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東京建物八重洲ビル ステップテラスにAGCの太陽光発電ガラス サンジュール®導入
―環境省 太陽光発電導入支援事業に初採択、JSA規格(S1024)に初認定―

AGC(AGC株式会社、本社:東京、社長:平井良典)と東京建物(東京建物株式会社、本社:東京、社長:小澤克人)は、2011年竣工の東京建物八重洲ビル(以下、当ビル)のステップテラスに、AGCの太陽光発電ガラス サンジュール®を導入しました*1。本取り組みは、環境省が推進する建材一体型太陽光発電設備(以下、BIPV)の導入支援事業に初めて採択されました*2。また、当ビルは日本規格協会が発効したJSA規格S1024「太陽電池パネルを設置した建築物等の土地有効活用スコアの評価方法」で規定された「土地有効活用型PV設置建築物等」として初めて認定されます*3

東京建物八重洲ビル ステップテラスに導入されたAGCの太陽光発電ガラス サンジュール®

近年、気候変動による気温上昇や都市化の進展等に伴い、都心部の建物では電力需要が増加しています。しかし、主にスペースの制約から、オンサイトでの再生可能エネルギー創出は十分に発展していませんでした。AGCの太陽光発電ガラス サンジュール®は、建築物のガラスとしての役割と発電機能を両立する製品です。サンジュール®の導入により、従来活用されていなかった窓や壁などから、太陽光由来の再生可能エネルギーを創出することが可能になります。

また本取り組みは、環境省のBIPV導入支援のうち「窓、壁等と一体となった太陽光発電」として初めて採択されました。環境省は今後採択事例を増やし、民間事業者や団体による自家消費型・地産地消型の再生可能エネルギー導入を促進していく見込みです。なお、当ビルが初の認定事例となったJSA規格S1024「太陽電池パネルを設置した建築物等の土地有効活用スコアの評価方法」は、AGCが事務局を務め、東京建物が参画した規格開発グループの提案に基づいて発効されました。この規格に従い、「土地有効活用型PV設置建築物等」として認定されることで、建築物のESG評価を高め、価値向上が図られます。今後、建築物の再エネポテンシャルの活用度を評価する有効な指標として、本規格の普及を推進していきます。

AGCと東京建物は、今後もサンジュール®の導入拡大等を通じて、都心部の脱炭素化を促進しサステナブルな社会の実現に貢献していきます。

〈注釈〉
 *1 関連リリース(AGC 2024年3月4日発表)
   建材一体型太陽光発電ガラス サンジュール®、東京建物株式会社の2023年度NIKKEI脱炭素アワード 奨励 賞受賞に貢献
 *2 民間企業等による再エネ主力化・レジリエンス強化促進事業のうち窓、壁等と一体となった太陽光発電の導入加速化支援事業の公募開始 | 報道発表資料 | 環境省
   採択日:2024年7月12日
 *3 認定日:2025年3月19日
   当ビルに導入した太陽電池パネルの建築面積、および、定格出力は以下の通りです。

  a) 建築物の名称及びその建築面積
    名称:東京建物八重洲ビル
    建築面積 S1:1,764.16 m2
  b) 建築物に設置した太陽電池パネルの定格出力の総和
    定格出力の総和 P1:5.19 kW
    平置き太陽電池パネルの定格出力:0 kW
    窓、壁面の太陽電池パネルの定格出力:5.19 kW
  c) 土地有効活用スコア(LUCF)
    LUCF = P1 / S1 = 2.9 W/m2
  よって当ビルは、LUCFが1W/m2以上であり、「土地有効活用型PV設置建築物等」に適合することとなります。
  土地有効活用スコア(LUCF)の算出方法は、関連リリース(AGC 2024年12月23日発表)をご参照ください。

■サンジュール®について
サンジュール®は、ガラスのデザイン性と発電機能を両立した建材一体型の太陽光発電ガラスです。
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