ガラス瓦採光システム
屋根採光システム
ガラス瓦採光システムの特長
瓦と同形のガラス製の瓦で屋根開口部分を葺く、トップライトシステムです。日照条件の悪い箇所での採光に効果を発揮します。和・洋の瓦屋根にも対応できます。
- バリエーション
- システム構成
- CADダウンロード
- 3Dシミュレーション
- 特性
バリエーション
納まりなどの詳細は <ガラス瓦採光システム>カタログをご覧ください。
システム構成
<ガラス瓦採光システム>は、ガラス瓦と、簡単に施工し雨仕舞できる下地ユニットで構成されています。
下地ユニットを横(連窓)に並べたり、縦(段窓)に並べたり、さらにこれらを組み合わせ、L字形や大面積のトップライトもデザインできます。
また、ガラス瓦は、太陽光線の透過率がきわめて高く、低膨張で熱に強いホウケイ酸ガラス(不燃材料)でつくられています。普通の瓦同様、雨の浸入を防ぎ、下地ユニットとの組み合わせで二重の防水効果があります。
納まりなどの詳細は <ガラス瓦採光システム>カタログをご覧ください。
CADダウンロード
<ガラス瓦採光システム>のCADデータはこちら。
3Dシミュレーション
<ガラス瓦採光システム>の使用イメージを3Dカタログ.com※
(https://www.3cata.com/product/detail/86)にて3Dシミュレーションでご覧いただけます。
- ※3Dカタログ.comは建築建材コンテンツのカタログサイトです。サイトに対応するCADソフト上で、商品データを配置した立体イメージをシミュレーションすることも可能です。
特性
レイアウトが自由です。
従来の規格品トップライトとは異なり、ガラス瓦と下地ユニットの組み合わせで大面積、L字型など、目的に応じたトップライトデザインが可能です。
屋根面に突出部を作りません。
屋根に凹凸を作らず、瓦屋根の美しさを損ないません。ガラス瓦は普通の瓦同様、野地板部分にほとんど雨を侵入させません。また、野地板部ではアルミ枠に<カーボグラス®XL>*を組み込んだ下地ユニットが、雨水の侵入を防ぎます。二重防水の安心できるシステムです。
- *片面高耐候グレードのポリカーボネートシートです。不燃材料です。 ガラス瓦は熱膨張率の小さいホウケイ酸ガラスを 用いた不燃材料です。
ガラス瓦採光システムの仕様・性能
寸法表
ガラスの品種・寸法などは予告なく変更することがありますのでご了承ください。
一般名 | 品 種(商品名) | 寸法(mm) | 働き寸法*(mm) |
---|---|---|---|
ガラス瓦採光システム | 和53A型 | W305×H305 | W265×H235 |
和53B型 | W315×H295 | W275×H225 | |
和56・60型 | W294×H295 | W254×H225 | |
平板HY型 | W343×H350 | W303×H269〜280 |
- *働き寸法:瓦が施工された状態で露出している寸法のことです。
各種性能表
■ガラス瓦の性能・物性データ
材質 | ホウケイ酸ガラス (*1) | ||
---|---|---|---|
表面性状 | 表面(室外側):平滑 裏面(室内側):型模様(梨地柄) | ||
平均曲げ破壊荷重 | 3528N{360㎏f}(JIS A5208による) | ||
吸水率 | 0% | ||
線膨張率 | 36×10-7/℃ | ||
熱伝導率 | 1.09W/m・K (0.0026cal/cm・sec・℃) 25℃の場合 1.26W/m・K (0.0030cal/cm・sec・℃) 100℃の場合 |
||
耐熱衝撃性 | ヒートショック試験 約100℃ (ガラス瓦サンプルをある温度(t℃)に加熱し、氷水(t0℃)中に浸漬させて破壊させます。 このときの温度差(Δt=t-t0)を耐熱性の指標とします。) |
||
不燃性 | 不燃材料(告示 平成12年建設省告示第1400号「不燃材料を定める件」の十一ガラスによる) | ||
可視光透過率 | 91% (中央部分8ミリ厚、*2) | ||
日射透過率 | 88% (中央部分8ミリ厚、*2) | ||
耐風圧性 | 瓦の耐引きはがし試験 専用クリップ使用で釘固定と同等(引きはがし当社試験) |
- (*1)ホウケイ酸ガラスは理化学機器や耐熱食器などに用いられるガラスで、低膨張・高透過率などが特長です。
- (*2)可視光透過率・日射透過率はガラス瓦単体の性能です。実際には透明野地板が併用されますので、ガラス瓦採光システムの性能表もご参照ください。
- 本サイトに表示している性能値等は、実測値および計算値等を一般的数値としたもので、保証値ではありませんのでご了承ください。
■ガラス瓦採光システムの性能表
項目 | 試験結果・検討結果 | 試験方法・検討条件 |
---|---|---|
気密性 | 正圧の各圧力差における通気量は、JIS A 4706 −1989に規定される気密性区分、2等級線の範囲内にあった。 | 平成3年6月制定の優良住宅部品天窓認定の基準に基づく性能試験実施要領による。 (財団法人ベターリビング筑波建築試験センター) |
水密性 | 圧力差、中央値50kgf/㎡において枠外への漏水は生じなかった。 | |
耐風圧性 | 最大加圧圧力280Kgf/㎡(正圧および負圧)において破壊はなく、除圧後、枠材、障子、金具その他機能上支障のある残留変形はなかった。 | |
採光性 | 拡散板なし:室内中央部で昼光率 約2.8% 拡散板使用(型板ガラス):室内中央部で昼光率 約2.5% 拡散板使用(障子):室内中央部で昼光率 約0.6% |
採光屋根開口部による昼光率測定 ①測定室(6畳) 水平投影面積/室面積=1/17.6 ②採光屋根開口部の大きさは、ガラス瓦4段4列 ③拡散板サイズは875×730mm ④測定時の天候は、影の生じない曇り空 |
耐積雪性 | 積雪時(積雪荷重+瓦荷重) 瓦積載時(瓦荷重+人荷重) それぞれの荷重において瓦桟補強スチールの たわみ量計算値は許容値以下となった。 |
瓦桟補強スチールのたわみ量が、許容値であるL/200(Lは垂木間距離)以下になるかを検討する。 ①積雪量 200cm ②積雪荷重 400kg(単位積雪荷重 2kg/㎡・cm) ③人の荷重 60kg/人 ④瓦の荷重 36kg/㎡ ⑤垂木間距離 45.5cm ⑥瓦桟補強スチール 専用部品 |
可視光透過率 | ガラス瓦+下地ユニット(網入板ガラスなし) 80% ガラス瓦+下地ユニット(網入板ガラス付き) 67% |
当社調べ |
日射透過率 | ガラス瓦+下地ユニット(網入板ガラスなし) 74% ガラス瓦+下地ユニット(網入板ガラス付き) 53% |
- 財団法人ベターリビングの試験成績書は有効期間外ですが、仕様は試験時と同一ですので同等と判断します。参考としてご利用ください。
- 本サイトに表示している性能値等は、実測値および計算値等を一般的数値としたもので、保証値ではありませんのでご了承ください。
ガラス瓦採光システムの主な特性
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