サンバランス®(ビル用)

遮熱・断熱・採光

ガラスの選定に求められる熱・光学特性

ガラスの選択時には断熱・遮熱性能はもちろん、採光性の確保も重要です。窓から出入りする熱をコントロール(遮熱・断熱)しながら、光を最大限に採り込む事ができる明るいガラス(採光)が求められています。<サンバランス>は省エネ効果が高く建物の冷暖房負荷を低減でき、CO2の排出抑制にも貢献します。同時に自然光による適度な室内の明るさを演出できるバランスのとれた製品です。目的に合わせて、様々なラインナップからお選びいただけます。

遮熱性能、断熱性能、採光性能  グラフ:冷房負荷と暖房負荷、グラフ:室内の明るさと暖房負荷、グラフ:室内の明るさと冷房負荷

優れた遮熱性

採光や内部の開放感などを考慮して開口部を大きく取ると、夏の冷房効率が落ちます。原因となる日射熱の室内への侵入を抑制する性能を「日射遮蔽性能」といいます。窓の日射遮蔽性能を高めるにはガラスの日射透過率を小さくし、ガラスで吸収された熱を室内側に放出されにくくする必要があります。ガラスの日射遮蔽性能を高めるには、Low-E複層ガラス<サンバランス>(日射遮蔽型)がお勧めです。

図:遮熱のしくみ、グラフ:サンバランスの分光光学特性

Low-E複層ガラスの日射区分について

建築研究所が公開する、平成28年省エネルギー基準に準拠したエネルギー消費性能の評価に関する技術情報では、建築物省エネ法で用いられるガラスの熱性能について、Low-E複層ガラスは、ガラスの層数、ガラス厚み、中空層厚み、Low-Eガラスの配置、中空層の気体の種類等によらず、次に示す基本構成のLow-E複層ガラスの日射熱取得率の値で日射区分をしてもよいことになっています。

基本構成のLow-E複層ガラス
[室外側]Low-Eガラス(3ミリ)+空気層(12ミリ)+透明フロート板ガラス(3ミリ)[室内側]

AGCのLow-E複層ガラスでは、サンバランスピュアクリア、及びサンバランスシルバーを「日射取得型」、これら以外のサンバランスを「日射遮蔽型」と区分しています。