窓に関するお悩みと解決方法の実例をご紹介します。
解決事例 : NO2
業種 : 教育・学習支援業(私立S高校)
放課後のS高校グラウンドでは、毎日のように野球やサッカーなどの部活動が行なわれ、生徒たちの活発な声が響いていました。これに対し、大学受験を控え、教室で補習授業や模擬試験を受けることも多い3年生を中心に「もっと静かな環境で学習したい」との声が寄せられていたのです。ただ、部活動も重んじる教育方針は学校創設時からのもので、活動を控えさせることはできませんでした。
また、以前より自治体から「学校休業日に、一般の資格試験会場や地域のイベントやサークルの活動場所として校舎を使わせてもらいたい」という要請を受けていました。地域の人々と親密な関係を築いているS高校としては受け入れたいのが本音でしたが、部活動等の声や音の問題が懸念されるため、毎度断らざるを得ない状況でした。
これらのことからS高校では、窓の防音対策を検討する方針を固めたものの、具体的な改修方法の選定に時間がかかっていました。逡巡の原因は「工期とコスト」でした。授業中の工事は、騒音が生徒の集中力を妨げる心配があるため、夏休みなどの長期休暇中に完了する短工期の工事が望ましいと考えていました。さらに調査する中で、窓の改修では多くの場合、足場を設置する必要があるため費用が嵩むことがわかり、予算オーバーも問題となっていたのです。