設計・施工上の注意
【サンスモークカット共通】
ガラス防煙壁の落下にご注意ください
- ・ガラス防煙壁は、法令が定める定期的な点検において、き裂、破損、変形等がないことを確認することが求められています。地震等による大きな外力を受けた場合には、吊り棒が破断する可能性もありますので、定期的な点検の際には、ガラスの割れ・ヒビ等の外観異常だけではなく、ガラス列の傾きや化粧材の変形、シーリング材及びガスケット等の経年劣化についても、目視による点検を実施してください。
- ・点検にあたっては、以下の点をご確認ください。
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- ①ガラスが割れていないこと、ヒビが入っていないこと
- ②ガラス下辺のカバー材が変形していないこと、カバー材どうしのつなぎ目がずれていないこと
- ③天井フレームのシーリングが切れていないこと、防煙ゴムがある場合には、天井フレームから外れていないこと
- ④ガラスとガラスの間のシーリングが切れていないこと
- ⑤端部ガスケットまたは端部シーリングが破損していないこと、垂直に設置されていること
- ・いずれかに不具合が確認された場合は、速やかに補修、交換をお願いします。
【サンスモークカットT】
- ・冬期に施工した場合、夏期の温度上昇によって化粧材が膨張するため、化粧材にたわみが発生する可能性があります。化粧材のジョイント部分には、2mm程度のクリアランスを設けてください。
- ・防煙壁は頭上に来る製品です。商品カタログ「〈耐震型ガラス防煙壁〉サンスモークカットT」の詳細図を参照の上、十分安全配慮の上、設計施工をお願いします。
- ・曲げ加工はできません。
- ・傾斜のついた天井ではお使いいただけません。
- ・内装工作物などを後工事で施工する場合は、ガラス面とは5cm以上のクリアランスを設けてください。