窓に関するお悩みと解決方法の実例をご紹介します。
解決事例 : NO7
業種 : 製造業 G社
調査を進める中、南と東側に窓があり、人数的にもちょうどよいスペースがある事業所が見つかりました。しかし、始業から終業まで一日中職場として利用するには、問題があったのです。その時の状況を、総務部のA氏は次のように振り返ります。 「そこは、南側に大きな窓があり、開放感があってよかったのですが、すぐ隣に原料倉庫がありました。日中は搬送用の大型トラックやフォークリフトなどが常時出入りしているので、就業時間中ずっと騒音がひどくて、事務作業に集中できそうにありません」
また日照や室温の問題もありました。夏は長時間にわたって日光が当たるため、窓側の席は気温が上がってしまい、とても落ち着いて仕事などしていられません。その一方で、東側は大きな工場と隣接しており、ほとんど日が当たらず、事業所のスタッフによると、冬場は窓ガラスの結露がひどくカビも多数発生しており、従業員の健康面が心配されました。 上層部からは、早急に問題を解決するようにと指示が出されます。「そう言われても、かけられる時間やコストには限りがあります。それらの条件に合った最適な対策案がなかなか浮かびませんでした」(A氏)。 移転準備の期日が迫り、総務部のメンバーは焦りをつのらせていました。