b1

b2

b3

a

c

a

c

a

c

板ガラス

フロート板ガラス

すり板ガラス

クリアサイトⅡ

3、4、5

2

3

3

3

4

2

3

3

3

4

5

5

5

7

10

6

2

3

3

3

6

2

3

3

3

6

5

6

6

7

10

8

5

8

8

8

10

10

5

10

10

18

12

12

6

12

12

10

14

15

6

15

15

10

18

19

6

19

19

12

22

型板ガラス

4

2

3

3

3

6

2

3

3

3

6

5

5

5

7

10

6

2

3

3

3

6

2

3

3

3

6

5

6

6

7

10

網入・線入磨板ガラス

網入・線入型板ガラス

ヒシワイヤ

クロスワイヤ

プロテックス

6.8

3.5

4

4

4

6.5

3.5

4

4

4

6.5

5

7

7

7

10

10

5

10

10

8

12

熱線吸収板ガラス

高遮蔽性能熱線反射ガラス

サンユーログレー

サンユーロブロンズ

サングリーン

サンルックスT

5

2

3

3

3

4

2

3

3

3

4

5

5

5

7

10

6

2

3

3

3

6

2

3

3

3

6

5

6

6

7

10

8

5

8

8

8

10

倍強度ガラス

強化ガラス

熱処理ガラス

HSライト

テンパライト

ミストロンエース

ホームテンパ

ホームミストロン

スクールテンパ

スクールミストロン

テンパライトNS

セラプリライト

4

2

3

3

3

6

2

3

3

3

6

7

5

5

7

10

5

2

3

3

3

6

2

3

3

3

6

7

5

5

7

10

6

2

3

3

3

6

2

3

3

3

6

7

6

6

7

10

8

10

8

8

8

10

10

10

10

10

8

12

12

14

12

12

10

14

15

14

15

15

10

18

  • *1商品によっては、呼び厚さに示す板厚がないものもありますので、製造の可否は各商品ページのラインナップにてご確認ください。
表4

材種

グレイジングチャンネル

グレイジングビード

その他のガスケット

形態

サッシ可動部

サッシ可動部

サッシ固定部

上部縦断面図

グレイジングチャンネルサッシ可動部の上部縦断面図

グレイジングビードサッシ可動部の上部縦断面図

その他のガスケットサッシ固定部の上部縦断面図

左右部断面図

グレイジングチャンネルサッシ可動部の左右部断面図

グレイジングビードサッシ可動部の左右部断面図

その他のガスケットサッシ固定部の左右部断面図

下部縦断面図

グレイジングチャンネルサッシ可動部の下部縦断面図

グレイジングビードサッシ可動部の下部縦断面図

その他のガスケットサッシ固定部の下部縦断面図

寸法表現

面クリア

ランス

エッジクリアランスb

かかり代

面クリア

ランス

エッジクリアランスb

かかり代

面クリア

ランス

エッジクリアランスb

かかり代

種類

商品名

呼び厚さ*1

(ミリ)

b1

b2

b3

b1

b2

b3

b1

b2

b3

a

c

a

c

a

c

透明合わせガラス

ラミセーフ

(熱吸を除く)

ラミセーフセキュリティー

ラミシャット

  6(3+3)

2

3

3

3

6

2

3

3

3

6

7

6

6

7

10

  8(4+4)

8

8

8

8

10

10(5+5)

8

10

10

8

12

12(6+6)

11

12

12

10

14

16(8+8)

11

16

16

10

20

20(10+10)

11

20

20

12

24

24(12+12)

11

24

24

12

29

熱線吸収合わせガラス

高遮蔽性能熱線反射合わせガラス

ラミセーフ
(熱吸、サンルックスT)

  8(5+3)

8

8

8

8

10

10(5+5)

8

10

10

8

10

12(6+6)

11

12

12

10

12

16(8+8)

11

16

16

10

16

網入・線入合わせガラス

ラミセーフ

(網入・線入)

11.8(6.8+5)

11

12

12

10

15

12.8(6.8+6)

11

13

13

10

16

14.8(6.8+8)

11

15

15

10

18

18(10+8)

11

18

18

12

22

20(10+10)

11

20

20

12

24

22(10+12)

11

22

22

12

27

透明複層ガラス

熱線吸収複層ガラス

高遮蔽性能熱線反射複層ガラス

高断熱複層ガラス

高遮蔽断熱複層ガラス

ペアガラス

(網入・線入以外)

サンバランス(同)

3+A+3

2

3

3

5

13

2

3

3

5

13

5

6

5

7

15

4+A+4

2

3

3

5

13

2

3

3

5

13

5

6

5

7

15

5+A+5

2

3

3

5

13

2

3

3

5

13

5

6

5

7

15

6+A+6

2

3

3

5

13

2

3

3

5

13

5

6

5

7

15

網入・線入複層ガラス

ペアガラス(網入・線入)

サンバランス(同)

6.8+A+5

2

3

3

5

13

2

3

3

5

13

5

6

5

7

15

6.8+A+6

2

3

3

5

13

2

3

3

5

13

5

6

5

7

15

  • *1 商品によっては、呼び厚さに示す板厚がないものもありますので、製造の可否は各商品ページのラインナップにてご確認ください。
  • 注1)

    強化ガラス・倍強度ガラス・熱処理ガラスをご使用になる場合は、破損時に破片が落下しにくい不定形シーリング構法、またはグレイジングチャンネル構法を推奨します。
  • 注2)

    複層ガラスをグレイジングビード構法、グレイジングチャンネル構法で使用する際の納まり寸法標準については、「複層ガラスとサッシの取合いに関する仕様基準と解説」(平成16年7月板硝子協会、(社)日本サッシ協会)によります。
    複層ガラスにグレイジングチャンネル構法を用いる場合は、排水に有効な孔あきグレイジングチャンネルを必ずご使用ください。
  • 注3)各寸法の設定根拠は次の通りです。
  • 標準寸法
  • 1グレイジングチャンネル サッシ可動部 標準寸法は考えていない。
  • 2グレイジングビード サッシ可動部 標準寸法は考えていない。
  • 3その他のガスケット サッシ固定部 不定形シーリング材構法「サッシ固定部」と同じ。
  • b1、b2にかかわる層間変位角などの考え方
  • 1グレイジングチャンネル サッシ可動部 層間変位追従性は考慮しない。
  • 2グレイジングビード サッシ可動部 層間変位追従性は考慮しない。
  • 3その他のガスケット サッシ固定部 不定形シーリング材構法「サッシ固定部」と同じ。
  • b3にかかわる止水・排水性の考え方
  • 1グレイジングチャンネル サッシ可動部 溝内の排水性を考慮しない。
  • 2グレイジングビード サッシ可動部 溝内の排水性を考慮しない。
  • 3その他のガスケット サッシ固定部 溝内の水の滞留を許容しない。許容するものについては、b3を規定しない。