クリアサイト®

注意事項・品質保証等

ガラスを安全に末永くお使いいただくために

設計・施工上の注意

【クリアサイトII】

  • <クリアサイトⅡ>は低反射膜を両面コーティングしたガラスです。そのため低反射膜に指紋、ほこり、汚れなどが付着した箇所がある場合、フロート板ガラスに比べて目立ちやすくなります。
  • <クリアサイトⅡ>は映り込みを抑えたガラスのため、人がぶつかるおそれがあります。必要に応じて、衝突防止措置を施してご使用ください。
  • 太陽光の反射防止、眩しさ防止にはなりません。太陽光や強い照明は反射して眩しく見えます。
  • 照明などの光源や白いもの(壁、机など)は反射して見えます。照明の位置や内装色などと併せて設計をお願いします。
  • 正面から見たときに最大限に低反射効果を発揮します。斜めから見た場合は、可視光反射率は相対的に大きくなりますがフロート板ガラスを斜めから見た場合よりは低反射効果があります。
  • 飛散防止フィルムを貼った場合、低反射効果が損なわれます。飛散防止性能が必要な場合は、合わせガラス仕様をお使いください。
  • 表面に水や結露が付着した場合、一時的に低反射効果がなくなります。
  • 温泉や温水プールなどの常に水滴が付着する箇所では、長期的に膜面に悪影響を及ぼす可能性があります。ご使用をお避けください。
  • 在庫・輸送する際は水ぬれを起こさないようにしてください。
  • 施工時に傷がつかないように、低反射膜を保護してください。
  • 施工現場でガラスのはめ込み後、吹き付け剤などの薬剤や汚れが付くおそれのある場合は、粘着の弱い保護フィルムなどで養生してください。
  • シーリング材が低反射膜面に付着した場合はすぐに柔らかい布などで拭きとってください。
  • <クリアサイトⅡ>合わせガラス仕様の設計・施工上の注意は、通常の合わせガラスに準じてください。

使用上の注意

【クリアサイトII】

  • 低反射膜は実用上十分な性能があり、変質などが生じにくくなっていますが長期間機能を保つためによく清掃し汚れを除去してください。
  • 汚れが付着した場合、通常はスポンジや布を使って水で洗うだけで十分です。洗剤をご使用の際には研磨剤を含まない中性洗剤などを柔らかい布に含ませ、軽く拭いてください。
  • 表面は固いものでこすると傷になります。
  • 研磨剤を含んだ洗剤や酸、アルカリ度の強い洗剤は膜面の傷や劣化を起こす可能性があります。ご使用をお避けください。
  • 撥水性の成分が入った洗剤のご使用はお避けください。
  • スクイージーを使用する場合、金具がガラス面に当たるような使い方をしますとコーティング面に傷がつきます。また、〈クリアサイトⅡ〉と清掃用具の間に砂塵や微細な固形物が挟まれると傷がつきます。除去してから清掃してください。
  • 外壁材のクリーニング時には、クリーニング剤が付着しないようにご注意ください。
  • ステッカーなどは、剥がす際に低反射膜を傷つける可能性があります。貼らないでください。
  • 低反射膜は、傷がつくと修復できません。
  • 詳しいお手入れ方法に関しては、「[低反射ガラス]クリアサイトⅡ <メンテナンスマニュアル>」をご覧ください。

●おことわり

  • 光の干渉を利用して反射を抑えていますので、反射には色調が現れます。色調及び反射率は、見る角度や部屋の明るさによって異なり、眩しく感じる場合や実際の色と異なる場合があります。とくに、蛍光灯や白いものが反射する場合や、屋外が真っ暗で室内が非常に明るい場合に顕著になります。
  • <クリアサイトⅡ>は、可視光透過率が非常に高いですが、透過色は完全な無色ではありません。