学校用ガラス

現在の学校建築は、生涯学習施設の併設や地域のコミュニティ施設の役割も兼ね備えるなど、児童や生徒が学ぶだけの場所ではなく、多様化・多目的化の方向を示しています。このように多目的化した学校の窓に求められる機能は、単に風雨を防ぐだけではなく、室内環境の向上や防災安全、防犯などの機能が不可欠になってきます。
また、多くの公立小中学校は、災害時の避難場所として指定されていますが、過去の地震災害では学校のガラスが破損し、建物が避難所として利用できないことも少なくありませんでした。
将来を担う児童や生徒を守るため、また地域の防災拠点としての機能を永く維持するために、窓ガラスの選び方が重要になっています。

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  • 学校用ガラスの歴史
  • 防災の要となる避難所を

学校用ガラスの歴史

-1980年代

1980年代- スクールテンパ【強化ガラス】

2020- スクールバリア【合わせガラス】

スクールバリアエコ【Low-E合わせ複層ガラス】

防災の要となる避難所を

避難所(学校)

全国の公立学校の約9割が避難所に指定されています*1。そのため、学校は地域で最も安全な避難場所でなければなりません。1995年に発生した阪神・淡路大震災では、205校で約4400枚の窓ガラスが破損したという調査結果が出ています*2。子どもたちが安心して学べる場所、そして災害時には地域住民の避難の要となる安全な環境を確保したいものです。

  • *1 文部科学省調べ
  • *2 神戸市教育委員会調べ